深夜の黒醤油

爆音極まりない

小学生くらいはまではあったけど　それ以降ワシは全く親戚付き合い的なものをしていなかった

中学の頃は野球部やったもんでその練習や試合　高校になるとバンド初めてその練習やライブ

実家を出てからも　めったに実家に立ち寄らんくらいやったので　まぁそらそうなりますわな

祝い事やなんや　招集されてもなんやかんや理由をつけて　まぁ実際　昔から見事にライブと被ってたりでずっと不義理をはたらいておったんです

が去年の暮れ以降　そんな親戚たちに会わざるを得ない状況になりまして　数十年ぶりかに　こっ恥ずかしいなぁと思いながらも再会

伯父さん叔母さん達　皆さんもれなくお歳を召されてて　当時のイメージとかなり変わってたりで　そらワシも歳とるわなと


そんな流れでオカンから親戚達の近況なんかもざっと聞いたりで　幼い頃よく一緒に遊んだ歳下の従兄弟の家が大変で　仕事も辞めてお母さんと二人　この数年間24時間ずっと交代でお父さんの介護をしてるとの事

従兄弟のお父さんお母さんはもちろんワシの叔父さん叔母さんで　もちろん幼い頃に凄い可愛がってもらってた

若狭の海に連れて行ってもらったり　従兄弟の家に遊びに行った帰りにはいつも車で送ってくれた

先日　オカンがその従兄弟の家に用事があるとかでお見舞いも兼ねて送って行く事に

従兄弟とも数十年ぶりに再会

面影が残ってたが　やっぱりええおっちゃんになってた(笑)

叔父さんとも再会したが介護ベッドに寝ている変わり果てた叔父さんの姿に愕然とした

気さくで面白い叔父さんやった　元気な時のイメージしか無いからよけいに…

話には聞いてたけど　間近に見た介護の様子は壮絶なもので　そら24時間目ぇ離されへんわなと

大変やなぁ　頑張ってな　くらいしかかける言葉も無く…

親やから出来るんですよ　って笑ってたけど　ワシに同じ事出来るかどうか…

その笑顔に腹くくってる感じが見て取れて　凄いなと思た

数十年ぶりに再会した従兄弟は　強くたくましかった

今でも好き勝手やらせてもろてる　有り難さとか意義とか　なんか色々考えたりした

そんな状況でそない長居するのもなんやし　ほなまた　大変やろけど頑張ってね　と帰り際に

これよかったら使って下さい　誰か使ってくれはる人が居てはったら嬉しいです　と従兄弟がギターをワシに差し出しくれた

ワシがバンド演ってたりする事をオカン伝いに聞いてくれてたんやろね

彼がそのギターをどれくらい弾いてたとか実際バンドとか演ってたんかとか　ワシは全く知らんけど　なんか　彼はそんな事考えてはないやろけど　自分の人生かけてお父さんの介護をしてる彼の夢を託されたような気がして　ありがたくもらって帰ってきた



周りに迷惑かけることなく出来る事出来るんやったら出来るだけ全力でせなあかん　そんな状況に感謝せなあかん　そんな事を再確認させてもらいました

ありがとうキヨ君



長々となりましたが　何が言いたいかと言いますと　誰かこのギター弾いてくれません？

ワシ　ギター弾けませんねん(苦笑)