【※重要なお知らせ】Alfoo有料化への移行に伴う重要なお知らせ。
Que Sera Sera


 
私はもう少し歩きたい。ゆっくりゆっくり…。たとえそれが不可能であっても。私が生きているのは、未来を生きる為の理由です。
2017/12/30 (Sat) 18:32



入り切らない◯を詰め込まれ壊れた人型。
2017/12/30 (Sat) 18:31


白い。
海辺にものすごく高い切り立ったトンガリ岩山があった。その岩山の麓から白く真っ直ぐな細い梯子が掛かっており、霧が漂う頂上の少し洋風な崖の淵にある水色のトンガリ屋根の船着場の様なガレージに入って行ってる。その頂上が見えないほど高く神々しい岩山の麓を通って家に帰ろうとしたが、真っ白いジャリの延々と敷かれた、両側が汚れたコンクリの壁で囲われた線路に何故か突き当った。そこには水筆のパーツがたくさん捨てられていた。何処からともなく現れた女の人が私のバッグの蓋を開けたので、私の水筆が元々捨ててあった水筆のパーツに混ざって分からなくなった。私の水筆は真っ白かったので、白いパーツを集めて組み立てながら探したがうまく組み立てられない。そこを中学くらいの男の子が通りかかり、私に赤い飴玉を一つくれて食べろと言う。それを食べたか食べないかの速さでいつのまにか霧の上の道路を車で走っていた。霧かと思ったのが水面になり、遠くまで池がたくさんあって、一番向こうは海。ところどころ針葉樹の生えている、そして全てに雪が被った銀世界だった。トンガリ屋根の目の前を車で通ろうとしている。梯子は水面に刺さり反射して水面下まで落ちている様に見える。車で走っていると水が押し寄せてきて、浸かってしまったが、透明な水の中にはイワシなんかのキラキラした魚がたくさんいて打ち上げられたりしてる。打ち上げられた魚を捕まえようとしてもスルスルと逃げられたり、地面に溶けて消えてしまう。雪だったものがずっと向こうまで全て白い砂になっていた、季節が夏に変わったらしい。海がどんどんせめてくるので車のスピードを上げた……。小学生の頃の通学路の交差点、横断歩道の真ん中に立っていた。そこにさっきの男の子がさっきよりも大人びた見た目で自転車で再び通りかかり自転車を止めて話しかけてきた。何やらめちゃめちゃ笑われている…。
2017/12/08 (Fri) 3:46


井の中の魚
仄暗い濁った水の底から水面の光求めて浮上する。でも泥水から顔を出したそこに光など無く、また塵や様々な匂いの入り混じる気体の沈殿物が溜まった場所だった。登れど登れど終わりは見えず、ただ我武者羅に濁って前の見えない何処かを掻き分けるしか出来ない魚。実体はないけれど光だけが頼りなんだ。あるか分からない光の元へひたすら泳ぐだけだよ。
2017/11/16 (Thu) 0:32


 
誰でもない誰かが生きて居ることを謳歌しなさいと言っていた。
周りの人はそれに対して沢山の疑問と非難と否定を投げかけた。
しかし、誰でもない誰かは気にしなかった。
そして、コツコツと自分の好いと感じる人生を組み立てていった。
満を辞したとき、誰でもない誰かは心底幸せなひと時を過ごしたが。
周りの人はそれに嫉妬し、邪魔をした。
誰でもない誰かがそれを見、誰をも咎めることが出来ずに考えた末、ひっそりと誰もいない土地へ移り住む事にしたのであった。

幸せを得れば不幸な人が貪りに来る。ならば…
2017/08/25 (Fri) 2:16



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