「8人の女たち」ができるまで *やすこの稽古日誌*


アジアンカフェ#6 「8人の女たち」稽古記録
これは、2005.1に行われた公演が出来るまでの一ヶ月の演出の稽古記録です。
最終回からはじまってますので最初からご覧になる方は、いちばんしたの >PREV から戻ってください。
よろしくおねがいします。
 
 
2005/02/12 (Sat) 10:11




最終回
公演から3週間たった。でももっと経ったような気がする。
先日、このサイトを作ってくれているよーすけさんの企画で8人の女たちインタビューがあった。彼はおしゃべりな女たちひとりひとりに話を聞き、そして東京に来る機会があり私もそのインタビューに答えた。
実際いままで、お芝居は作るまでのことしか考えたことがなかった。打ち上げ以外に公演を振り返る機会などなかったし、(うちあげだって飲んで騒いで終わってしまう)演劇部のように仲間で改まって話し合うこともあまりなかったのだが、今回の企画で思った、やっぱり「振り返る」ということは必要だ。
口に出せなかった感謝、相手への疑問、心に引っかかってたわだかまりも全部「終わったからいいや」で水に流すのでなく、解決できる記憶があるうちに話して、恥ずかしがらずお互い確認しあったほうがいいと思った。
そして第3者の目から聞かれるというかつてない状況も冷静に自分のことがわかるいい機会だった。しかも芸能人っぽいし(笑)こんな気分をくれたよーすけさんに感謝です。

さて、アジアンカフェはお芝居ユニットである。うまくいえないが、そのとき、一緒に作った人が構成員というのが、劇団とは違うところだと思っている。今回8人のアジアンはとても楽しかった。
現在アジアンたちは次の舞台、合同公演に向けて早くも動き出している。役者にはいろいろな舞台を経験してほしい。そして私も今年は芝居以外のあることをやってみようと計画中である。

よーすけさん、おしゃべりたちの文字起こしするのはさぞ大変だろうけどアップまで気長に待ちますのでよろしくおねがいします。いったい一人ずつ、何を話したっていうんだろう。きになる。

なにわともあれ日々精進あるのみ。
稽古日誌おわります。こんな日誌を読んでくれた方、ほんとにどうもありがとう。
さ、次だ。
 
 
2005/02/11 (Fri) 2:59



総まとめ
8人の女たちが出来るまでを分野ごとにまとめてみました。とりあえず回りのことから。

音楽

タンゴを使いたい、というのがはじめからあったので今回はほとんどピアソラおじさんのおせわになりました。
聞くたびに張り詰めた気もちになりおなか痛くなりながらの選曲でした。オープニング「SUNNY」はいろんな人が歌っているけれどANN BURTONのけだるい歌い方がイメージに合っていたので早々と決定しました。いつも音楽から決まることが多いです。

歌と踊り

気に入った外国の歌を選びそれに日本語の歌詞をのせる作業は泰代君にお願いしました。振付けは本人たちのアイディアによるところが大きいです。自分なりのアレンジを持ってきてくれました。我々はシンガーでもダンサーでもないので上手なものはお見せできないと分かっていましたがそれでも挑戦してみたかった。
それでもやっぱり違和感が、と思われたのはマイクの問題だけじゃなくて導入の仕方や見せ方など演出的に力不足だったということで反省しています。でも勉強になりました。

大道具

はじめて外注するということをしましたが(笑)いいですね、お願いするって。今回特に全員役者で余裕がなかったことと、舞台のことをだれよりわかってらっしゃる坂本さんのおかげでスムーズにことが運びました。台本から最低限必要なセットを書き出し、実際立ち稽古をしていきながら必要な位置に家具を配置していきその図をもとに坂本さんが図面を起こし打ち合わせを重ね作ってもらいました。お金もないくせに(笑)いかに金持ちっぽい部屋にするかみんな知恵を絞り、インテリアものはオークションで落札したりリサイクルショップなどをまわり購入しました。偶然というか…なぜか手に入ったりめぐり合ったものが多いです。
壁の色は直前まで迷い、カーテンの布を購入してから急いで電話しました。カーテンは泰代君が作ってくれました。ほんとは暖炉を置こうとかサイドもパネルでかこむとか思っていましたが文化小ホールの舞台はけっこう狭いので最小限にとどめました。シャンデリアの出どこ?それは秘密です(笑)

