【※重要なお知らせ】Alfoo有料化への移行に伴う重要なお知らせ。
aro’s blog


秋田犬オープンマイク
秋田犬オープンマイク
にいってきました。

なんというか。
人間らしくいることは
わたしには難しかった。

素直さと頑固さと本音と嘘は
紙一重。

頑固さも素直さの一部で
嘘の本音の方が大切だったり。


消化不良の夜。
でもそんな日も悪くないのよ。

「あーぁ、わたしお腹下ってるや。」
そんな日の自分を
鼻で笑うのも悪くない。
2012/10/03 (Wed) 22:53



大切な人とお別れした日
大切な人とお別れした日
昔。
高校1年の頃。

ケータイというアイテムをはじめて手にした。
2003年の4月5日。
日にちまで覚えてるくらい

携帯に感動し、どんな機能よりも
写真が撮れるという機能に感動した日が
忘れられない。


小学校の頃は家から学校まで
片道徒歩1時間かかった。
小学校の頃は
どこへいってもいじめがひどくて。
登校班ではぶられ
学校では雑巾で顔を拭かれ
毎日何かが無くなって。
それでも母は強く、そんな私の背中を押して
毎日泣きながら嫌々登校した。

そんな泣きじゃくった通学路には
いつも涙を止めてくれる
たくさんの友達が、わたしにはいた。

草。虫。水たまり。田んぼも畦道も
花も畑も山も空も神社も杉林も岩山も
歌も
途中にトイレを借りる駄菓子屋さんも
全部が友達で仲良しで楽しかった。

学校でのわたしは、教室の隅でいつも
本を読むか絵を書くかだったけど。
通学路でのわたしは
野草を積んだり食べたりして
わたしだけのたくさんの友達と
楽しく遊んでいた。
顔も肩もそばかすだらけになるくらい
お日様の下を駆け回った。

危ない子に聞こえるかもしれないが
わたしは楽しかったのだから、仕方ない。


家が近付くと一緒に住んでいた
うちのおばあちゃんが
いつもいつも畑仕事をしていた。
おばあちゃんはいつも歌をうたっている。
しかもオリジナルの。

わたしに気づくと
「さーこゃ、畑に水汲んできてくりょーよ。」
といつも言う。
真っ黒な顔と手足のうちのおばあちゃん。
おばあちゃんの作る
きんぴらごぼうやおいなりさんや筑前煮
なにより味噌汁が大好きだった。
夕方の畑までの水汲みも大好きだった。

中学校は市内に引越しをして
通学路も家から15分ほどのところになったので
ひきこもりがちになった。
相変わらずいじめは耐えなかった。
家で音楽を聞いたり
本を読んだり、絵を描いたり
体重も増え、目も悪くなり
さらに地味になった。

夕方、
おばあちゃんが水汲みをわたしに頼んでも
面倒な時は、聞こえないふり。
部屋の窓から見る空だけがすきだった。
わたしの肌はどんどん白くなった。

高校に進学するつもりはなかったけれど
それでも、とあるきっかけで
音楽に魅了されてついでに進学。

高校生。
母さんが「携帯いる?無遅刻無欠席でがんばれそうなら、
買ってあげる。」と言って。

携帯を手にした。

15分の帰り道に、
わたしは携帯のカメラで毎日
写真を撮りまくった。
それも、空の写真ばかり。
15分の帰り道じゃ足らなくなり
ずいぶん遠くまで歩くようになった。

おばあちゃんは毎日毎日暗くなるまで
空の下で畑仕事。

「水汲んでくりょーよー。」
なんて、言われる
夕方の時間には帰らなくなっても
おばあちゃんは外で、車を拭いたり
草取りをしたり、みんなの洗濯をたたんだり
忙しなくわたしを迎えた。

