マリオン退院から１週間。ＣＴ写真を借り受けに再び札幌の病院まで行ってきた。病棟のある６階まで階段を上ったが、入院時より体力が落ちたかマリオンは上りきった時椅子にへばって息を切らせていた。こりゃー珊内での生活がどれだけ運動不足かを表しているな。病棟では１週間ぶりなのに妙に懐かしい気持ちでナースさん達と会う。ナースのＴさんが「昨日積丹まで行ってきたんですよ。」と話しかけてくれた。しかし我が村から先が通行止めということもあって神威岬から引き返したらしい。しかしマリオンの住むこの珊内を意識に入れてくれていたことが本当に嬉しかった。
ひとつ耳寄りなお知らせを。　　　　現在通行止めの大森大橋の仮橋が１２月中旬までには通行可能になるらしい。まぁ希望的推測の域かもしれないが・・・　ということでＴさんに「通行できるようになったら　また来てくださいね。そして珊内に寄ってもしマリオンがグータラしてたら首に縄つけて散歩に連れ出してください」と頼んでおいた。　　　札幌の帰りに小樽に寄り、旧マイカル小樽で買い物をした際、そこそこに歩いたので今日の歩行はまぁよしとした次第。　僕は時折襲ってくる盲腸の痛みに脂汗を流す状態なので、それ以上は僕も付き合えなかったのが実情。　マリオンをリードする上で、僕が健康でなければならない事を実感する。
それにしても本当に多くの人に支えられたマリオンとワタクシであります。　ここに心からの感謝をこめて。
ありがとうございます。　

腹の激痛と発熱と下痢と吐き気治まらず　本日村の診療所が出張診療で珊内に来るので、行ってみた。　僕は単に食あたりと読んでいたが、医師の見立ては「虫垂炎」いわゆる盲腸。　　　　珊内から村の診療所まで橋があれば車で１０分。しかし　橋が落ちている今ではグル〜〜と回って１時間半かかる。医師は毎日通って触診した方がいいのだがと言うが、それは無理というもの。「とりあえず痛みを堪えて無理はしないように、薬で痛みが引かなければ紹介状を書きます」と医師は言う。　前夜、マリオンと話していて＜胃潰瘍だったら胃カメラだ！私の鼻管に比べれば胃カメラなんて大したことない！＞と脅されていたので、盲腸と分っただけでも一寸安心。　　しかし２２日にはマリオン父の手術。我が家は手術がブームなのか？　　とにかく今日もらった薬で今のところ痛みは薄らぐことなはい。どちらにしろ切ったほうが後々いいからと世間の声。　マリオンやマリオン父の手術に比べれば盲腸なんて屁でもない。いや術後は屁が出なきゃ困るが、その点は屁コキは得意なので大丈夫だろう。　そんな状態でマリオンの歩行訓練に付き添えないでいる。　ひょっとすると、マリオンの入院した病院で僕が患者でマリオン付き添いという逆転現象が起きるかも。　　あっちゃーまた仕事休まねば・・・。でもうまくすれば札幌で１件だけジャムセッション参加できなかった店があり、心残りだったが腹を押さえながらでも参加できるかな？
何時から入院で何時手術かはまだ不明だが。
今日は昼にぶっかけうどん。夜はお好み焼き。

激しい腹痛と軽い吐き気と頭痛と倦怠感にまみれながら働いてきましたがな。　　昼は昼飯も食わず寝ていたのでマリオンを歩行訓練に連れ出せず。
札幌で献血した時の血液成分表が届いていたが、毎年　村の診断でコレステロール値と白血球数値が異様に高いのだが、献血での結果は　まったく問題なし。健康そのもの。だが、今はめたくそしんどい。　だから　早く寝るのだ。

いや〜〜〜参った！　なーんかしんどいと思って熱を計ると７度５分あった。
今日の昼はチャンカーを歩行訓練に連れ出そうと強行に誘ったが睡魔の方が強かったようで昼寝されてしまった。なので諦め僕も昼寝。多分この昼寝が良くなかったかもしれない。なんせ毛布も何もかけずに寝てしまい、起きた時は胃痛か単なる腹痛かわからないが腹が病んで、午後の仕事中むかつきがあり、夜帰宅して頭がボーッとする。んで熱を計ったんだが、慌てて夏からの残り物である氷菓子を冷凍庫から出して食べた。　　今日夕方、仕事先から電話して聞くとマリオンは珊内海岸コースを歩いたようだ。万歩計では２６１８歩。　概算で１キロちょっと歩いたのかな？　まぁ良いとしよう。
今月２８日にマリオンの大のお気に入りのミュージシャン、遠藤ミチロウのライブが小樽であるらしい。　入院中、僕はジャムセッションや合宿に行かせてもらったので、せめてものお返しで行かせてあげたいのだが、２ヶ月の休暇明けでまた休みを取るのはきついし、一人で行かせるのは、まだまだ心配。　誰か付き添いが居てくれればいいのだが・・・・　しかーし、考えてみれば一人で行かせるとしても、交通手段がねーじゃん。
あぁぁぁ熱が・・・寒気が・・・・頭が・・・・・・・悪い！　スーは何か悩みないの？

