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写真は2016年11月に行った餃子祭りの時のもの 片山夫妻とかずくんとRayさんと共に宇都宮城址公園で行われた餃子祭りに足を運び,沢山の餃子をほうばり楽しい時間を過ごしたのはもう3年前 あの時,テントの下で少し寒そうにするRayさんを片山さんがとても心配していた 本当の家族のように思えて 目の前の優しさが温かくて 涙が出るのを必死に堪え,自分の着てた黒のPコートを羽織ってもらった 楽しい時間の裏側では必ず病気に打ち勝って欲しいという気持ちが俺の中で沢山沢山膨らんでいた 風が強く吹くとRayさんがどこかにさらわれてしまうんじゃないかと思い 大好きな風を大嫌いになりそうだった
2018年8月30日にRayさんが亡くなったという悲報を聞きひたすら文章を書き殴った その日に投稿しようと思ったのだけれど.タイミングは今じゃないと思いずっと保存状態のままで残していた 1年後 2019年8月30日にこの文章を載せようと決めてので載せます
【2018年8月30日 午後5時】 "眼に映る全てのものが文字に見える 文字の連なり なにかの文章に見える 一つの部屋に敷き詰められた椅子も 窓から見える遠くの木々たちも 夜に少しずつ浮かび上がるネオンライトも 自分が止まっていることを強調させた 周りのものが忙しなく動く中で 自分だけが静寂を纏ってる
携帯画面の青い鳥マークをタップするとはっきりとした"呼吸"を感じた ツイッターはこの人たちは呼吸をしている 正確にはこのツイートをしてる人が呼吸をしている こんな気持ちに落ちるときは今まで何度でもあった タヒボ茶というお茶をあれだけ勧め飲んでくれてたにも関わらずこの世を去ってしまった人たちのこと 親戚からは 「あなたがいたから、タヒボ茶という存在に気づき未来に希望を持つことができた」 という言葉があった その言葉が自分の心には積もることはなく粉雪のように溶けて消えるだけだった 俺が求めていたのは結果だ 過程の気持ちなんかじゃない "いやそんなことないよ"と 言ってくれる人は優しい人 でもそんな優しさも夜のまくらを濡らしてしまうだけだった
RAYさんの為に作った曲が いつか本当に入場のテーマで流れるじゃないかって 都合の良いことかもしれないけど俺はそんな未来予想図をずっと脳裏に描いてた 今はRAYさんとの思い出をなぞる過去とRAYさんが去ってしまった未来と 携帯に文書を起こす現在の3つがあり 現在は見えてるようで見えてない 心は空気に飲まれ,第三者の自分がどこかにいる
大切な言葉を電話で聞いた時は いつもそうだけど 言葉が空中に飛んでる感じがして どうキャッチしていいのかなと考えてる自分が遠くに見える 自分の言葉を探すけど掴めない 必死に絞り出した言葉はひどくつまらない言葉でいつもうんざりする
今日はいつも以上に大好きなパンを食すことが楽しみでしかたがなかった 俺はパンを食べる前にわくわくしていた パンをほうばっているところで,かずくんから電話がかかってきた 「RAYさんが亡くなった」 かずくんの言葉をゆっくり飲み込み 返そうとする言葉を必死に探すのだけれど,どこにも見当たらない 見つけたのは薄っぺらい紙切れみたいな言葉だけ 電話を切り その時に残りのメロンパンを食べたら 味は同じなのにこのパンに対する感情はまるで違ってた
餃子祭り 病院での話 十三FANDANGO レコ発の花 生誕祭でもらった靴下 画面越しでの試合
俺はDVDやYOU TUBEでしかRAYさんのプロレスの試合を見たことがなかった 生のRAYさんの試合を見たかった RAYさんは沢山の人に愛されていた 毎年開催されるRAYエイドや片山夫妻のRAYファミリー,かずくんも含めRAYさんと一緒にいる時の皆は本当に楽しそうで本物の家族のように見えた 血の繋がりとかそういうことではない温かい家族が見えた気がした
RAYさんの為に作った曲 いつか本人の前で歌いたかった 時は人の感情を無視してずんずんと進んでいく それが彼らの仕事でもある 何故皆んなの思いが届かなかったのだろうか 神様はいないのだろうか 俺は恐らくRAYさんの綺麗な部分だけを見て 頑張れ頑張れと叫んでた 薄いと思ってしまう自分がいた 俺に出来ることはなんなんだろうか
パンを楽しみにできる一瞬があることはしあわせなことだと思った RAYさんはもっともっと前からこの事に深く気づいていたのではないか 俺に出来ることはやっぱり曲をつくることで 今の感情を全部引っ張り出して,きっと形にして 一生歌い続けていけば何かが繋がっていく気がする"
このような文章だった そしてこの気持ちを作品にしたのが 「I don't say goodbye」という曲 その日にすぐ制作に取り掛かったのを覚えてる
"I don't say goodbye 心にはあなたが今も羽を広げて 羽ばたいてるのさずっと 遠く遠く聞こえたのは あなたの声だったのかな 何も言わず去って行ったのは また会える日が来るから 思い出たちが空に舞い上がり 涙が頬を歩いてく 夏の終わりに佇むあの時のメロディ 長い長い旅路を越え 出会えたことは何だったの いつか全て話をして 共に笑顔をこぼそう 思い出たちが空に舞い上がり 涙が頬を歩いてく 夏の終わりがあなたをさらっていく I don't say goodbye いつの日か出会えた時は何を話して 何を伝えたいのだろうか I don't say goodbye 心にはあなたが今も羽を広げて 羽ばたいてるのさずっと ずっとずっと夢見たのは あなたの前で歌うこと 夢を夢にしないように これからも歌い続けよう"
そう これからも俺は歌い続ける 「DAYBREAK AGAIN」の続章となる「I don't say goodbye」を表現できたからこのバトンを未来に繋ぎ,また続章となる曲をこれからも紡いでいく
別の世界では 母と挨拶を交わしているのかな
viva!!Ray
おやすみなさい
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