本日のマリオンの付き添いは僕が珊内一時帰村のため昼までだった。病室に到着して
間もなく「歩くかぁ」の一声。よしよし。頼もしい限りだ。しかし今日の僕は睡魔に
とりつかれていた。眠くて仕方ない。そんな僕をマリオンが起す。まったく立場が逆
だった。 昼から僕が居なくなることをナースさんに告げる。ナースさんはマリオン
に「じゃぁ昼から私と遊ぼうね!」と。ナースさんが部屋を出た後、僕はマリオンに
「何して遊ぶの?チチ当てゲームはどう?」と提案。チチ当てゲームとはじゃんけん
で勝った人が負けた人の乳首を服の上から指で当てるというゲームなのだが、マリオ
ンには「何言ってんの。」と邪険に拒否された。 昼前にマリオン父が来たので
交代してもらい僕は一旦宿へ。 あまりの眠気に30分ほど仮眠をしようと寝る。目
覚めると午後1時だった。結局1時間ちょっと寝てしまったが、これが珊内までの運
転には良かったのだ。途中余市で買い物。ここで珊内の人と出くわす。今では珊内の
人の買い物場は岩内では無く余市なのだ。珊内到着は午後4時頃。家の中でのやるべ
きことをやり、季節にあった服をバッグに詰めなんだかんだで午後7時半頃珊内を発
つ。途中僕の昼のバイト先のオーナー宅に寄る。そのオーナーのレストランとホテル
は台風18号で大打撃でほぼ壊滅状態。もう営業できないので廃業しようと思うと
言っていた。もし再開できたらまたよろしくね、とも。そんな状況でありながらもマ
リオンを気遣い見舞いまで頂く。 お互い頑張りましょうと一路札幌へ車を飛ばす。
札幌から珊内へは1ヶ月ぶりの我が家に帰る思いで走ったが、珊内から札幌への道
も<帰る>思いがあった。なんだか不思議な気分だった。札樽道を走っていると、満
月を過ぎた月が札幌の街明かりより更に明るく照っていた。
楽しい絵文字でココロ伝わるメッセンジャー /









