洛外日記


天ぷら!
天ぷら!
「天喜(本当は「七」を三つ並べる字ですが)」さんでランチを。天ぷら食べたかったんですよ、テンプラ!テンプラニーリョじゃなくて。ま。昼から贅沢ですよ。周りは、観光客とか上品なおばさま達ばかりでした。
千本通りに面しているのですが、座敷に通されるとまったく外の喧噪とはかけ離れた世界です。
付き出しは季節のずいき。天ぷらは栗もありました。海老がでかかったです。
せっかくなので、冷酒で頂きました。
写真はナスと鱧の柳川風(卵とじ)です。
もう、自分の家で作るのイヤになりますね、天ぷら(笑)。

2008/10/03 (Fri)



お菓子を食べればいいのに
お菓子を食べればいいのに
ブリオッシュ・オランデーズ(左)とプチ・クッペ(右)。
ブリオッシュにはいろいろな種類がありますが、これはトッピングにアーモンドスライスを卵白とグラニュー糖で絡めたものを型に入れました。
実はブリオッシュとはパンではなく昔のフランスでは「お菓子」と考えられていました。
マリー・アントワネットが「パンが食べられないのならお菓子を食べればいいのに」と言ったのは有名ですが、(この言葉はマリー・アントワネットのものではないようです)この「お菓子」こそがブリオッシュなんですね。
今でこそ、ちょっとリッチな味わいのパンというイメージですが、昔は玉子やバターをふんだんに使うものは貴重だったのです。日本だけでなくヨーロッパでも。
一方、プチクッペはリーン(貧しいという意味)でシンプルなパンです。こちらはハムや野菜をはさんでサンドウィッチとしていただくと美味しいです。

2008/10/01 (Wed)


野分立ち
また体調不良になってしまいました。急に寒くなったからでしょうか。
夜中に胃痙攣起したのですが、いつものことなので絶食して半日安静にしていたら直ると思ったのですが、意外に長引きそうです……。少しでも胃に物が入るとキリキリします。
この状況でも仕事をしているのに、わかってくれない人と話をするだけで、胃が痛みますネ(苦笑)。

台風の季節です。
既に台湾では大きな被害が出てしまっていますが、通過する各地域の被害が少ないことを祈ります。
「渇水で困っている地域を通ればいい」とかいう無責任な発言をするマスコミ関係の言葉に憤りを覚えます。
沖縄、九州地方ほどではないのですが、台風襲来の多い地方に育った私としては、出来る限り台風など来ないほうがいいと思うのです。昔は梅雨時期だけでほぼ充分に水が貯えられました。伏流水もあります。台風の為に四国地方が何百年という間痛い目に遭ってきたか判らないから、そういう無責任な発言が出来るのでしょう。
その分、自然の恩恵もありましたが、台風の為に毎回氾濫する河川、土砂崩れの起きる山肌、実った稲穂の倒れる田、大水によって流される家屋、毎年の被害は数億〜数十億円という莫大なものです。
四国に限らず、地方の農業を中心とする自治体は、自然災害対策をいかにおさめるかということに力を入れなければなりません。土木事業、治水に費用をついやして来ました。このことが都市化を遅らせて、第三次産業に力点を置く事が出来ない、効率の良い産業はのぞめないのだとしても、それは江戸時代のように各藩の自治が侵されない時代ならともかく、今の世の中はやはり国家の仕事でしょう。

私自身の強みは、台風経験の多さです。膝下の水でも人間は足を取られ、カンタンにおぼれてしまう。増水する箇所には車であろうと自転車でも徒歩でも絶対に近付かない。停電の時にすべきことのいろいろ。トイレ用などの水を汲んで用意しておくこと。ロウソクなど予備の灯りは必ずおいておく。暗くなったからといってパニックにならない。ラジオは常備しておく。
そんなときに海へ行くなんて言語道断ですが、やむを得ず外へ出る時は、傘は差さない。大風で骨が曲がって自分の顔に突き刺さることもあります。高い建物の下、看板の下は通らない。ガラス窓は簡単に割れてしまうので近付かない……等、当たり前のことが出来ないで被害に遭うニュースが多いことを知って遺憾に思います。
自然を甘くみてはいけないという教育は、子供の頃からしておいたほうがいいのではないかと思います。
豊かな山林、河川あっての日本です。
都市圏のみ中心で地方をないがしろにする国政に未来はない。と、いつも思うのですがね……。