おばあちゃんの小さなお願いごとも
引き受けられなくなったまま
高校を卒業して、わたしは東京に出た。


東京に出てからの
おばあちゃんのわたしへの心配は
両親よりも激しく。

毎日、居候先の親戚の家に電話をかけてきたり
「さーこはどうしてるだ?」
「腹は減ってねーのかよ。」
「いつになったら山梨にけーるだよ。」
毎日だった。


東京に出て、何年か経って
山梨に帰った時
また東京に戻るわたしにおばあちゃんは
半泣き状態で声をかけた。

「もう体がおかしくなるくらい心配だから
山梨にけーってこーよ。」と。


東京で必死に頑張っているわたしを
否定されているように感じるくらいの
心配の仕方に
申し訳なさや感謝の気持ちを通り越して
腹が立った。

「うるさいなぁ!!
帰らないっていってるでしょ!」
わたしは強く、そう言い放った。


それから2週間後。
母さんから
「おばあちゃんが、くも膜下出血で運ばれた。」
と電話が入った。

高速バスに飛び乗って山梨へ。

病院で2週間ぶりに会ったおばあちゃんは
頭が丸刈りになり、目は包帯でぐるぐる巻き。
口には酸素ボンベ。
たくさんの管につながれて
元気な太陽の下のおばあちゃんの姿は
どこにもなかった。
ただ、肌だけが太陽に染まったまま。


会話はもうできなかった。
「さおりだよ。帰ってきたよ。」
と言ったら、
「…ぁ」
と少しだけ首が動いた。


この何年かで
こんなに小さくなっていたことに
そのときになって、気がついた。


おばあちゃんはそのあとあっさりと亡くなった。

「おれはコロッと死にてーだ!」
といつもいっていたそのままに。
わたしとの最後の会話は
わたしからの喧嘩腰の言葉。


ひきづった。
償えなかった。
おばあちゃんがくも膜下になったのは

自分のせいだ。


ちょうどそんなころに。
わたしはこの日記をはじめた。
この日記の一番最初も
空の写真。

携帯でおばあちゃんがすきだったものを
残したいと思って。
わたし、がんばってるんだよって
残したいと思って。



一年後。
ちょうど秋だった。
山梨に帰った時、ふと夜空をみたくて
家の外に出た。
空にはたくさんの星が瞬いていて
なにかの流星群の日だった。

何分か見上げて心の中でつぶやいたんだ。

「おばあちゃん。
わたしは元気だよ。
毎日毎日しあわせだよ。
もう心配しないで大丈夫だからね。」


大きな流れ星が空の端から端へ流れた。
涙が止まらなくなった。


許してくれる?

「ありがとう。」





空を見上げる時は
いつもかならずおばあちゃんを心の中で呼ぶ。
自然が大好きだったおばあちゃんの血を
わたしは受け継いで
空を見上げながら今日も元気に
自分のうたを
うたっている。
2012/10/02 (Tue) 17:15


台風ライブCAVALLINOでした。
台風ライブCAVALLINOでした。
無事に帰宅しました!
川口はCAVALLINOでの
ホームライブでした。

台風の中、お越しくださいました
勇者の皆さん。
無事に帰れたかしら…。
帰るまでが勇者の使命!
はじめましての方も
いつも応援してくださる方も
出演者さん方も。
また元気にお会いできますように。

