4拍子のリズムで生きている。時に2拍子しで、時に8拍子。8拍子で笑って2拍子で泣いて、まだ進み続ける4拍子。過去が一つの楽譜になっていく。長い長い歌。

辛いとか寂しいとかいろいろあるけど。嗚呼、締め付ける…。苦しいとか切ないとか溢れてるけど。きっと今はきみのほうが頑張ってるね。だからワタシは何も言えないよ…。自分よりも頑張っている人がいるから、ワタシは救われている。涙は出ないけど泣く、吠える。ため息が出るほどにばかな君が繊細過ぎるから、寄り掛かれる場所を探して大分歩いてきた。複雑では無いけど強い感情が流れ込んでくる。けっして言わないけれど、わたしになにが出来るだろう？

それはそれはとても犯罪者。神様に黙って夢を見る。目が覚めたら布団の染みになっていて。天罰が下ったのだと思って泣いた。染みはどんどん広がって。いずれ蒸発した。私は空気中を漂い、部屋を流れ出た。私が居ないことに気付いた家族は探し回った挙げ句。警察に行ったまま戻らない。かつて私だったそれは四方八方に拡散して。いずれ私は記憶を失い、意識もかすれて。地球中を循環した。そして誰かの涙になる。

あの時オマエ居なかったらウチ死んでたよ。恐かった。本当に恐かった。自分はもう死ぬんだ‥、って自分ひとりじゃ抗えない何か不吉な予感に殺されてしまうところだった。泣いた。泣いた。泣くしかでき無かった。言葉の無力さに諦めしか無かった。恐くて寒くて寂しくて、震えて涙が止まらなかった。大袈裟だけど、正気にかえってからオマエに命を救われた気がした。未だあの恐怖は精神を不安定にさせているけど。本当にありがとう。それとごめん‥

きっと美味しいものばかり食べさせられてきた自分らは。自立してからクソ不味い世間の辛さに悩むんだ。疲れてしまいそうだ。そう思うと自分らよりもっとうまいもん喰ってるやつらはきっともっと苦しむんだ。そしてずっと不味いめし喰ってきたやつらはきっと世間の辛さを乗り越えた人なんだろう。通過儀礼なんだ。