お陰様で、志賀由佳さんの個展は胸を張って「大成功」と言える形で終了することができました。
期間中の来場者は延べ250人余り。
そしてポストカード集「○○が○○だったら」は、ネットや口コミ等で、追加発注の50冊も含め100冊が完売。
最終日には、会場となったビルの受付の方が「入場者が多くてほんとに驚きました」と声をかけてくださいました。
振り返ってみれば、鬱病と向き合ってる当事者やその家族はもちろん、プロの写真家や画家など、いわゆる「同業者」の来場もあり、様々な立場の人との触れ合いを重ねる中で、由佳さん自身大きな刺激を受け、また対人関係の構築という面でも、大変大きなトレーニングになったようです。
そして僕自身、感動のあまり涙がこぼれた場面も何度か有りました。
それら全てのエピソードを挙げてると切りがないので、この個展を象徴するような、とても印象的だった出来事を1つ書いてみます。
最終日、鬱と向き合う若い男性が来場されました。
彼は「人の多い場所には行けない」「夜が眠れない」「できないことなんて無いと思ってた」等々、耳を澄まさないと聞こえないほど小さな声で、2時間余りに渡って、とぎれとぎれに僕達スタッフや由佳さん本人に話しました。
そしてそれを静かに聴いていた由佳さんは、「これお守りです」と言って彼に何かを渡しました。
その後もほとんど沈黙のまま椅子に腰を掛けていた彼は、暫く経って静かに会場を後にしました。
それから2時間ほど経って、僕の最後のミニライブが佳境に入った頃、1人の男性が来場してポストカードブックを手に取ったそうです。
「これ買うことはできますか??」
スタッフが目を向けると、明らかに由佳さん手作りのお守りを身に付けているものの、一瞬誰だか解らなかったそうです。
「嬉しかったから、ポストカードを買いに来ました」と力強い声で言う彼は、無精髭も剃り髪も整え、こざっぱりとした服に着替えて、まるで別人のようだったそうです。
そんな彼を見て「別人かと思った! 嬉しいね!!」と言って笑う由佳さんの屈託のない笑顔に涙が出そうになりました。
ここ高知で夢だった個展を実現させた志賀由佳さんは、昨日東京へ帰っていきました。
高知空港の搭乗手続きカウンターで羽田での荷物の引き替えとモノレール乗車のサポートをお願いし、女性職員に伴われてボディーチェックのゲートに入っていく彼女は、涙で言葉が出ませんでした。
そして今回彼女の宿泊も含め全般的なお世話をしてくれた和泉さんもまた、「家のドアを開けたら「おかえり〜!」って迎えてくれそうや!!」と言いながら泣きじゃくっていました。
今回1人の人の夢を微力ながら応援させてもらって、ほんとに沢山のことを学びました。
誰かの助けを期待して、そういう波動ばかり放ちまくってる時は、いつまで経っても思わしい方向に進めないことが多いけど、誰かの笑顔を応援したいと心から思って動くとき、思いもよらぬ大きなパワーが出るし、そんなプラスのエネルギーこそが多くの人を引きつけて好ましい結果に繋がっていく!!
そしてそれはもちろん、そんなことを期待しての動きではなく、心から相手の幸せを願っての動きでなければいけない!!
これぞ正しく「情けは人のためならず」ということなのでしょう。
当然、今回由佳さんに「情けを掛けた」なんてことは微塵も思ってなくて、ただ真っ直ぐな彼女の笑顔を心底応援したかっただけです。
東京に帰ってまた1人の時間が増える彼女は、ともすれば不安や寂しさから後戻りしそうになることが有るかもしれません。
ただ以前と明らかに違うのは、個展を通して彼女の存在を、そしてその魅力を知った人が沢山できたということ!!
そのことを忘れずに、心からの笑顔を取り戻せる日を信じて、少しずつでも前に向かって歩いてくれればと心から願います。
皆さんも、あの痛いくらいピュアな生き物の存在を、どうか忘れずに応援してあげてください。
ご協力本当にありがとうございました。
なお個展会場の写真など、以下のサイトで公開される予定なので是非ご覧ください。
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