小道具

あるものは各家庭よりもちより、ないものや買うとものすごく高いものはそれらしく真美子に作ってもらいました。あこがれだった香水瓶の形のライターなんかはどこを探してもないので
つくってもらいましたがそれらしく見えるからすごい。ちなみに消えもの、食べられなかったけどブリオッシュはパン屋に特注で作ってもらいました。こだわるとこが違うだろって感じですが…。

衣装

それぞれのテーマカラーを決めて集めていきました。これも古着屋さんとリサイクルショップをまわり、また持ち寄ってアレンジしました。フリルや小物、ベルトなどをプラスして、完璧ではないですがフランスレトロな香りをめざしたばず。ヅラはまとめてネットで大阪商人から購入、今は安くてもなかなかいいものが買えるんですね、驚きです。

照明

いつものように(笑)晋哉さんにイメージを伝え「いい感じにお願いします」と言っていい感じにやってもらいました…。急遽ピンスポを使うことになって、正志さんに操作してもらい助かりました。私はミラーボールも使いたかったのですがほとんどの人に反対を食らいあきらめました。

フライヤー&ポスター&チケット

場所は大町のダイニングレストランコーディアルさんにお願いし、撮影させていただきました。
当時まだ8人が完全に決定していなかった為きたのかいのゆうゆうとさとこにフライヤーへの出演をお願いしました。女たちが悪巧みしている少女まんが風のひどい私の絵コンテでしたがイメージを分かってくれたゆうすけさんのおかげであやうい写真が撮れ、感謝しております。フォントを作ってるときはカサヴェテスをエンドレスで聞いていたのではげしく引っ張ったり縮めたりしてあんなです。
ポスターの真ん中の文は「女は柔順で心が素直でかわいい人がよい」とかいう意味で紫式部の言葉ですね。
チケットのイメージは魔女っ子めぐちゃんのオープニングでトランプが裏返ってノンちゃんになるあの感じで(知ってる人いないよな、そりゃ)全員の顔写真が真ん中に入ってたらウケるとおもったけど反対されるのが目に浮かんだのと予算切れでやめました。ちなみにアメリカには以前、イラクの悪い人たちが全員ついたWANTEDトランプが売っててスペードのエースはフセインだって言うのを聞いてますますやりたかったと思う私。

パンフ

真美子が衣装決めの際に、全員が衣装を着た、服飾デザイナーが良く描くような絵を描いてたのを見て、パンフもお願いしました。不気味過ぎずオリジナル、細かいけどアニメっぽいともちがう感じの彼女の絵はなんだか好きなのです。赤で見づらいと母に駄目だしを食らいましたが赤しかないでしょうこれは。

ASIANTEAROOM

あちゃこの希望により実現されました。アジアンカフェを作ったときから、ロビーでお茶を出すということはいつもやりたかったのですが人手不足と余裕のなさで実現できずにいたのです。今回彼女が計画的に動いてくれたおかげで無事開店できましたがお客様のご意見としてはいかがだったのか気になるところです。ご感想後でおしえてくださいましね。
 