2008/09/29 (Mon)


もの思うちゅん太
もの思うちゅん太
『もの思う鳥たち』(セオドア・バーバー著・日本文教社)という本を読んでいます。
我々人間の鳥類に対する大いなる誤解を解いてくれる本です。知能が高いのはクジラやイルカ、類人猿などの哺乳類だけではないのです。私個人はいろいろ動物に接した結果、犬よりも鳥類のほうが圧倒的に知能が高いという印象を持っているのですが、世間ではまだまだそうではないようです。
捕食被捕食関係において、鳥類は猛禽類を除いて哺乳類よりも非力であるので、すぐに捕らえられるように思われ、頭が悪そうに見えますが、彼等は「人間にも似た」高度な文化と感情を持っています。
一日の多くを、本能行動に費やすだけではなく、「遊び」や「歌」に時間を割いています。
繁殖の為の生殖行為のみならず、人間に似た愛情表現も存在します。オスメスにも性格の合う合わないの相性がありますし、仲間が死ぬと、がっかり落ち込みます。ヒナの出来なかった、あるいは何らかの事故でヒナをなくした夫婦は、ヒナのいる夫婦の子育てを手伝うこともわかっています。
福岡の新聞で、人に保護されたスズメの子に毎日数羽のスズメが餌を運びに来たというニュースもありました。
餌を摂れないほど弱っている連れ合いの口に、餌を運んでくる鳥の例も多くあります。

鳥は人間の言葉を理解します。
野生の鳥もです。一見、個性がなさそうで知能の低そうな(というと語弊があるかもしれませんが)ハトも、すぐれた視覚、聴覚などで人間の固体識別を行っています。
我が家にやってくるスズメたちも、私たちを識別しています。夫は日中家にいないので、余り慣れていませんが、私がベランダに出ると、スズメたちは「あ。ごはんや水をくれる人だ」と反応します。汚れた水を換えてあげると、たちまちのうちにやってきます。
それでも人間は怖ろしいという意識が刷り込まれているので、やはり一瞬は私を見ても逃げるのですが、遠くで様子を伺っているスズメに「おいでおいで」と呼びかけると、戻ってくる個体も数羽あります。
人の言葉がなんたるかはわからないけれども、安全や利益を示すのだと知っているのです。
また、危害を加えそうな人間を判別すると、さっと姿を消します。
若鳥のうちはまだまだ未熟で判断に時間を要するみたいですが。
人の心を癒してくれる愛玩動物以上に、野鳥を含めた鳥たちが人間の世界に利益をもたらしていることも多いはずです。
ハトのフン害だの、カラスは憎らしいなどとあからさまな敵意で相手を見ないで、鳥たちに愛情を持って接すれば、もっと人間と動物の世界も広がると思うのです。

2008/09/28 (Sun)


南部ひっつみ(京風)
南部ひっつみ(京風)
急に寒くなったので鍋物が欲しくなりますね。
ということで、「南部ひっつみ」。
岩手や青森の南部に伝わる具だくさんの汁で、小麦粉の生地を引っ張ってちぎることから「ひっつみ」と呼ばれるそうです。
ゆでたひっつみにきな粉と砂糖をかけると、おやつになります。
これは岩手釜石の製麺です。
本来のレシピは6人分で、

鶏もも肉 …  1枚
ごぼう …  (小)1本
にんじん …  (小)1本
長ねぎ … 1本
干ししいたけ … 4〜5枚
だし汁+しいたけのもどし汁 …  カップ8
   
