Que Sera Sera |
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世界の終わりには朝がない。世界の終わりには夜がない。月も陽も星も共に空にあり。薄明るい。それは一瞬、考える暇もない。零から生まれた世界は1とマイナス1。二つが再び出会うとき私たちも再び零になる。
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2013/12/17 (Tue) 13:16
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光るの命
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私の試みは成功したかな。私の成果ではない、本人のもともと持っている生き延びる力に気付けるよう、ヒントを手渡しただけのこと。全ては死の淵から彼が自らの力で立ち上がり自分の本音を導き出した結果。私は幸せを感じる。彼が生きる意志を再び持って歩いていくと決心したことが、とてもわたしの喜びになる。これは定めだ、必然であり私と彼の運命に従い、シナリオ通り導いただけ。結局彼は、まだ生きるべき命だったということ。世界がどう流れていくのか、私の運命や定めは一体何なのか感覚で感じ取り最善の道案内をしたまで。彼は地獄から這い上がる力を、素質を持っていた。それを私は何となく知っていた。私は彼の幸福を祈り、私自身の幸福も祈る。彼が二回目の人生の中で最小限の苦と最大限の幸にて救われる事を歓迎している。一度死に、再びこの世に産まれたんだ。彼がこれから、大いに幸せを貪欲に追求していく事を私は望む。グッドラック。
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2013/12/15 (Sun) 23:46
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ツインソウル
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私は君との関係に最近少し不安を感じているけれど、そんなのは信じる力が打ち消してくれる。私が信頼していた親友に攻め立てられたとき誤解が解ける前にも関わらず、君はわたしの身方だと云ってくれた。君が私を信じているとひしひしと感じて私の心は君へ開く。例え君が私を捨てても騙しても私は君を信じ命はそばにいると。その疑心は私の精神を不安定にさせるけど人は変わって行くもの。魂が片割れなのならまた、縁は必然的に必ず再び巡ってくるに違いない。ただ待ってるだけでいいんだ、私は運命に逆らわない。無駄なエネルギーを消耗するだけだとわかっているから。流されて生きていく。同じ障害を持ち、共に生きていく君は、私を守り、私は君を守ろうと必死だ。手渡すだけの物なんかに代えられない、言葉にしても軽すぎる、ただ強い思いだけが此処にある。私の中に。それを表す言葉すら存在していない、だけど君が私のすぐ側にいるような暖かさが感覚が常に私を守ってくれている。私は君の力で満たされる。ハッピーバースデイ君。君の誕生は私の誕生。私の誕生は君の誕生。
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2013/12/06 (Fri) 1:15
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幸い、神様は私に賜物を置いていった
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歌えなくて叫べなくて才能が無くて上手く泣けもしなくて。私の知り合いや友達が立派な人間であることがわかっていく度に私の不完全さに気付き深く落ち込み自身を喪失して胸に傷を残す。諦められない夢さえあれば歩いていけると知った。私はもう、そこへ真っ直ぐ進だけ。許されたの。許されたの。たった少人数にだけど。今まで私が耐えてきたもう治ることのない深い痛みに気づいてくれたの。今度こそ本当に幸せになれる気がしてる。気がしてるだけ?いやなれると確信してる。今まで我慢してきた血まみれの私の体は治りはしないけど、今道が開けた。私しか歩けない道。とても幸せな道。天国への道かもしれないきっとそう。もう死すら恐れない。
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2013/12/01 (Sun) 22:24
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子
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在る子にいじめがあった。子はウサギさんとウコッケイさんとアヒルさんと仲が良かった。15年間ひとりの力で生き延びた。子は寂しさなんか知らなかった。ぬくもりも知らなかったから。子は疲れてきたからママにそう言った。ママはただ一言、強くなりなさい、と言った。子はそれを受け入れて孤独と共に過ごした。子はとても強かった。子は絵が上手かった。疲れ果てた子に取って紙の向こうの世界は夢の国だった。ずっとずっと想いを馳せていた。子はある日突然の恐怖に襲われた。でもそれにも負けなかった。恐怖と孤独と共に生き延びた。子はだんだん世界が何だか狂って見えてきた。それでもちゃんと学校には行ったし、勉強も頑張った。数学なんてトップクラスだった。子はまだ絵を描き続けていた夢の世界が子を守って。大自然のなかで孤独に自由に目一杯あそんだ。大自然は紙の中に映し出され、賞賛された。支えてくれていたのは海と風と山と川と水平線。家に帰っても誰もいない。子の周りには誰一人いなかった。子はそんなもんだとわかっていた。ただ笑うことと話すことを忘れてしまっていた。子は16年目にして初めて人間の友達と出会った。15
年間分の涙が溢れてきた。止まらなかったとても心が熱くて火傷しそうだった。子は誓った。私は君を一生手放さないと。子はぬくもりを生まれて初めて手に入れた。やっぱり涙は止まらなかった。溢れて‥溢れて‥それが何の涙なのかも分からないくらいに溢れて‥。子は自分が人間だったことをやっと思い出した。唯一の友達は子に笑うことと話すことを教えてくれた。子は大泣きしながら喜んだ。子はそれからも絵を描き続けて、お年寄りになったころ世界中の人々がその絵を欲しがった。子はもうこの世にいない。ただ世界中の人々が子の絵を愛していた。子は幸せだった空の上から見ていた親友と一緒に。世界中の人々が自分の絵を見て泣いたり笑ったり怒ったりするのを。それがとても幸せだった。 |
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2013/11/07 (Thu) 21:58
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