毎朝の最低気温が10℃を超えるようになり、遅ればせながら高知の桜もようやく満開を迎えた。
そういえば近年特に花見などには行ってないけど、この近辺にも桜の木があって、まさに今満開の時を迎えてる♪
「佳ちゃん窓から山を見ると丁度満開の桜が見えてすっごい綺麗なで♪」
同じマンションのM夫妻と毎晩のように飲んで話してると、見えない僕まで周りの景色を全て見てるような気になる。
新興住宅街のこの辺りだけど、どうやらまだ周りには自然がふんだんに残ってるらしい。
「おらあ夜寝れんときは寝室の窓からよく空を見るけど、ここは星もどっさり見えて月もこじゃんと明るいぞ!!」
「東の窓から見えるあの辺りってなんかトトロとか住んでそうやね!!」♪♪☆
目の見えない僕のために親切心で教えてくれるとか決してそんなんじゃなくて、彼らが得た視覚情報を僕とも共有して楽しむために当たり前に話す♪
そういえば、お由美丼を始め髭じいもテルも、別に改めてお願いしたわけでもないのに、僕が一緒の移動中など、車窓から見える地名表示や風景などを、極自然にさりげなく口にしてくれる♪
大人でもそうなんだから、幼い頃から周りに障害を持つ人が当たり前に存在していたら、まるで寒がりの友達に上着を貸してあげるように、極当たり前にバリアを取っ払う工夫をしながらやっていけるはず。
それは僕が実際に経験してきた子供達との触れ合いからも断言できる。
低学年の子供はヒュアなだけに時に残酷なこともあるけど、こちらが完全無防備にさえなれたら、年齢が低い子供ほど実に理屈抜きで解け合うことができる。
ほんとに大げさでなく、1時間の触れ合いでも別れ際に涙がこぼれるほど深いところで触れ合える。
そういえば、最近立て続けにこんなことがあった。
先月の初めだったか、熱を出して病院に行こうとタクシーを呼び、エレベーターを降り裏口から慌てて駐車場へ出た。
すると突然何か柔らかいものにつまずいてバランスを崩した。
それがしゃがんでた子供の背中だと理解した僕は「ごめんね! 大丈夫? 怪我は無い??」と訊いた。
出入り口にしゃがんでいた小学校高学年くらいと思われる二人の少女は無言で立ち上がり、ちょっと離れたところで二言三言ヒソヒソ話すと、いきなりこっちに向かって走ってきて僕の腹を蹴ってキャーキャー笑いながら走り去った。
いきなり後から大きなお兄さん?に蹴られて相当驚いたし痛かったんだろうけど……!!
そして先月の終わり頃。
番組の収録を終えて帰宅し、エレベーターに乗ろうとボタンを押した。
降りてきたエレベーターには、まだ入学前と思われる男の子が二人乗ってて、ドアが開くなり僕を見て驚いたように言った。
「どうしたが? なんで目が見えんが??」。
僕はちょっとめんどくさいなって思いながら答えた。
「赤ちゃんの時病気になって見えんようになったんよ!」。
するともう完全にエレベーターから出ていた二人のうちの一人が突然エレベーターに走り込み「何階?」と訊いた。
「ええ? 10階やけど……」!!
彼はぱちっとボタンを叩き「行こう」と言って二人で走り去った。
もちろんエレベーターは目的の10階で静かに止まった。
地域社会も行政も、どうやらこれまで障害児をあまりにも特別視しすぎて、結果社会から隔離して育ててきた感が否めない。
従って一般に健常者といわれる多くの人が障害者に接するのも、逆に障害者が家族以外の健常者に接するのも、一定の価値観が出来上がってからになることが断然多い。
そうなると、健常者にも、また障害者の側にも接する上での不安感からくるぎこちなさが生まれ、そんな付き合いを面倒に感じる人が多数派になるのも当然といえば当然のことだろう。
いわゆる「統合教育」にはまだまだ超えないといけないハードルが沢山あるのは周知のことだけど、もうそろそろ「障害者」「健常者」「外国人」なんて、そんなふうにグループ分けする考え方を根本から変える時期にきてると僕は思う。
周りに寒がりな人がいれば上着を貸してあげればいいし、目の見えない人がいれば介助してあげればいいし英語しか話せなくて困ってる人がいれば通訳してあげればいい!!
なんかこう、社会全体がそんな価値観になっていくのが理想中の理想だよね。
おっとびっくり!!
11時の気温が24℃!!
今日の高知の予想最高気温はなんと27℃!!
これって6月、それも夏至の頃の気温なはず!!
けど北の窓から吹き込む風はどこまでも爽やかで気持ちいい♪
桜の花も見えるっていうことだし、今日辺りいっぱい人を呼んで、ここで花見とかしたい気分かも♪♪☆