輪郭を持たない雨粒のような記憶が
寝起きの頭にぽつぽつとふってくる
髪に巻きついた小さなゴムは昨日の思い出の欠片たちで,瞬く間に過ぎさってしまった10月23日は,優しく20代から30代への階段を差し出してくれた
ライブ中,衣装直しの為に戻った楽屋で
黙々と歩いてく神戸SLOPEの時計の長針と短針を見つめ
もし彼らが今,歩みを止めれば
この幸せな気持ちが途切れることはなくなるんじゃないかって
そんな思考を巡らしてた
ライブ後のSEは自分で作ってきたもので大好きな曲ばかりをぎゅうぎ「紊Δ傍佑畊「鵑
物販席でお客さんと話していると
俺の過去の青春を背負ったメロディが耳元に落ちてきて,それと同時に10代,20代の頃の何人ものkjが囁いてきた
みんな一様に
”面白いことやってるね”と目を丸くしたから
俺は胸を張ったんだ
そんな彼らに出会う時,胸をぎゅっとされて言葉が喉元で詰まってしまう
また会えて嬉しいよ
世界が10月23日に染められた頃
父親にメッセージを送った
「俺が産まれたのは何時頃だった?」
少ししたら机の上で携帯が震えて
「母子手帳見ると深夜の1:46だよ」
という返信が来た
1:46…
30年前の10月23日 1:46
お父さんとお母さんが出会った景色はどんな景色だっただろう
2人が作り上げてきた世界に一足早く降り立ったのがbeebee
そして後を追うようにkjが産まれ,
高橋家は夫婦から家族の世界に足を踏み入れることとなる
那須のとある場所で20年間欠かさず撮り続けた家族写真は一生の宝物
子が親の背を抜いて行くのは,当たり前のように見えて
とても幸せなことなんだ
お父さんお母さん
ありがとう
そんな父親と母親を産んでくれた
おじいちゃんおばあちゃん
ありがとう
そして
10/23神戸SLOPEに来てくれたお客さん
出演してくれたイヌガヨ,人性補欠
神戸SLOPEのスタッフの皆さん
心から
心から
心から
ありがとうございました



