分かってるよ。違うよね。昔の痛みを重ねてるんだよね。貴女の心はボロボロだ。はきならされて。柔軟だ。目の前のそれに悲しんでるんじゃない。過去の傷に触れて泣いてるんだよね。

存在するって何…？

くっだらないね。笑える笑える。はははっ。

退屈な夜が続く。瀧瀧と時間だけは過ぎて行く。私は眠るつもりだ。体は眠らないつもりらしい。私の意思以外のことなんて。知ったこっちゃないのに。先の全てを左右する。そんな選択肢を前にして、緊張が簡単に解けるわけがない。

こんな重要なときに。頭の中は氏にたいでいっぱいだ。それ以外について考えることを拒否しているような。そんな感じ。