 
2005/01/28 (Fri) 11:37



1/23(日)
いよいよ今日で最後である。気合が入り早起きをする。昨日忘れたタオルは持っていかなきゃ。志保さんと文化へ向かう途中何でかしらないが「もしもちゅうこが開業したら」という話になる。看護師は全員男がいいとかちゅうこ医院の看板はハートの聴診器マークとか好き勝手なことを言ってリラックスして小屋入り。そういや客入れでEGOのcrazyfruitsをかけようと思っていたが東京にCDを忘れてきた私は泰代君に持ってきておくれとたのむ。数時間後、旦那をツタヤに走らせました、と青い袋からCDを取り出す泰代君、さっそく音響のすずさんに「paranoia」を大音量でかけてもらい暗いステージでふたり景気づけに歌い踊るパッパラライライ!!モニターが楽屋に流れていることはすっかり忘れていた。
きのうのアンケートや意見を聞いて、変更すべきはまず歌のシーンだった。「よく聞こえない」「歌詞がわからない」昨日の時点で3点吊りマイクは使わない判断だったが、急遽用意してもらう。無茶なことは十分わかっているが出来るだけマイクは使いたくなかった。試した結果、やはり使うことにした。きのうより声が届くようにと役者たちが練習を始める。
その後すべてのきっかけと暗転チェックを行う。いかに暗転を短く、雰囲気が途切れないようにするか。なんどか練習して縮めていく。スムーズにするため、メイドとギャビーの花道でのシーンは、本当はメイドが服を床に投げ捨てるのだが、それだと自分で拾って帰るのがどうにもカッコつかないので服をギャビーにつき返すという演出に変わった。このアイディアは晋哉さんから出た。主が死ぬタイミングも変わりなんどかタイミングを合わせる。今回突然の出演依頼を快く引き受けてくれた主マルセル役のとしたかくんは実は小ワザのひかる役者さんである。アジアンカフェでは前回フローズンビーチの映像の中で、ジュンコ演じる愛の夫役で登場している。「悪い男っぽく」とお願いしたら強引に肩を引き寄せたりと自分なりの味を持ってきてくれる。しかもそれがぞくっとするようないい感じなのだ。今回も、女たちが訪れる中メイドが訪れたときだけいままでびくともしなかったマルセルの右腕が動き、メイドの腰に手を回している!!もちろん演出の私は何も言っていないので彼なりのアレンジにゲネを見てびっくりしたのだった。やるなあ。私があと5年若くてきたのかいだったらぜったいとしたかくんと付き合いたい。
気づけばまた開演一時間前である。あわててヅラのまえのネットをかぶり、一休さんのような頭でおにぎりを食べる。今日は余裕を持って舞台に入り、幕が上がった。
な!な!なんとオープニングのダンスを間違ってしまう。何てこと!頭が真っ白になる。それでもそ知らぬ顔で踊るがつられて隣のジュンコも間違い二人してみんなとは違うカッコウになっていた。気になって後でビデオをみてまたへこんだのだが、私が一人だけ早く回りだしたあとみんなが正面を向いている中ジュンコだけ裏返しになり私に覆いかぶさっている。そのさまは何度でも思い出し笑いが出来るほどである。ごめんよジュンコ、すべて私のせいなのに。せめてもの救いはマミーとオーギュスティーヌだという点だ。
こころなしか昨日よりみんな固さが取れていた。なにか吹っ切れたのかもしれない。今日でさいご、おもいきりやろう。二人のダンスと乱闘シーンを祈るような気持ちで見つめ、あっという間に上演は終わった。
終わったのね。
このセットの前で集合写真をとりたいというわがままをきいてもらい(開演前に余裕がなかった)その後セットがばらされていった。祭りのあとである。おおくの兄さんたちの力により片付けられていく。本当にたくさんの人の力を借りることの出来た公演だった。最初は8人だけだったのに、こんな風に貴重な土日を費やして集まってくれた仲間がいるということは本当にありがたいことだ。このご恩は本当に忘れないと思う。テンパっていたため、ゆっくり話す機会もお礼を伝えることも出来なかったことが悔やまれる。本当にありがとう。
打ち上げは前々から決めていた青い鳥のレストランで行った。食事が終わると今日のお芝居を見に来てくれていたマスターのよしろうさんがハーブティーを出してくれた。BGMはいつのまにかEGOのLoveSongになっていた。
 
 
2005/01/24 (Mon) 3:53



1/22(土)
初日の幕があけた。思ったとおりばたばたであった。ゲネ終了が開場の30分前、私はテンパって頭で考えることと違う方向に足が動き、スタッフにお弁当を食べてもらう時間もとれず申し訳ないということをなぜか受付まで行ってナエコさんに訴え「済んだことは仕方ないから自分のことをかんがえなさい」というようなことで諭されもっともだわと楽屋に戻りヅラをつけた。楽屋では一家の主がりっぱな死に様を練習している横でメイドが真剣につけまつげを装着、オーギュスティーヌは5分くらいで準備を終え旦那さんとお菓子を食べている。あわてて白髪用スプレーをデコに噴射してしまった私は隣の和室へメイクおとしを借りに行くと衣装や化粧品が散乱しその中にけだるく髪を巻く女たちが4人、まるで女郎小屋のような空気にみちていた。
開演10分前です、と坂本さんがおしらせにやってくる。何も食べていないことを思い出しお菓子などをつまむが唾液がすくなくうまく飲み込めない。廊下で一服しアナウンス担当のメイドに声をかけ、女郎部屋にも声をかけ、舞台へ向かった。
本番の記憶はあまりない。ただ暗転中車椅子がやたら階段に激突したことと、みんなのメイクを間近で見るのが初めてだったので笑いそうになってしまったことくらいだ。一日、メイク練習日をもうけみんなであんなに練習したのに結局あのときと違う自分流の好き勝手なメイクをしていた。立派だったのはシャネルくらいか。そんな私も口元の入れ歯のしわはどうみても変なおじさんを連想させるので勝手にやめてみたのであるが…。
緞帳が下りる瞬間、じわっと感動し涙が出た。見るとしんこも泣いているので感極まって近づくと「やすこさん、あしたもあるのよ」とあっさり返された。彼女の涙は演技だったようだ。女優め。終演後、ロビーに出るとウラシマさんが見に来てくれていた。十和田から吹雪の中5時間かけて来てくれたという。これはどんなに辛口を書かれても感謝である。ロビーにはたくさんのお花とお酒、そして甘いお菓子たちがたくさん届いていた。給仕のぷりぷりした女の子たちがたくさん。アジアンティールームはどんな感じだたんだろう。給仕をやってくれたおんなのこたち本当にありがとう。様子が見れなかったのが残念、役者をやるとこういうことになるのか。きょうは朝からときえちゃんが大阪から駆けつけ受付を手伝ってくれていた。それがとても心強かった。
 