本日のセットリスト*

はじまるきっかけ
虹の橋を渡って
ホームキー
hate me
わけてあげる


でした。
はじめの集中力のなさには焦ったけど
楽しかったー*笑
バイトしながらはやっぱりきついね。

急遽のお誘いライブなのに
お客さんもスタッフさんも出演者さんも
分け隔てない感じで
台風そっちのけでオンリーワンな
空間になりました。
9月を締めくくれたぜ。


次のライブは来週金曜!
10/5 下北沢はアーチストにて。
花金のトリなので
ぜひゆったりとお越しください*
2012/10/01 (Mon) 0:29


はじまるきっかけ
おそばせながら、
12月にワンマンライブをすることになった。

12月29日

この日はわたしが
路上で歌を歌い出した日。
とても大切な日。
うたうaroが生まれた日。


師走で人は足早。
仕事納め。忘年会。年越しの準備。
他人の音楽どころではない中で

「今年中に歌い出さなきゃ
わたしは来年も変われない」
と2007年の終わろうとしている中で
マイギターを買い
恐怖とうずうずを抱えて、うたいはじめた。

はじまるきっかけは
今年中じゃなきゃ駄目だった。


あれから早5年。


ドレミの勇気で

ソファミを越えて

ドシラを見つけ

ソラを泳ぐ


そんな歌詞を昨日の朝、書いた。

ドレミはわたし。

ソファミはいろいろだなぁ。
犠牲も恐怖も己も弱さも。

ドシラはあなた。
あと大切な場所、時間。

ソラは。
街。今。空。音。夢。


色々に重ね合わせて聞いてもらえたらいいな。


明日はワンマンと同じ会場
川口はCAVALLINOで急遽
ライブになりました。

お時間ある日曜をお過ごしの方、よければ。
ご予約も当日16時まで
メールなどで受け付けてます。

9/30(sun)
川口@LiveSpaceCAVALLINO
会場:18:00/開演:18:30
チケット:前売 1500円+1ドリンク
当日 1800円+1ドリンク

aro / 美萌 / MIRI / 北川友紀 / 空色シネマ
(*aro出演は20:20〜予定)
お店HP:http://www.live-cavallino.com/
2012/09/29 (Sat) 20:50


阿佐ヶ谷初上陸でした。
阿佐ヶ谷初上陸でした。
はじめましてのライブハウス
阿佐ヶ谷のNextSunday
に紅一点でお邪魔させていただきました。

はじめましてなところ
新曲2曲を引っさげて。
なんともいえぬ。
度胸を振り絞ってみました。
いっぱい汗かいちゃった…。
でも楽しかった!

久々にトイレらしいライブしました。

いま出したいものを出しきるライブ。
こんな時じゃないと
やりたいこともできないもの。
ムーミンになった気分で挑戦してみました。
どうでしたでしょうか?


今日歌ったのは

はじまるきっかけ
UNANA NIGHT
ホームキー
hate me
呪文
わけてあげる


でした。
最初の曲と最後の曲が
昨日今日でできた新しい曲。

あさってもライブ!
あさってまでに新しい曲を
もっと泳いできます。
ターンしてきたわたしをおたのしみに。
2012/09/28 (Fri) 20:35


紅一点
本日ライブです。
初めてのお店です。
新曲もっていきます。
どう転ぶか。
来た人のみぞ知る!

阿佐ヶJ@NextSunday
会場:18:30/開演19:00
チケット:前売当日共に1000円 +1ドリンク
artist:aro / ソスー / 羽田敬 / localstyle
(*aro出演は19:00〜予定)
お店HP:http://nextsunday.jp/

お店の方からメールで詳細をもらったとき
「この日はaroさん、紅一点です!」
と書いてあり。
理解力が曖昧だったので調べてしまった。

紅一点。
そういうことね。
ぶちかまします!
2012/09/28 (Fri) 12:11


路上お休みのお知らせ
夕方から雨予報。
相変わらずの雨女っぷりに
泣けます。

降るなら早く降ってくれれば諦めつくのにね。

しかし風強い。
やりだしてからこの風と雨は怖いので
今日の路上はおとなしく
お休みしようかとおもいます。

その代わり!
この悔しさは明日と日曜日のライブで
新曲にかえます!
久々にただいま降臨中。

おたのしみに*
2012/09/27 (Thu) 17:35


ドーナツと本と白
ドーナツと本と白
ミスタードーナツが半額セールをしている。

どこも、店舗の前は大行列。
ドーナツを買い、出てくる人はみんな
長い箱を何箱も持っている。
家族で食べるのかしら?
友達かしら?女子会かなぁ?
なんて仕事の帰りに見つめていた。

時々、ひとつふたつを
ひとりで食べたりはするけれど
あの長い箱でドーナツを
ぎっしり買ったことがこれまでにない。

ぎっしり。
買ってみたいなとおもい。
だけど、買ったところで
一人暮らしの家にそれを持ち帰って
どうするのか。

諦めたり、悩んだり
行列の空き具合を見つめては、また悩んで。
仕方なく向かいのファミレスに入って

とりあえず様子をみようと、本を取り出して
昨日買った本を読み始めた。


…読み終えるまで
居座ってしまった。

本はたのしいなぁ。

読み終える頃には、頭の中は
物語に分けてもらった甘ったるさが
駆け回ったままで。

ドーナツは今日はもういいかな。と
あっさり割り切れ。
次の本を買いに、駅前の本屋へ。

これまでは1冊買ってはまた1冊
という感じで選んでいたのだけど。
読むスピードが加速してるので
今日は厚い文庫本を2冊買った。
そのあと
本屋の横の無印へふらっと立ち寄った。

