台風19号が去って考えること
狩野川台風の再現かと危惧され伊豆半島下田付近から日本に侵入してきた19号。
🐇も築45年の古い建物に大きな被害が及ぶのではと…、心配でわざわざ東京から西伊豆のアトリエに移動して滞在し庭の片付けや風対策に注力し屋根が飛ぶ覚悟で当日に備えました。(東京は岸辺のアルバムで見た家が流された多摩川沿いの住宅地:事件後大掛かりな護岸工事が行われ冠水の危険はなくなった)
結果、地政学的な高台の集落の環境と台風の侵入経路が事前の予想通り台風の中心(目)が飛行機が滑走路に降りるごとく真上を通過したおかげで風の影響が東側に注ぎ同じく東側の斜面に遮られて奇跡的に(いや計算通り)家屋の損壊の恐怖から免れることができ、ものが飛んだり屋根が吹き飛ぶこともなく台風が去っていくのを見送りました。
逆に東伊豆の地域は大雨による冠水や家の水没の被害も出て、現在のように事前に台風情報が国民に共有される時代と61年前の情報が少なくいきなり台風に見舞われる時代とは死者や行方不明者1200人とは違う状況でしたが台風の勢力はかなり強かったのと県内の被害が大きかったのも事実です。
治水の方も住いの高台の集落は山から流れ落ちる鉄砲水の様な濁流を幾つもの水路があって海に放出できる道が複数存在し直ぐ傍を通るのですが台風経過後も水路を流れ落ちる水の音は一日続いていました。
結果、ほとんど無傷で安全に台風をやり過ごすことが出来、むしろ冬に低気圧が発生した時の偏西風(強い季節風)の時の方が海からの風が強い状況にも何度も遭遇しているので天候についての学習がかなり出来たのも事実です。
長くなりました。写真は首都圏の治水に役立った「地下神殿」と呼ばれる排水管の資料です。