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暗い部屋の中に浮かぶ小さな小さな光をじっと眺めてる 昨夜のがやがやした光景とはあまりにも対照的な光,そして静けさに妙な違和感を覚え,この空間にkjmonmonはどっぷり溶け込んでみる
5月4日が6回も俺をすり抜けていったなんて嘘みたいだ そばにあるスイッチを押せばいつだって昨日のことのように思い出せる 全て鮮明に浮かぶ映像は当時の俺にはまだ理解できなかったのかもしれない
5月3日 色とりどりの鯉のぼりたちが泳ぐアーケード街を歩く 父の実家があるかみさく商店へ向かった もうおじいちゃんは92歳で長くない これが最後になるかもしれないからということでbeebeeと共に会いに行った 複雑な気持ちをぶらさげておじいちゃんと向き合う また会えて嬉しいのか,もう楽になって欲しいのか,こんなにも感情が入り混じって,パレットに塗られた気持ちをグシャグシャにかき混ぜたらどんな色になるのだろう おじいちゃんはあまり話せなかったけど ”俺とbeebeeの後ろに人がいる” みたいなこと言い始める 振り返っても誰もいないし もしかしたら ”母”が来てるのかなと思った 最後おじいちゃんが発した ”ありがとう” という言葉ははっきりと聞き取ることができた
あ り が と う
この5文字が組み合わさって人は感謝という気持ちが伝えられると思うと ひと文字ひと文字がバンドでいうギターとかベースとかそういう類なのかなとも思った どれかひと文字でも 誰かひとりでも 欠けてしまったら意味を成さない
後ろ髪引かれる思いで一宮に背を向ける
5月4日 ゴールデンウィーク真っ只中,母の日も近い,もちろんこどもの日も 誰もが1番うきうきするこの時期に俺は色んな気持ちに染められる
京都磔磔の騒祭はとても素晴らしいものだった 騒音寺,キャプテンズ 来てくれたお客さんどうもありがとう
”明日になればまた会えるよなんて だけど今日じゃなきゃだめなんだ そんな気がしてー”
キンゴンズのどうしようもない歌の どうしようもない歌詞に 5月4日,京都磔磔のステージ上で胸をしめつけられる,明日になれば会えると思ってたけどそうはうまくいかないもんだな その後のギターソロはよく覚えてなくて,ただどこまでもどこまでもこの音色が伝書鳩のようにパタパタ飛んで空の上を突き抜けて欲しいと思った
きっと来てくれたよな
-ここで誤って睡眠-
5月5日 神戸のライブが終わり大阪の街に戻る車内でまた昨日のブログの続きを紡ぐ こんな速度で高速道路を走っているのに,まん丸にまん丸を重ねたような月に見張られてると感じてしまうくらい全く微動だにしない 何が起きても笑顔 あの月は宮沢賢治 イツモシズカニワラッテイル
5月6日 GW最終日 難波ロケッツのライブが終了 ライブ後は頭がワタぱちみたいにパチパチ破裂して,目が車輪みたいにぐるぐる回ってて,今日の昼に食べたものとか,昨日見た景色,抱いた感情などが少しずつなにかしらの消しゴムで消されてく 少しずつ時間をかけて 真っ白になった過去にピンセットでつまむように記憶を書き足していく
那須は綺麗で透き通ってた とんぼたちが無邪気に空を泳ぎ,蝉たちがやかましい夏の音を鳴らす 1年に1回 那須のいつもの場所で家族写真を撮るのが毎年の恒例行事 15年以上続いてたんだけど,ここ3年くらい行けてない
「この写真を長いこと撮り続けたらえらいことになるわ」
くしゃくしゃな笑顔をばらまいて母はそう口からこぼした
”また行けるとイイな”
風に吹かれて飛んでいかないようにその気持ちをぎゅっと心に繋いでおく 明日には晴天の舵をとるであろう夜空をじっと見つめ ふとそんなこと思った
ライブに来てくれたお客さんありがとう また会いに行くよ
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