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☆今日のつぶやき☆


岡山県吉備高原のびのび小学校
なんたって寒い朝だった!!
池には氷が張り、手先と耳が痛い!!
6時起床・6時半からアップダウンの続く2.5キロの道を早足でウォーキング・7時から朝食!!
なんて健康的な朝!!
岡山県の内陸、吉備高原にある学校法人希望学園は、全寮制の小中学校。
家庭の事情や生い立ちの部分で、しんどい荷物を抱えていたり、
自然の中で学ぶことを望む子供達が、全国から50人くらい集い学んでいる。
僕達3人(髭じいとテル)は、今日この学校でコンサートをさせていただくべく、
昨日からこの寮に泊めてもらってて、今朝は当然子供達と同じ朝のスケジュールで動いた。
同じ岡山県の新見市では、今朝の最低気温がなんと氷点下6℃以下!!
よりによって、今朝こんなに寒くならなくても!!
まあ5歳から17年間寮生活を経験した僕には、食事内容や食堂の雰囲気、ちょっと名残惜しげに静かになっていく消灯時間、
そして寒い朝の野外活動まで、ほんとに懐かしく楽しい時間だったんだけど、
スタッフ(特に髭じい)には、とても新鮮に映ったらしく、
「うちの子供達なんか、こんな生活絶対ようせんやろうなー!!」なんて、
我が子を当てはめて感慨深げに語ってみたりして、やっぱお父さんだよな!!
バブル期に開発を始めたものの、バブル崩壊でとん挫してしまったという「吉備高原都市」!!
周りの山々とあまりにも不釣り合いなその建築物群に驚きながら通り抜け、学校に到着したのは昨日の17時。
大正時代の建物をベースに、改築しながら使っているという「のびのび小学校」と、3年前に建てられた「希望中学校」!!
学校法人希望学園は、これらの小中学校からなっている。
学校法人希望学園のサイトは↓
http://www1.harenet.ne.jp/~nobinobi/index1.html