 
2005/01/23 (Sun) 0:02



1/21(金)
心に余裕がなくて三日ほど日記をサボってしまったが前日くらいは気合をいれるために書こうでないか。おや、時計はもう当日になっている。どうなるんだ。想像もつかん。
今日は小屋入りでした。正志さん、はちのすの方たち、きたのかい、経法大、たくさんの若いお兄さん方も手伝いに来てくれて、お姉さんたちは受付の準備で、私は、お願い事はみんなに頼んだものの実は大してすることもなくウロウロはらはらセットが出来上がっていくのをただ見つめるばかり。隣にやってきた志保さんと「なんかどこかの劇団みたいだねえ」と本音もでたり。だってこんなにたくさんの人の力を借りて作ったことなんて今までない。いいんだろうか。妙な責任を感じるがとりあえず感謝を伝え奥山くんに肉まんを20個買いに走らせる。
対処しきれてない問題が多々ある、場当たりいくつやるんだろう、本番前に終わるのか、開場できるのかいったい、ああああああ。でももう夜だし本番は明日だし、仕方ないので、寝ます。みんなでがんばります。
 
 
2005/01/22 (Sat) 1:06



1/18(火)
ちょっと和みましょう、と思って日誌の色を変えた。テレビではヨーロッパ出身のお相撲さんが勝った様子をやっている。彼はたしか家庭を支えるために相撲をしに日本へやってきた人だ。がんばってほしい。今日も言葉少なに帰ってきた。べつに落ち込んでるわけでなく考え込んでいるだけなのだが真美子が励ましてくれた。いつも通しが終わるとぎりぎりでダメだしが翌日になってしまうのがもどかしい。でもなー。ダメなとこ言っても、疲れちゃうときってある。言われるほうも言うほうも。たぶん今日はみんなもそんな感じだったと思う。
こう見せたいというのがあって、そのために役者に動いてもらって、うまくいったと思って、そのとおり舞台に乗ったところでほんとにいいのかなあ。
と元も子もないことを考えるのは、今日、自分的にかっこいいと思ってやっていたあることが急にかっこ悪いのではという不安に陥ったからである。「それはそれで面白いと思いますよ」とあちゃこが言ってくれたけどにやにやしていたのでますます不安だ。でもたしかに嫌いなかっこ悪さではないけども。
今日いつもおせわになっているジョイナスのおじさんが見に行くよとチケット二枚買ってくれた。わーいうれしいな♪
私の残り三日の目標は、楽しんでお稽古することです。もうね、けずったりはっつけて増やしたりじゃなくて、土台で勝負するしかないなと思うのです。
 
