母の価値観に押し付けられて自分というものがなかった子供の頃。反発するか従順になるか、どちらかしかなかった。上下がはっきり固定されていたから。
でも何か未知な出来事に出会うと何も出来なくなっていた。自分で考える必要がなく、楽をしていたんだろう。
昔、亭主関白っぽい相手とお付き合いをしていた場合も同じことが起こった。
その反動からか、自由な環境を必死に捜して来て、その上で、よくものごとを自分で考えるようになった。
でも所詮小さな脳みそ。限界はすぐにやってくる。
だから、未来や考え方や行動パターンが読めない不思議な人を見つけると、アンテナがピピッと働き、興味津々となる。
自分を豊かにさせていただくことのできる不思議な人や、自分を向上させていただくことのできる優れた人との出会いは、私にとって、何を持ってしても代えがたい、貴重な体験だ。
少しでもそんな人と、一緒にものを見たり聴いたり考えたり、一緒に何かをする体験をさせていただきたい。。。
こんな贅沢を渇望している。
それを邪魔できるものはこの世にはない。
いつまで経っても、この私ってのは、飽くことなき少年である。(笑)
富田 彩水香