まじ3ターンで華麗に大富豪の素晴らしいデッキだったわけです。
私のテンションは最高潮、楽しす!これを披露する想像へ心躍らせていると、一本の電話。
『プル?9時25分だよ』
それはフラペチーノからプルちょめへの電話でした。
なんとその時間はプルちょめが事前に告知していた、自分が主催するエチャが開始される5分前だったのです。
当然大貧民などやっている場合ではありません、彼女はしん風、それが今の彼女のメインジャンルでありエチャの議題だったのですが、そうそのしん風を、彼女は愛しているのです。
彼女はフラペチーノに謝辞と賛辞、それから愛を告白しながらどこかへ消えてしまいました。
しかしどうしたことでしょう、取り残された我々は、とりわけ私自身がもっともこの状況を受け入れがたく思っていました。私は分かっていました、絵チャットは翌日、陽が昇っても続くこと。二度とこの勝負が再開することのないことを、分かっていてなお私はその状況について再三の考えを巡らせます。
自身が流麗なカード裁きで美しく勝利し、輝ける王冠を授かる想像の空へ意識を羽ばたかせては、太陽に近づきすぎ蝋が溶け、私は両の羽根をもがれるのです。
真っ逆様に落下しながらそのうたかたの浮遊感にまた私は夢幻へいざなわれます、なんど太陽に灼き尽くされても空に焦がれることをやめられないのです。
分かっています、太陽を見ることがけして叶わないこと。
太陽を眼の中に入れればたちどころに霧散する存在を。まばゆい光を感じながらそれを欲望し、けしてその本当の輝きを死んでも感じられないこと、分かっていてなお太陽を焦がすことに取り憑かれ私はその場から離れられませんでした。
それから何時間たったのでしょう私は蜃気楼のなかで朦朧としていました。濃い霧のようでもはっきりした輪郭を伴うようにも思えましたが、そのとき鼻の違和感に思い至りました。臭い、なにか異臭がする、とそう思い目を開けるとそこに猫が居ました。ああ私は夢を見ていたのだとそう思いつき、その家を後にしたのです。