‥大丈夫。私は壊れない。泣かない。幸せを届けに行くんだ。そしたら私も幸せなの。もう十分なの何もかも満たされていて。泣いたりしない。それはもとからそうなるべきだったの。幸せな夢を見れたから大丈夫。その夢を忘れない。例え‥。気にしないで。だって私は壊れない。幸せの中に居るの。どんなに残酷な運命だって受け入れる。それはもとからそうなるべきだったの。そう、だから。気にしないで。もういいよ、大丈夫。

この体を棄てて、私は私じゃなくなる。空のもっと上に行こう。そして世界を見下ろす。人々の下らない悲喜劇を見るんだ。繰り返されるそれ。もう私は人じゃない。幸せの中に居るんだ。いや違う幸せそのものなの

落ち着いて、落ち着いて、酷く冷静に‥。言葉は要らなくて、沈黙の中に通じる。道が今開ける。静けさを超えて、向こうに幸せな夢がある。ハピネス‥

真実を探している

カラン‥コロン‥。カラン‥コロン‥‥。心を無くした人々が、街明かりの中さまよっている。心のない者同士が挨拶をする。冷たい挨拶を。そう私もその中の一人。心を無くしてさまよっている。冷めた感情、落ち着かない足場。淡々と流れていく時間も忘れて彷徨く。砂漠の中心にぽつり。部屋の片隅にぽつり。自分を解放する。