サイトの古い掲示板。君との会話が残ってる。あれからもう何年たったか。突然絶たれた君との命綱。奈落の底へ落ちたのは君か私か若しくは二人ともか。メールしようにもアドレスは知らない。電話しようにも番号は知らない。名前を尋ねようにも名前は知らない。住んでいるのは確か奄美だったか。そして君の呼び名は「かるび」。詩がとても上手くて。光と闇を持っていて。そんなウチらを繋いだのはとあるSNSサイト。君は突然そこから姿を消した。それと同時に君の個人サイトも消えてしまっていた。何故？せめてアドレスをせめて電話番号をせめてフルネームを聞いていれば、教えていれば。そしてせめてさようならを言いたかった。何故…

貧血なんかに負けやしない。でも気分悪いクソ…

笑う事は泣く事より悲しいことだ。

生暖かい空気が辺りを覆い始めると。何か強制的に忘れていた記憶が甦りそうになる。とても気分が悪い。憂鬱になる。何もかも投げ出して消えてしまいたくなる。おかげで課題が進まない。自分が人間である事実にうんざりする。産んでくれた親を憎む。何もかも消えてしまえばいい。夜が延々と続けばいい。太陽なんでもう要らない。全ては闇の中。

何処までも純白の雪は。まるで世界をリセットして。白紙に戻してくれるようで美しい。