マリオンの日記にも書いてあるので分っている人も居るかと思われるが、今日　マリオンは片道1キロ、往復で2キロの歩行を行ないました。パチパチパチ
まっ僕が連れ出し一緒に歩いたわけですが、寒風にさらされ怒濤の波しぶきを受けながらの散歩でした。　悪天候では無理かもしれないけど、今後このコースを日課としたいと思います。僕にとってもいい運動になるだろうから。
マリオンの日記に晩飯のメニューに「茹でたカリフラワー」と書いてあったが、実はブロッコリー。　マリオンはカリフラワーとブロッコリーの違いが分らないらしい。　確かに人によって見分けが困難な事例はある。　昔　僕の知り合いに左利きの知り合いが居て、彼は右と左をしょっちゅう間違える。それは幼い頃「箸を持つのが右、お茶碗持つのが左」と教って以来　彼の頭の中は混乱しているらしい。　あと多いのは金色と銀色を逆に覚えている人とか・・・　　　まぁまぁ今日のマリオンは偉いよ。でもね、この2キロに甘んじてその後の歩行はしなかったらしいので、二重丸の大変よくできましたはあげられないのだ。　明日はしっかりと万歩計つけて何歩歩いたかも調べよう。　吹き上げる潮風にはオゾンがいっぱいだったかな。

今朝は曇りながらも少し晴間もあり、仕事の昼の中休みに煙突修理だと裏に梯子を立てかけた。まずは昼飯と家に入り友人から頂いた米を軟らかめに炊いたご飯と、これまた友人から頂いたレトルト物で昼飯を食べていると、いきなり空が暗くなり雷雨。時々激しい雨と落雷。これでは煙突修理は無理。んでもって考えてみるとマリオンの散歩もこれじゃ無理。だから散歩の催促もせず昼寝するマリオンをよそに僕はドラムの練習。我が家では昼間のドラム練習はあたりまえなのでドラムの音で目を覚ます程度の昼寝はしないマリオンであった。
夕方前、僕が再び仕事に戻る時もマリオンは寝ていたが、仕事を終えて訊ねてみると、偉いことに珊内をぐるりと一周散歩したようだ。とは言っても珊内一周なんて３０分程度で周れるのだ。　やはり入院中の歩行訓練の方が距離はあるだろう。　晩飯はちゃんとマリオンが野菜炒めを作ってくれた。退院以来、野菜食を心がけているもよう。だが禁煙はなんだか遠ざかったみたい。

お気づきの方も居るかもしれないが、今日からこのサイトのタイトルが変わった。珊内だより「臨時版」からチャンカーはマリオンに変更。パソコン接続環境にない方には申し訳ないが、珊内だよりは本来のパソコンアクセスの形に戻してココは今日からマリオンの生活態度を観察して闘病に対する姿勢を皆さんに見てもらい叱咤激励を頂こうといった趣旨のものにするつもりであります。
ところで入院中あれだけ歩行に精を出していたマリオンだが、今日の歩行は４００メートルほどで終わっている。これはいかんぞ！
明日からは必ず万歩計を持たせ歩数を確認せねば。
僕に関しては久々の仕事復帰、少々疲れたが本当は仕事以外の家の雑用が溜まっている。面倒だ！　明日は雨らしいから煙突修理は危ないのでドラム叩いてしまえ！

