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◆ ◆ ◆ 念願叶って♪◆ ◆ ◆ 2025/02/24 (Mon) 19:58 仕事柄、高速道路などの所謂「自動車専用道路」を走行する車に乗車することは多い。その際、いくつかの疑問や謎を感じ、長年強い興味を持ち続けてきた。 1 高速道路では一般道より高速で走行するのに、コーナーでの横G(身体を横方向に振られる感覚)をほとんど感じないのは何故? 2 高機能舗装(透水性・排水性などの機能を持たせた舗装)の路面を走るとき、まるで軟らかいゴムの上でも走るような独特の篭もった音がするのは何故?(実際の路面を触ってみたい) 3 高機能舗装でない古いトンネルに入ると、まるで走行方向に垂直な横線を一定間隔で引いてるように、速度に応じて周波数が変化する「ヒャ〜」というようなサイレンにも似た音がするのは何故? 実は3については、まだ高知道が開通して間もなく、ほぼ全てのトンネルで上記のような音がしていた頃、ラジオの生放送で当時の道路管理者にお訊きすると、「排水のために溝を切ってあるのでは?」という解答を得たものの、 とにかく直接触れて謎を解きたい、つまりは高速道路を自分の足で歩き、路面を手で触ってみたいという願望を長く持ち続けてきた。 しかし「開通前の自動車道を歩くイベント」については、いつも終わってからニュースで知るか、たまたま事前に情報を得ても、(ありがたいことに)仕事の予定が入っている等々、今まで一度も参加できなかった。 そんな長年のフラストレーションを満たしてくれそうなイベントに漸く参加できたのは昨日(2月23日)。 それは、高知東部自動車道 南国安芸道路の 高知龍馬空港IC〜香南のいちIC間の開通記念イベントとして、サイクリングやウォーキングができるというもので、視覚障害者を伴走サポートする会「BESTIE KOCHI」の定期練習会の一環として、「たまにはゆっくり歩いてみるのも良いのでは」ということで参加することに♪ スタート地点の香南のいちICのアクセス道路は決して長い方ではないけれど、車なら あっという間に昇って本線に合流するのが、歩いてみると意外と急勾配の道を意外と長く昇った間隔だった。 そう言えば土佐市で暮らしていた若い頃、頻繁に高知市にタクシーで飲みに出ていて、タクシー代だけでもバカにならない出費だったのを見かねたある人が、「一度二人で高知市から土佐市まで歩いてみようよ」っていう提案をしてくれて、 「お〜…粋なデートの提案だな!」とばかりに喜んで、県庁前から当時のアパートまで約16キロを4時間くらい掛けて歩いたことがある。 歩き始めてまず面くらったのが、日頃タクシーやスタッフの車だと15分もあればやって来る荒倉(あらくら)トンネルに歩いても歩いてもたどり着かず、トンネルに入ったら車だと感覚的には1分そこそこで通過するのに、これまた歩いても歩いても出口にたどり着かない間隔!! その後も当時の狭い国道56号線を正にうんざりするほど歩いて漸くたどり着いた仁淀川大橋は、もう古里中村までたどり着くんじゃないかと思うくらい長く感じた!! そして漸くアパートにたどり着いた時には、両足の踵と親指にできた複数の水疱が破れて大変な事に!! 「どう?…当たり前のように車で通ってる道も、自分の足で歩いてみると実際の距離が解るでしょう?」って優しく諭してくれたトモヨちゃんには感謝したけど、良きにつけ悪しきにつけ、人間は痛みや苦しみを忘れられるから生きていけるんだよね(苦笑) あっ…話が大きく逸れてしまったけど、念願叶って初めて歩いた自動車道は、一緒に歩いてくれた「BESTIE KOCHI」のめんばーの説明もありがたく、知的好奇心を大いに満たしてくれた。 まず疑問1については、カーブでは路面を内側に傾けることで遠心力を打ち消す「バンク」を作るということは今では周知だけど、そこを実際に歩いてみて、路面の傾き具合に改めて驚き、安全を担保することが最低条件のインフラを作るために、様々な条件で繊細な計算をして作られていることに改めて思いを馳せた。 途中で直接路面にも触れて、疑問2の「高機能舗装」についても、その感触を知ることができたし、冬型に伴う強風の中でも、車が通らない高い場所からの周囲の音風景や、歩いてる人たちの楽しそうな会話は気持ち良く新鮮なものだった。 それでもやはり、何度も訪れて知ってるつもりだった街の場所と場所の距離感は、あくまでも車で走ったときのもので、歩いてみて再認識させられたのは30年前と同じ(成長なしか) そしてウォーキング後の飲み会が幸せな一時になったのは言うまでもない♪ ちなみに来年は…おっと…これは内緒の話だった…っていうかひょっと酒が言わせた冗談だったか???? -- 一言感想(200文字以内) -- |