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常温冷蔵庫 -玉ぬ日記- |
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レンガ
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「……、鵺野先生」
「っうわびっくりしたっ!! え、玉藻!? いつから横にいたお前」 「10分程前からです」 「10分て、なんで気配消してんだよ、普通に来てくれよ」 「いや、あまりにも集中してらっしゃったので思わず。 とりあえず見守っていたんですが、あまりにも気付かれなかったので流石に声掛けました。えらく真剣でしたね」 「あ…いや…」 「下の方ですよね? 何をそんなに熱心に見てたんですか。何も見当たらないんですが」 「うん、見当たらないって言うか、何も無いんだけどな…」 「はい?」 「いやほら、ここの床、レンガで出来てるだろ?」 「そうですね」 「それで、さっき雨が降ってきて」 「はい」 「雨に濡れた地面が、レンガの間のとこを、じわじわと色を変えながらコッチに向かって来るのを見てたんだ」 「…」 「何かこう、アミダくじみたいにウネって迫ってくるのが、ちょっとゾワゾワするって言うか面白いって言うか…。 …ん? 玉藻?」 「…」 「なんだその目は! い、いいだろ別に! 待ってる間暇だから、それでぼんやりしてたら気付いただけで別に趣味とかじゃねーぞ!?」 「…鵺野先生」 「何だよ。その目止めろよ」 「今日はどこかに出かけようかと思っていたんですが、このままウチに帰りましょうか」 「えっ!? 何でだ!? 別にどっか行っても…」 「お疲れのようなので。無理はいけません」 「なんだそれ!! 違うって言ってんだろ! 急に優しい声出すな阿保狐!!」 「なんならマッサージでもしましょうか」 「…えっ、本当?」 「本当です」 「ま…まぁそれも悪く無…。 あ、でも、それ普通のヤツ?」 「普通とは」 「あっ、いや…その、ちゃんと普通にするマッサージの事だよなって…」 「…そうですね。普通です。 個々で基準は多少違うかもしれないですが」 「やっぱどっか行こう」 言わなきゃ普通に普通だったかも(嘘)。 雨グラデーション。 レンガ道良いですよね。 |
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2015/09/08 (Tue) 23:31
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まぐろの
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「鵺野先生、オーブンで何か…。 …何を焼いてるんですか」 「おまけ付きの、目玉を!」 「アレですか…」 「1つずつだからな!!」 「2つ焼いてるんですか」 半分の頭2つでちょうど1匹分。 先日の「目玉」に、とうとう手を出しました。 やはり普通に身もついた、目玉と言うよりちゃんと頭。 安い!美味しい! |
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2015/09/07 (Mon) 22:45
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隅の炭葱
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「…あ、こんな所に」 「ん? なんかあったか?」 「どうやら食べ忘れてそのまま焼き続けられていた、ネギです」 「あぁぁぁぁ!! そうだったー!!」 「もしかして隠してました?」 「うっ…いや、よく焼けたのが食べたかったから…隅の方に寄せて…」 「忘れたんですか」 「ぐ…不覚…っ」 「いっそこのまま炭化させますか」 「えっ!? た、食べる!」 「新しく頼みますから」 「いやそれで良い!」 高級肉の山を前に、いつもなら貴重な食材の存在を忘れた鵺野先生。 と、いつも通り先生を餌付けする玉藻さん。 よく焼きすぎと言われますが、正直食べ頃。 高級じゃなくても焼肉美味しい! |
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2015/09/06 (Sun) 21:20
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警笛
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「へぇ、こんなんあるんだな」 「何ですか?」 「なんか、車の前んトコ? に付けておくと、風圧で野生動物に聞こえる超音波が出るんだってさ。 動物が道に飛び出してこないようにする、事故防止だな」 「…ほう」 「最近よく山奥まで遠出してるし、付けてみる?」 「必要無いです」 「えー、そうか?」 「そんなのを付けていたら、車走らせる度にうるさい思いをするじゃないですか」 「あ、お前がか…。 って、お前超音波聞こえるのか」 「ワザワザそれを付けなくても、必要ある時には私が警告出しながら移動してますから」 「え、お前超音波出せるのか!?」 超音波付きドライブ。 狐シルエットマークが! 山道の事故怖いですね。 |
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2015/09/05 (Sat) 22:28
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