コンサート会場となるホールは、その小学校の中にあった。
スリッパ越しに、波形のようにさえ感じる木の床や、手を叩いたときの反響音まで、
懐かしい盲学校の講堂によく似ている!!
「バイト代ちょうだいね!」などと屈託無く笑って話しかけながら、音響機材の搬入を手伝ってくれる中学生達がかわいい!!
ふと気付くと、さっきから「めえええ〜!」と何やら鳴き声が!!
「えぇ? 山羊??」と驚く髭じいに、「いいえ羊です」と教えてくれる先生!!
ホールの窓を開けると、なるほど大きな羊が放し飼いされてて、呼んだら犬のようにとことこと歩いて僕の手の所に来た!!
初めて触るウール100%の大きな固まり!!
牧場から貰ってきたそうで、人間と一緒に生活してるうちに、羊の分際で雑食性になってきたらしく、
ほんとにまるまると肥えた雌羊だった。
スピカと名付けられたこのチャーミングな女の子は、なかなかのハチキンさんで、おとなしく側に来るかと思うと、いきなり強烈な頭突きを放ったりして、
もう全く油断も隙もあったものじゃない!!
でも顔の辺りを触ってるとなんだかワンワンみたいで、例によって僕はどうにもその場を離れがたく、
この二日間、ちょっと間が空くとすぐに彼女にちょっかいをだしてたっけ(羊だよヒツジ!!)
そしてセッティングやリハーサルを終えて、18時から子供達と一緒に夕食!!
低学年の子供達は興味津々で僕を見る!!
「目が見えないのにどうやってご飯食べるのかなー!」
「し〜(・・)」
あちこちからひそひそ聞こえるそんな会話が、とってもかわいくておもしろい!!
勇気のある子は「目が見えないの?」「どうして目が見えないの??」などと、好奇心いっぱいの目で僕の顔を見ながら話しかけてくる!!
主食のたこ飯は、お代わりをする間もなく売り切れた!!
これまた懐かしい!!
食後打ち合わせをさせていただいた教頭の清水先生は、高校野球で有名なあの東洋大姫路高校のソフト部を率いておられて、
退職後、ここに来られたという。
僕達が泊めていただく、小学生と中学生(女子)の寮の風呂は古いからということで、
中学生(男子)の寮に案内してくださり、一度に5人は入れるくらいの大きな浴槽にゆったり浸かることができた。
そして風呂上がり!!
こっそり持ち込んだビールでひっそり乾杯して、静かにスタッフミーティングを行った。
消灯後に声を殺して缶ビールを飲むなんて、あーこれまたなんと懐かしいことよのう!!
そしてこれまた久々に、テレビもラジオもパソコンの音もない夜の中、2段ベッドの毛布にくるまって、気持ちのいい眠りに落ちていった。
翌朝6時過ぎ、朝の苦手な二人のスタッフを無理矢理起こして屋外に出ると、日の出前の空気は思いのほか冷たくて、
盲学校時代の「耐寒訓練」を思い出した!!
中学校の野球部員と一緒に、息の乱れを微妙に隠しながらのウォーキング!!
なれない上り坂の早足はけっこうきついよね(^u^;)
でもこれがまた最高に気持ち良かった♪♪
20分くらい歩いて寮に帰った頃には、少し汗ばんでさえいた。
一運動した後の朝食はこれまた最高!!
昨夜の夕食時よりも、また少し距離の縮まった子供達が、僕の側ではしゃいでいた。
今日の午前中は子供達が歌や演奏を発表し、僕達スタッフもゆっくり鑑賞させてもらった。
1人1人の声や楽器の音を聴きながら、
「誰だって多かれ少なかれしんどい荷物を抱えてる。
ときにはその荷物を下ろして休める場所を見つけて、上手に付き合っていくんだぞ!!」って、
心の中でエールを送り続けた。
お昼近くに、津山のコンサートでお世話になった松永ご夫妻と、橋本さんがわざわざ来てくださった。
微妙な音の調整や喉のウォーミングアップをしてから昼食を済ませ、再びホールへ!!
コンサートが始まる1時が近付くと、小学校低学年の子供達が数人、僕の姿を見つけて駆け寄ってきた。
マットや跳び箱の辺りで走り回り飛び回り、僕も一緒になってはしゃいだ!!
捕まえて・高く持ち上げて・抱っこして・くすぐって・ほっぺや耳に噛みついて……!!(..;)
みんなできゃーきゃー騒ぎながら、この子達と離れるのが寂しいと思うようになってる自分を強く意識した。
1時から始まったコンサートは、いつものように子供達が盛り上げてくれて、僕のボルテージもどんどん高まっていった。
「回想円行寺口駅にて」では、僕と同じように親元を離れて、寂しい思いをしてる子がいるんだと思うと、自然に泣けた。
「2匹の犬」を歌い終えた時、「犬がかわいそう!」とつぶやいた小学生の声に思わず涙が零れた。
今日はいつもより心が敏感だった。
「思い」を歌う時、
「みんなの中には、いろんな事情でまだお母さんを素直に受け入れられない子や、お母さんのいない子もいると思うけど、
みんなのお母さんも、ほんとはきっと同じことをみんなに伝えたいはずだよ」って、思わず僕はそんなことをしゃべってた。
コンサート終了後、
「私は生まれた時からお父さんもお母さんもいないけど、佳さんの言ってくれたことをとっても素直に聴けました」と言ってくれた中学生の言葉に、
改めて僕は幸せ者だと心が震え、僕を育ててくれる全ての人々に感謝した。
最後に、職員室で子供達と同じおやつをいただいている時、校長の井上先生が、
「僕が一番嬉しかったのは、日頃ちょっとアウトローで、決してそんなことを言わない子が、
わざわざ僕のところに来て、先生すごくよかったよって言ってくれたんです」と言ってくださった。
下足に履き替え、音響機材車に乗り込む僕達を、子供達がほんとに名残惜しそうに見送ってくれた。
「また来てね」「また会おうね」!!
子供達の声がいつまでも耳に残った。
希望学園の皆さん、僕は皆さんのことを絶対に忘れません。
本当にありがとうございました。

2003/03/13 (Thu) 23:25


【あつこ】 子供達とはしゃぐ佳さんとても輝いて見えました。こんなに子供が好きな人がお父さんになるといいな・・・なんて思いながら遠巻きに見ていました。
2005/04/03 (Sun) 22:53

【松ぼっち】 溢れる想いが、久しぶりに読んだ長い文ににじみでています・・心の琴線がゆれたのですね。2回もミスしてしまいました・・恥ずかしい
2004/11/23 (Tue) 21:10

【松ぼっち】 kei
2004/11/23 (Tue) 21:07

【松ぼっち】 kei
2004/11/23 (Tue) 21:06



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