今週10月16日の吉祥寺マンダラ2Liveですが、私達Tail'zにとって、特別の意味を持つ「リベンジLive」となりそうです。
遡ること約二年前、パ−マネントのベーシストが所事情からTail'zのサポートを辞めて以来、
今でも真摯に演奏に携わってくださる関島岳郎さんを皮切りに、今現在のスタンス、キャリアあるプロミュージシャン参加によるTail'zLiveがスタートしましたが、
当然、始めから順風満帆なやり取りができるわけでもなく、
業界のしきたりもエンターテイメントにおける一切のキャリアない私達が受けた対応は、
自分達の力不足原因とはいいつつも、相手の言葉の端々から屈辱感を味わうものも残念ながらありました。
今現在もその状況が無くなることは決してありませんが、
音楽性以前の、年功序列ともいえるその状況に対して、
ある程度の解釈と考え方を持つことができた中で、傷つくことは決して無くならなくとも、
冷静に解釈していく自分達の姿勢ができてきたのも事実です。
そういったあらゆる複雑な感情の沸き起こる中で、
約半年前に開催したTail'zワンマンLiveと同じメンバーによるLiveが、
今週10月16日吉祥寺マンダラ2であります。
今回の参加メンバーにおける約半年前のTail'zワンマンLiveですが、
常連リスナーを中心にあまりいい評判に至りませんでした。
その内容の真っ先にあがった意見としては
「参加ミュージシャンの立場と意向に配慮しずきていることで本来の演奏における勇気と攻めがない」
「サポートミュージシャンとTail'zとの間のやり取り・会話がうまくできていない、もっと掘り下げていうと楽曲からTail'zLiveとして本当は何をやりたいのか、やろうとしているのか、理解してもらっていないのではないか」
「綺麗にまとまってしまい、舞台上の表現が小さくみえることで、サポートミュージシャンの音が客席まで聞こえてこない」
上記、これまでのLiveすべてにおいて、残念ながらリスナーの立場の意見がサポートミュージシャンの皆様に伝わっていないのが事実です。
具体的に言い切るならば、
演奏者以上に表現を目の前で受けるリスナーが、舞台上のミュージシャン・作品を鋭い洞察感もって分析・解読・理解している現状を知ろうとする姿勢が、残念ながらない実態も伺えるところです。
出演者と観覧立場の距離の長さが縮まることのないジレンマに挟まれながら、
音楽性を理解される以前に、はじめから下目線でしか相手にされない私達のような立場から、どう
「感動を生み出さない」
その真実を伝えるべきか、または伝わることがこの先可能なのか…意見すら聞いてもらえるような立場でない私達が抱える1番の悩みでありました。
半年前に上記意見を伝えてくださったリスナーの皆様の中に、今回の編成によるLiveを拒む返事が返ってくる現状がある以上、
サポートミュージシャン方が、そういった現状を受け入れくださる体制がなくとも、
参加されるミュージシャンの皆様が、本来持っているはずの上質な素材であり存在を、同じ立場と認められることのない私達によって、
サウンドに生かすことが果たして可能であるのか、
また、前回の至らなかったマイナスに対する巻き返しが今回果たして可能なのか、
足らない頭と思考を凝らしながら、サウンド調整に取り組ませていただいている最中です。
本当はこの事実をあらゆる柵がない環境の中で、同じサウンドに参加するもの同士がキャリア、年功序列関係なく
「良質なもの」を作り上げていく関係性の中で、理解し受け入れあっていかなければ、
本当の意味での感動を秘めたLiveにはならないのが現状であるものの、
そういったやり取りが実現不可能であるならば
良質なサウンドを作り上げる為の残された道としては
「自分達にとって真実と核心つく内容であれば、目の前の圧力に怯むことなく自分達の正しいと思うスタンスを突き通すこと」
が、今回のLiveに唯一かせられた課題だと私は思っております。
自分達のスタンスと信念を受け入れられることのない環境で、自身の立場を突き通すことほど、受ける反響の辛さも言うまでもなく計り知れないものがありますが、
どうせ立派な実績もキャリアもない私達ですから、
当然失うものもあまり無いのも事実です。
結果的に本質から外れない良質なLiveにするため、
そして今回のメンバーによるLiveが、前回とは比較にならないほど素晴らしいLiveになる為に、
勇気振り絞って体当たりで挑んでいきたいと思っております。
よって、少しでも多くの方々にそのままの現状をリアルにお伝えさせていただきたく、
お時間とご都合つくことがありましたら、是非みに来ていただけたら幸です。
改めまして、よろしくお願い申しあげます。
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●2012年10月16日吉祥寺MANDA-LA2
http://www.mandala.gr.jp/man2-main.htmlMusic Charge/\2300+1d
Tail'z:泉田理歌(vo)壬菜(g)斎藤麻莉(pf)吉野弘志(wb)栗木健(per・ds)喜多結以子(cho)
☆テイルズは20時45分〜の出演予定です
昔のテイルズ編成→コ−ラス喜多さんを交えたアコースティックサウンドでいつもと違った世界をお届けさせていただきます!!
Woodベースは吉野弘志さん、ドラムは才人・栗木健さん。