 
2005/01/19 (Wed) 0:49



1/17(月)
昼、泰代君とカーテンにする布を買いに行く。めぼしはつけておいたのだ長さが足りなかったりで苦戦する。いろんな柄を広げては「客席からだとどうだろう」と二人で5メートルくらい走って離れて眺め、広げてはダッシュで離れて眺め、を繰り返し、どうにか決定する。帰りにエスカレーターで泰代君が「おしゃれしたくないですか?」とぽつりつぶやく。はっ。確かに今日、いや最近の我々はひどいことになっていた。特に私は秋田に置いていった約3年前くらいの服たちで暮らしているのでどうにもならない。しかも最近じゃ稽古にスッピンで行くのが普通、余裕がないからといって、これはいけないなあ。でも泰代君は顔自体がオシャレだからずるいヮ。
今日は最後の公民館の日で時間が短かったが集中して弱いシーンを克服したと思う。人数が多いときは、一人ひとりの細かい動きも大事だけど、全体で見たときにみんなでかもし出す一体感と空気が大事だ。よほど誰かのファンでない限り、やっぱり全体を見るだろうし。今日はそこの統一感を注意してみた、うまく本番もだせるといいのだが。家族の話だからかも知れないが、誰かの調子が悪いとドミノ倒し的にどどっと崩れる傾向にある。その代わり、何人かが調子よいとみんなのってくる。怖いわ。本番、のれますように。練習後フットサルチームNIXの若いお兄さんたちに広告をいただき、照明打ち合わせと合同公演のお話で劇団T.O.P.の晋哉さんとはちのす正志さんに駅裏SAVOIで会う。この人たちの会話は無駄がないところが良いと思う。私は話をややこしくしないよう聞いておく。「ここは僕が」と会計に立った正志さんを「かっこいいなあ」と眺める晋哉さんと私。ああいうスマートな大人になりたいヮ。
 
 
2005/01/18 (Tue) 12:38



1/16(日)
練習前におちゅうとイオンへ、布を探しに行くがいい感じの布が見つからず。妥協するか…。秋田にもユザワヤのような布地専門店とまではいかなくても大きなソーイングショップがあってもいいのに、とこんなときだけ思う。手芸が趣味の奥様たちだってきっと不便を感じているに違いない。今日の練習は前半話し合い。制作面と小道具、本番の文化会館でのいろいろについて準備するものなど話し合う。もっと早く準備していればあせらずすんだのに、ということはなく、この時期だからこそいろいろ発生するのだ。会計のしんこさんから前売券の売れ行きについて発表がある。彼女の頑張りには頭が下がる。あんなふうだがかなり切れ者なのだ。そしてみんな練習の合間にポスターはり、チケット売りなど、本当にやってくれてありがたいと思う。(手前味噌でごめん、いいか、日誌だから。)制作ごとと役者は分けたいけどそう出来ないのが現状で、結局役者をやって芝居作りに関わっているからこそ制作の仕事にもやる気が出るってもので、たとえば制作やりまあす!っていきなり来てくれた人がここまでやってくれるとはかぎらない。給料払ってビジネスライクなら別だろうけども。そして演出と制作は絶対別だ。やってたこともあったけど、右の脳と左の脳を同時に使うなんて故障してしまう、私は。
後半の練習はテンポの悪いところを中心に行う。自分の感覚で引き締めていくしかない。今日明日はこまごまとじっくりやって、火曜から本格的な通しだ。
練習終了後、シホさんとドンキる。二人だけで話すのは久しぶりだった。丸顔は相手を和やかにする。だからドラえもんもアンパンマンもまわりのふにゃふにゃがとれたポンデライオンも丸い。だからみんなに愛されるのだ。
 
 
2005/01/17 (Mon) 3:20



1/15(土)
昼からはちのすの正志さんと大道具のS氏とバーミヤンにて打ち合わせ。正志さんには立て込みのお手伝いをお願いしている。思えば第3回目の公演モンタージュのときも全日手伝ってもらったんだった。しかも「あのときみんなにパンまで買ってきてもらったじゃん!」とシホさんが覚えていた。そうだった。しかもバーミヤンまで二人におごってもらう私って…。いつかご恩返ししよう。き、きっと。
そしてどこまでもお世話になる私はそのまま夫妻の車に乗せてもらいジョイナスへ向かう。ウィルパワーの公演を見るためだ。開場はすでに一杯、富橋さん正和さんヤナタさんにご挨拶し観劇が始まる。またひとつジョイナスという箱の使い方に新しいやり方を見た。不便な空間だと思ってたけど、そこを工夫するのが面白い。倉田くんのあたたかい演技に涙したアジアンどもも多し。さて見終わった後そのまま稽古。危険なシーン中心に繰り返し練習する。これは芝居であって、本番で万が一危険な目に会うことがあってはならないからだ。
役者にはのびのびやってほしいと思うのに、日に日に自分が神経質になり、顔に出てしまうのがわかる。アジアンカフェを始めてから毎回公演前は「何があっても死ぬわけにはいかない」と思う。「23日の夜まで寿命を延ばしてください」と、馬鹿みたいだけど命がけで思う。今回はそれが8人分だ。一体ほかの劇団のかたがたは、この破裂しそうな日々をどう過ごしているのだろう。
 
 
2005/01/17 (Mon) 0:07




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