もういい加減に日記を書かないと、存在すら忘れ去られそうなので、全身の筋肉痛に涙しながらキーボードを叩いてるKeiであるのです(/_;)
昨日は徳島県立盲学校のグラウンドで開催された「全国障害者スポーツ大会グラウンドソフトボール競技四国地区予選、四国地区グラウンドソフトボール選手権大会」に参加した。
「四国を制する者は全国を制する」と言われるように、四国の代表になったチームは、中国地区代表との決定戦は言うまでもなく、全国大会でも連覇を続けている(一昨年だったか雨で試合ができず、じゃんけんで雌雄を決して優勝を逃したことはある)。
そして四国内での力関係は、徳島・愛媛が全国でも二強だという評価をする関係者も多く、ここ最近は徳島県チームの優位が続いている。
そんな中、我が高知県チームは、上記二強に肉薄するも、その厚い壁に阻まれて、全国大会からはずいぶん遠のいている(..;)
試合は4チームによるトーナメントで行われてきたけど、香川県チームが不参加になってからは、3チームによる総当たり戦になった。
そして昨日、我々高知県チームは、徳島に敗れた愛媛と第2試合でぶつかった。
まず初回の守備で愛媛の先頭打者の打球が左翼のKeiの所へ。
なんとなく固くなってたKeiは、そのボールを後逸!!
それでも何とか無得点に抑え、その裏の攻撃で3番打者のKeiは、1塁走者を進塁させることもできず、あえなく三振!!
その後高知は押し出しの四球で先制するも、再び左翼手Keiのエラーで生まれたピンチから逆転を許してしまう!!
何とか打撃で取り戻そうという焦りが緊張になって、その後のチャンスにもことごとく不発に終わる!!
チームメイトが掛けてくれる言葉も耳に入らないほどの緊張の中、監督にベンチに下げてくれるように嘆願したかったけど、代わりの選手が居ないのでそれも不可能!!
小学時代からやってきたGS競技歴の中でも、こんな惨めで情けない思いをしたのは初めてだった。
「ムードメーカーのKeiさんが声を出さんでどうするよ!!」
10歳年下の監督に声を掛けられ守備位置へ。
相手打者は初回にエラーで出塁を許した元有名高校の野球部員だったという俊足好打の左打者!!
ただでさへ緊張してボールの音が聞き分けられないのに、左打者の左翼方面への打球は、外側に切れたり切れなかったりと判断が難しい!!
「お願いだからこっちへ来ないでくれ!!」
守ってて一番思ってはいけない事を強く願った。
ところが……・・・・・
ややバットの先で捕らえたような打球音がして、三遊間を抜けた速いゴロが目の前に飛んできた!!
GSのルールでは、Keiのような全盲野手がゴロを捕球すると、飛球を直接捕球したのと同じと見なし、打者走者はその時点でアウト、塁上の走者は、その塁に送球されるまでに帰塁しないとアウトとなる。
しかし、いくらゴロとはいえ、ボールと地面との摩擦音だけを頼りにボールの正面に入って捕球するのは決して簡単ではない。
「この打者を塁に出したら大きなピンチになる‥‥ 絶対に出すわけにはいかない!!」
左打者の切れていく打球に備えてライン際に守っていたKeiは、打球音を聴きながら左中間方向へ走った。
「あっ‥‥行き過ぎか!!」
急いで戻ろうとしたけど、ボールはもうすぐ右斜め前を通り抜けそうな所まで来てる!!
一歩だけ戻ってから、ボールの音がする地面へ頭から思いっきり飛び込んだ!!
・・・・・!!
胸に飛び込んできたボールを必死に抱きしめて起きあがった!!
「ア〜ウト〜〜!!」♪
一瞬静かになったグラウンドに3塁塁審の長く大きな声が響き、その後チームメイト達の「ナイスキャッチ〜!」という声があちこちから飛んできた!!
全盲野手であることを証明するための黒い目隠しようのゴーグルの中で涙がいっぱいあふれた。
「やった〜… やった〜…… やったぞ〜……!!」
何度飛び上がったか、何度拳を突き上げたか、そして何分間手を叩いていたかも覚えてないけど、とにかくあそこまで喜びを表現したKeiを見たのは初めてだと、後でみんなが言っていた。
小学時代からやってきたGS競技歴の中でも、こんな嬉しく興奮したのは初めてだった。
その後のKeiは、今までのことが嘘だったかのように、何度か飛んできた打球も全て無難に処理をし、高知は本塁打で同点に追い付いて、そのまま時間切れ・試合終了。
次の徳島戦では生まれて初めてワンポイントで投手も勤めたし、小学時代からやってきたGS競技歴の中でも、きっと思い出に残る大会になったと思う。
ちなみに大会の結果は……
まず第1試合、徳島 VS 愛媛は6対2で徳島。
第2試合、愛媛 VS 高知は2対2のドロー。
そして第3試合、高知 VS 徳島は3対1で徳島。
結果、徳島が2勝0敗、愛媛と高知は共に1敗1分けとなり、得失点差で高知が2位に入った。
優勝した徳島県チームは中国地区代表の広島市チームと後日代表決定戦を行い、おそらくまた優勝候補の筆頭として、今年兵庫県で開催される障害者スポーツ大会(障害者の国体)に駒を進めることだろう。
そして愛媛を上回って準優勝の高知は、国体を上回る12チームが出場して開催される「全日本選手権」への出場権を獲得した。
スケジュールが最も過密になる11月の開催ということで、Kei個人としては極めて微妙だけど、なんとか折り合いが付けば参加したいと思う。
さて、明日はラジオの特番の取材で須崎・黒潮町方面へのロケ。
どうやら天気もまずまずみたいだし、若いから当然筋肉痛も声も完全に治ってるだろうし、初夏の高知の空気を思いっきり満喫してこよう♪