今日はマリオンの退院日！だが朝か
ら雨がパラつく天気。朝一番に精神
科を受診。この精神科の医師に非
常に興味あり。３日前の受診の際、
その医師は左手にギブスをあてあち
こちに絆創膏を貼って現れた。どうし
たのだろう？と気になっていたので今
日訊ねてみた。「転びました。アハハ
ハ自転車で砂地って滑りますねぇ。」
のほほんとした所が妙に好感がもてる
のだった。　　その後、入院費の精算
を待つ。マリオンの入院費は何故か
９月分は請求が無く、今日９・１０月と１１月の今日までの
請求額でごっつい金額となったがまぁ払う金額は変わらない。
１１時過ぎいよいよ退院。お世話になったナースさん全員に
挨拶したかったが、そう叶わず今日の出番の方々に挨拶し
て病棟を後にする。変な話かもしれないが、僕もマリオンも
後ろ髪引かれる思いに駆られる。　一路小樽へ。退院祝い
と寿司を食う。調子に乗って４人分注文してしまい、お店の
人に「かなりの量ですが、大丈夫ですか？」と心配されるが、
残れば持ち帰るつもりでいたから問題なし。そしてマリオンの
実家・余市でマリオン父に退院の報告。そして岩内で買い
物、神恵内の役場へ行き村長と助役に帰村の挨拶して高
額療養費にの手続き、村の診療所へ寄りマリオンの入院先
の病院からの手紙を渡す。この手紙を渡すだけで８４０円も
取られるんだねぇ。しかし診療所の医師が手紙内容の情報
量の少なさに驚いていた。　　　本来診療所から我が家まで
車で１０分ほどなのだが、台風に橋を落とされたために峠越え
の遠回りで１時間半かけて珊内にたどり着く。時は６時、すで
に日暮れて、雨の中幾艘かの漁り火が浮かんでいた。入院
時に比べ３倍ほどに増えて車一杯の荷物を降ろし家に。荷
解きは明日にしてポータブルのストーブをつけ小樽から持ち帰
った残り物のマリオンの好物”かっぱ巻”と僕の好物”玉子巻”
を食べる。マリオンは早速ＰＣに向い自分のサイトの手直しと
更新。やはり珊内は静かだ。マリオンは病院への逆ホームシ
ックを感じているようだ。僕も同じ気分。　まぁすぐに珊内のダ
ラ〜〜とした時間の流れに呑まれてしまうのだが。　　
札幌から帰ってきてしみじみ思う。
珊内ってほんとーーーーーーに僻地だなぁ。外が暗いぞぉ！　

今夜は退院前夜のお祝い
で赤飯を食べる。ただしマリ
オンは病院食のお粥。退院
前日でもまだお粥が出され
ている。　そんなマリオンには
赤飯は無理だろうと、僕は
同級生のジャンボからもらっ
た２人分の赤飯を宿に戻り
一人で食べたのだ。　北海
道人以外で知る人は少な
いと思うが、北海道の赤飯
は甘納豆が入っている。
すなわち甘いのだ。僕はそれは苦手なのだが
これはちゃんと塩味付けでチンするだけの物だ
が美味い！　　マリオンの病室から藻岩山が
見える。今日気づいたが、山の上半分はもう
モノトーンになっていて、遠目にも枯れ枝の群
像が見て取れる。だが下半分の麓は色鮮や
か。　この夕景は今日が最後。センチな目で
しばらく眺めた。　珊内に帰りたがっていたマリ
オンだが、ここにきて「退院するのは淋しい」と
言う。それはひじょーーーにわかる。　　
珊内での暮らしでは話し相手は僕だけで、一
日に面する人は皆無に近い毎日なのだ。　こ
こでは毎日ナースさんとの会話が必ずあり、独
りといった気にはならずにすむ。　元来人との会
話は得意とは言えないマリオンだが、いざ話す
相手の居ない生活に戻るとなると淋しいのは当
然の事。コレばかりは僕が休む間も無く話しか
けたとしても解決しない。とにかく今回の病棟の
ナースさん達とのお別れが淋しいようだ。マリオン
を担当したことのある、そこのナースさん！　そう
あなた！　お願いですマリオンとメル友になって
ください。よろしくお願いします。待ってます！


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朝から雨模様。まずマリオンの病室
へ向かい朝の挨拶。そしてすぐに僕
の眼科の予約があり受診に行く。
今まで使っていた目薬を１周間ため
しに不使用しての受診。結果、やは
り目薬を使わないと眼圧が上がるよ
うで目薬を欠かすと目が見えなくなる
ようだ。　取りあえず目薬を処方して
もらう。その後は珊内に戻ってからの
ちょっとしたサイドビジネスの為の打ち
合わせに東区へ。　珊内に戻って今
までやっていた昼のバイトが無くなった
のでこのサイドビジネスは実にありがたい。打ち合わせが
夕方前に終わり再びマリオンの病室へ。するとそこには
朝と違うマリオンが居た。　院内にある美容院でカット＆
ヘアーカラーリングをして爽やかな顔をしていた。いよいよ
退院秒読み段階に入ったようだ。それからマリオンの病
室には長居せず宿に戻りしばし休息。そして夜札幌最
後のジャムセッションに出かけた。今日は小樽の友人
と一緒に参加。今日の店は先々週初めてジャムセッシ
ョンに参加させてもらった店で２回目になる。小樽の友
人は札幌でのジャムセッションは初めてと言う。　僕は
今後札幌でジャムセッションに参加できることはそう無
いだろうと小樽の友人とセッションの最後まで店に居て
マリオンのために祈りを込めて叩いた。（いや本当に！）
珊内に帰れるのは嬉しいが札幌でのジャムセッションを
考えると心残りもある。でもマリオンにとっての好環境
はきっと珊内だ。　多分。　きっと。　だと思う・・・・・
そう僕は都会では暮らせない体質ということを忘れては
ならん。僻地は僻地で生き辛い部分はあるが、やはり
都会と比べるとストレスは小さい。　明日は荷造りだ。


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