先日Tail'zのメンバー壬菜、そして後を追うようなタイミングで斎藤麻莉から自身のblogに、非常に胸の痛くなるような内容をあげておりました。
バンド運営上、様々なやり取りの中からいつも何かしら勃発する問題に対してのしわ寄せが壬菜ちゃんと麻莉ちゃんにくる結果となるのは、バンマスの私の立場からしても本当に申し訳なく、内容自体心が非常に痛い思いです。
●壬菜BLOG
http://ameblo.jp/gt-mina/archive1-201110.html●斎藤麻莉BLOG
http://ameblo.jp/maritutuji/archive1-201110.html今回のような、壬菜ちゃん・麻莉ちゃんの伝えたい主旨や根本を表現するうえで、
上記リンク先のブログで使用されている文章表現がどれほど適切なのかどうかも受け手によって賛否あるとおもいますが、
上記の内容はやはり見過ごすことのできない多くの矛盾と根深い現実があり、彼女たちもよほどの覚悟をもって主張しているはずですから、多少の非難は重々覚悟の上で、
私自身の意見も発していかなければならないと思わされるほど、大事な問題だと痛感するところでありました。
特に、そう思わざるを得ない心境の流れとなった経緯として、
普段関わる方々(特に音楽関連)があるサイトの媒体を通じ、Tail'zのリスナーに対する非難とも読み取れる安易な発言、
そして、共演しているだけでなく、ミュージック報酬のもとにもなっているはずのTail'zのライブことは何ひとつ書かずに、
その日のLiveでタイバンしたバンドだけをしきりにとり上げたあげく
、反対にTail'zのリスナーの悪口を書いたようにも読み取れる内容を、Tail'zだけにとどまらず、多方面にわたるリスナーに読まれていることすら何も考えず、安易にアップした音楽関係の方々に関しては、特に、壬菜ちゃんや麻莉ちゃんのblog内容と共に、よく考えてほしいと心底思いました。
(上記の指摘、実は私たちが気づいたのではなく、恥ずかしいなからリスナーからによる報告で知りました。)
今、この景気の悪い時代だからこそ基本に戻って考えるべきことですが、
ミュージシャンの立場でいえば、演奏に還元される報酬が果たして誰のお力添えあって成り立っているのか…
あえて言うまでもなく、リスナーの皆様のおかげです。
ミュージシャンが一番偉いわけでは当然ありませんし、そんなこと今のこの不景気な時代に通用しません。
私たちに対する安易な非難だけでしたら、壬菜ちゃんや麻莉ちゃんあげた内容は、このblog上にまでとり上げることなく、そのままにしておくつもりでしたが、さすがに大事なリスナーの方への非難ともとれる内容となった場合は、
運営側として黙っているわけにもいかない為、
この場を借りまして、壬菜ちゃんと麻莉ちゃんの立場に代わり、補足をさせていただきました。
壬菜ちゃんの主張する「演奏報酬の形態」更に麻莉ちゃんの主張する「音楽性への重要さが二の次、三の次になる安易な実態」等、今ある音楽関係者の中で成り立つ「暗黙の常識」は、
一般社会と同様、正攻法での対応に戻していかなければならないですし、そうしなければ大げさな話・・新世代の可能性までつぶすことになる、と確信もって伝えさせていただきたいです。
「ミュージシャンは表現者であるのと同時に自営業である」
音楽の世界以外での小売業、それ以外の自営業となにも変わらないのであるのだから、受け手や同じ土俵上の関係者にどういった配慮と客観力をもって自分を売っていかなければいけないにか、私たちを筆頭に今後活動するうえでシビアに考えていきたいと思います。
最後に、
いつもTail'zに貴重な時間を割いてまでお力添えしてくださる皆様に
心から深くお礼申しあげます。