<ひっつみの生地>
小麦粉 …  カップ2
ぬるま湯 …  カップ1/3〜

<だし>
酒 …  カップ1/4
しょうゆ …  カップ1/3
塩 …  少々
うま味調味料 …  少々

ですが、長ネギがなかったので、刻み葱になってしまいました。お出汁もなんとなく「京風」に。本当は葱を煮込むとうま味がアップするはずなのですが。
でも、ひっつみの小麦粉が溶け出して汁がとろりとするので、保温性があって体がものすごく温まります。
岩手の「あさ開」のお酒など合いそうです。

2008/09/25 (Thu)


英国風ケーキ
英国風ケーキ
久々にドイツ菓子教室へ行きました。Englischerkuchen(イングリッシャークーヘン)。英国風ケーキです。
私は急遽混じらせてもらったので、パウンド型のまっすぐのが足りなくなって、幅広のものになりちょっと規格外のサイズになってしまいました(笑)。
本当はもう少し中のパウンドケーキ部分がスリムになるはずです。
でも、味は変わりません。出来立てよりも、1〜2日寝かせた方が美味しいですね。冷蔵庫で保存して、食べる一時間前に出して生地を柔らかくしておくとベストコンディションです。
なんせ今年は暑かったし、まだ日中も暑いのでケーキの管理はたいへんです。その辺は、プロの方は勿論ですが、食べる方も気をつけないとなりませんね。自己責任です。

2008/09/22 (Mon)


鰻博多豆腐
鰻博多豆腐
煮物は「鰻博多豆腐」です。日本料理で「博多につくる」というのは、玉子豆腐などで具材をはさみ、段かさねにすることをいいます。鰻を玉子豆腐で二段に蒸し上げています。
季節の松茸、人参、菊葉をあしらっていてとても彩りの美しい一品でした。
揚物は「栗の天麩羅、鯛木の葉揚げ、銀杏松葉、川海老唐揚げ、アマゴ」の吹き寄せ盛りです。吹き寄せも京料理の特徴ですね。
焼物は「鮎石焼」で、こちらの名物だそうです。
強肴(しいさかな)は「一口素麺」、酢物は「龍皮巻き 黄味酢掛け」。龍皮巻きというのも、昆布で魚などを巻いた料理をいいます。
9月という秋を感じさせながら夏の名残がある季節にふさわしい旬のものを頂き、日本料理のよさを改めて知る。これをもったいないと取るか、値段以上のものを得たと思うかは個人の考え方の違いですが、造った方のお顔が見えて、お話が聞けて、ゆったりとした時間を過ごせて、お金で買えないものをいつも頂いていると思っています。

2008/09/12 (Fri)


鮎笹寿司 
鮎笹寿司 
酒肴は「鮎笹寿司」です。
恥ずかしながら、鮎のお寿司を頂くのは初めてですので、新鮮な気分でした。少しも臭みはなく、あっさりした味わいです。
向付は「鱒大葉巻き、鰻落とし、あしらい一式」です。
お造りですが、いっぷう変わっています。鱒はへぎ造りです。鰻は開いて骨きりをし、鱧のように落としにします。鱧よりは身がしまっていますね。

2008/09/12 (Fri)


川床を満喫
川床を満喫
貴船の川床に行ってまいりました。
川魚懐石「ふじや」さんです。
お天気にも恵まれ、涼しく過ごしました。
付出しは、写真の「食前酒、ズイキ酒盗和え、柴栗白掛け、鰻八幡巻」です。
ズイキは京料理にはかかせない材料で、皮を取り除いて湯がき、水でさらして鮎の真子で合わせてあります。
柴栗は豆腐の裏ごしを掛けてありますが、自然な甘さが上品。
八幡巻はいわずとしれた牛蒡巻ですが、アクセントが粉山椒。
次は小吸物の「萩しんじょう、松茸、香り柚子」。
しんじょうは鱒を萩に見立てて、しんじょうに仕立てたものです。

2008/09/12 (Fri)


ブリオッシュ
ブリオッシュ
小さい雪だるまみたいな形のはブリオッシュ・ア・テートですが、こちらは変形のブリオッシュ。丸めた生地を丸とパウンド型に入れて二次発酵させたものです。写真ではわかりにくいですが、焼き上がりもきれいに出来ました。
私は殆ど味見してないんですけど(笑)。

2008/09/11 (Thu)



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