命の温もりは、どんな熱源よりも快く体を温めてくれる。
抱きしめた腕の中で・あられもない姿で・僅かに息を乱しながら、僕に全てを任せて横たわる命の、息遣いが・胸の鼓動が・そして肌の温もりがとても愛おしくて、体だけでなく心まで癒されていく。
そっと指を動かしてみる。
彼女はぴくんと体を震わせ、直後に全身の力が抜けた。
脇から胸に向かって何度も何度もゆっくりと優しく指を這わせる。
彼女はややぽっちゃりとした体を少しくねらせながら僕の腕にからみついてくる。
「あっいっ痛い!!」
思わず声を上げたのは彼女でなく僕だった。
「いっ痛たた〜! 痛って〜〜……!!」
利き手の左手に想像以上の激痛を感じ、生暖かい液体が人差し指をツーッと一筋流れた。
・・・・・!!
ごめんね……。
猫のキキには悪気なんてこれっぽっちも無くて、それどころか最大限の喜びを表現してくれたのに、おかげで怖いお母さんに叱られてしまったね!!
それが証拠に、番組の収録後に再び左手にじゃれついてきた君は、バンドエードを貼った傷口を何度も何度も鼻と柔らかい肉球で優しく触ってくれたもんね♪
大好きだよキキ☆
またいっぱい…しようね(^_-)-☆