政治経済 教科書 P6
1.政治と法の機能
政治と社会
「人間は社会的動物である」といわれる。確かに私たちは、社会から孤立した存在ではなく、家庭・学校・会社などのさまざまな集団に属し、数多くの人間関係を結びながら社会生活を営んでいる。これらの集団は、それぞれに目的をもち、一定の規則や組織の下に運営され、さまざまな活動をおこなっている。その場合、社会の構成員としての個人は、性・年齢・職業・宗教などの違いなどによっつ、国内の物価・住宅・交通・福祉の問題をはじめ、国際的な貿易・外交のあり方に至るまで、利害や意見の対立は広い範囲にわたることもある。問題が起これば、話しあいなど何らかの方法で解決しなければならない。
このような社会集団における利害の調整や紛争の解決を、広い意味で政治という。したがって、政治現象は、私たちの身近なところで、日常的に起きているのである。
しかし、一般的には、国家や地方公共団体のはたらきを政治とよんでいる。たとえば、首相や国会、政党などの活動が、政治のはたらきである。政治の動向は、消費税や健康保険などのように、私たちの生活に直接関係しているのである。そのため、政治に感心をもち、自分の問題として政治を考えることが大切である。