店内をぐるぐるして
ずっとほしいとおもっていた
真っ白いシーツと掛け布団カバーの前で
手にとって。
買ってしまった。
これまでかなり迷ってやめてたのに
今日は迷いなく。
出費。

これも甘い本の内容のせいなのか…。
なんだろう、浮かれてるんだろうな。
何の頭も存在せず、無心で。

帰り道。
自転車の前カゴに入れたそれを見て
「大切な人が出来たら、取り変えようかな」
なんて願掛けをしようかとおもったけれど。

月を見つめ、目を逸らす間くらい
自分のことに重ね合わせると
一瞬のおもいあがりでしかなく
すぐに現実を見れた。

腹の足しにもならないのでやめた。

そんな水曜日。

明日は路上。
もう、うたいまくります。
2012/09/26 (Wed) 21:49


有川浩を読む秋
有川浩を読む秋
レインツリーの国に続き
塩の街を読破。
かなり厚かったけど2日で読んでしまった。

独り身のわたしにはかなり沁みる
甘ったるい純愛物語が多いけれど。

女の子の気持ちには
嫌味なく素直に共感できたり
完全フィクションのストーリーだと
わかっていながら、感情移入できていまう

ひっぱられる力。文才。
言葉による感情表現。
言葉の奥の空気。
作家ってすごいな。
とんでもないとおもった。

すきな人の
ただの重い荷物にはなりたくない。
すこしでも役に立ちたい。
のに、相手にされてるのか。
そんなこともわからない。
もっと知りたい。
でもそんな勝手な希望を軽蔑されたら?


自分と相手の違いばかりを気にしては
ひとり自信を失ったり
顔色を伺って自分を表せなかったり
健気さと爆発の割り振りがへただったり

ヒロインとわたし、
そっくりだな…って思ってしまう。

思い込まされる。
思わない女の子なんていないでしょ。
ずるいなとおもう。
そして読み終えて。
自分の過去をくすぐられてる感じが
たまらなく悔しくてさみしい。


小学校の時、
小3〜小6までわたしはほば図書室ですごした。
中休みに外で友達と遊んだことは
一度だってなかった。
ひとり絵を描くか、本を読むか。

いじめや、教室という場所への拒絶反応で
学校へは登校出来ても
教室には入れない日もあった。
そんな日はいつも大好きな図書の先生の机の下で
隠れるように
本を読んでた。
年間200冊の本を読んだ。
小学校を卒業する頃には
図書室の本棚は読んだ本だらけになった。

中学は完全に学校嫌いになり
本からも自然と離れた。
代わりに
ひたすらペンを握ってるか。
トロンボーン吹いてるか。

ペンの先に言葉の断片を並べては
集中して絵を描くことで現実から逃げた。
トランペット、トロンボーン、チューバ
ピアノ、ギターと出会ってなかったら
自分の世界はペンの先の
紙切れ一枚で終わっていたかもしれない。


本を読む秋。
本を読むと過去の自分を思い出す。
けれど、
今は逃げや抵抗で本に縋りつくのでなく

本に糧を分けてもらうために
もしくはただの読書好きとして
本と向き合えてることに喜びをかんじてる。
2012/09/25 (Tue) 23:14


ぶかぶかな冬のはじまり
ぶかぶかな冬のはじまり
去年きていた秋冬服が
ぶかぶか…。

襟元もかぷかぷですな。

体重は5キロも変わってないのに
体型がすこし変化しているようで。

よいことなのやら
わるいことなのやら。


今日は突然寒いですね。
体調管理に注意。

朝はあったかいお茶と
バナナとワッフル食べました。
マネケンのワッフル、おいしかったな。
2012/09/25 (Tue) 11:24



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