久々にライブではない、客入りの心配がない演奏だが、お客さんがジャズを聴きにきたわけでは無いので、ライブとは違った部分で気を遣う演奏でもある。
ドレスコードはあまりラフでなければ大丈夫と言う話だったが、僕以外のメンバーはドレスアップしていて、僕は普段着にネクタイ着用しただけのラフさだった。
実のところ、僕の持っている正装は冬物がほとんどで、夏使用の正装が無かったのであった。
今回は札幌北区役所となりのサンプラザの一室で行われたが、客入り以外でライブハウスと違う問題点もある。
会場が広いだけに音の回り方が遅れて届くので全体のリズムを捉え難く、自分が乗っかれているのか心配になる事が多々あり、演奏を楽しむ気持ちになり難い。
ライブハウスだと演奏者が楽しい=お客さんも楽しい と信じているのだが、今回のような演奏の場では、お客さんは食事を楽しみに来たのであり、演奏がその場をより楽しい時間を演出できているかが気になって、こちらは楽しむ余裕が生まれないのが本音。
とにかく久々に自分のドラムセットの活躍の場があって、楽器にはうれしい時間だっただろう。