私の代わりに罵声を吐いて、
私の代わりに泣き言ゆって、
私の代わりにいい子でいてね、

私は貴女が大好きよ
貴女は私の理想なんだもの

不幸を吐いて、不幸を食べて
眠れない夜を過ごすあなたは

今度はその空腹感を
いったい何で埋めるつもりなの？

いつまでもいつまでも　わたしの幻想ばかり
もう、とうの昔に　食べ飽きたでしょうに

男は泣いてはいけません　涙を見せてはいけません
笑って見せるその涙は、きっとあの子には猛毒だから

泣き喚いて足掻いたあの子は結局、
君を手に入れられなかったんだ

何かにおもい詰めているときって
何でもないことにすくわれたりする
何かにつまずいて泣きそうになってるときって
何でもない言葉に泣きそうになったりする

いつも聴いてる音楽が　応援してくれてるような気がする
そばにいてくれる君が　とっても優しく大きく見える

ズタボロになって、辛くて、泣きたくて、
それでも私、そういう優しい気持ちになれるの知ってるから
また何度でも辛くなるのが、楽しみだったりする

辛い時に辛いって叫べるあの子が羨ましいって　そう思ってた時もあったけど、
辛い時ほど自分に優しくなれる私って　ちょっと得なんだって思いはじめるの

真っ暗な部屋でクッキーを齧り、
冷たい液晶画面にハローを投げかける
独りぼっちのお前に告ぐ

覚悟はできたか？　準備は良いか？
さァ、朝が来るぞ

忌々しいまでの青い空に　鬱陶しいほど白い雲
小さくなってく少年に、あの子は小さく手を振った
ばいばい、楽しかったよ　またおいで
今度はきみ一人で　わたしに会いに来てね