一度口にした言葉はもう二度と過去から消去などは出来ない。一生涯誰かの記憶とココロに止まり。時にはその人の人生を左右する。しかも多数の人の場合も然り。だから言葉は慎重に選び、責任を負わなければならなくて。決して軽い気持ちで選ぶべきものではないもの。そういうものだと常に意識する。

親曰く、「あんたって全然苦労してないのに難なく人生進んでるよね。」だらしい。あそうなるほど。そう見えていたのですか。まあいいか。ちゃんと笑えてるなら。ずっとそう思っときよ。

自分はもう、十分に沢山の人に愛してもらった。から、今度は誰かを愛したいが。余裕やら気力が出なくて。へろへろだ…。無力。

ああそうか。彼等はぬくもりがほしいんだね。春夏秋冬ココロは凍えていて。それに気付かない。その感情がいったい何なのか分からないでいて。ただどうしたものかとあれこれやってみる。けれどどれも違う。ただ知らないだけ。それがなんなのか。どこからやって来たのか。何時から居るのか。何時去ってくれるのか。どうすれば笑ってくれるのか。人間の中にはそういうものが何時でも何処でもついてまわる。そして何かを求め続ける。

めんどくさいだろう？こんな人間付き合い切れんだろう？ほらさっさと去ってしまいな。別にもう慣れてるからひとりは。そんなに弱い人間ではない。平気だから気にすることは何もない。その手を放しな。後ろを向いて進むだけだ。こんな人間ひとり捨てたところで何の損もないさ。また新しい相方探せばいいから。あんたにゃすぐできるさ。他人のためにわざわざあんたが労する必要はないんだからよ。