引き籠もりの人達の人生はまだ続いているんだろうか？ザリガニのように。殻に閉じこもって。それを引っ張り出したところで、あの人達は生きて行けるのだろうか？私は産まれてから今まで。引き籠もりは人生の終りだと思っていた。だからなにがあろうと、もがいてはいつくばって標準的な人間をなんとかやっている。人生は嫌でも続いていくけど。引き籠もったらそこで時間も成長も止まってしまう。まるで生きながら死んで居るみたいだ。むしろ後退するかも知れない。そんな人達がいきなり世間にほうり出されたら。全く生きていけないだろう。引き籠もりは人生のロスタイムだ。空白の時間だ。引き籠もる人達は、同年だった人達に置き去りにされて。独り歩みを止めてしまうことを恐ろしいと思わないのだろうか。そんな恐ろしいことをやってのける彼等が羨ましい。

灰色な世界に色を塗りたい。思い通りの鮮やかさで。私の世界を作って。そこに住みたい。誰もいない平行世界の真中。私は独りで生きて行きたい。このめんどくさい現実を捨てて。存在の価値などとうに失っているから。どこか遠い場所。誰も入って来られない場所。そこで生きて行きたい。別に死んでもいいけど。

なんだろう。自由が欲しかったはずなのに。今はそうじゃない。孤独がほしい。一人になりたい。この宇宙でたった独りになりたい。孤独な自由がほしかったのかなあ。仲間が居る事の楽しさは知っている。なら孤独の寂しさは知っていたかな。十分に知っている。なんでかなぁ。

めんどくさいな。嫌でも人生は続いていく。何故生きなくてはいけないのか。健全な人達の選択しに死の項目はないのかもしれない。なんで？生きるのそんなに楽しい？苦しくないの？疲れないの？なんでなの？

人生の主人公になるためには。人に合わせてばかりじゃいけなくて。自分で選ばないといけないって。合わせてばかりだから自分の人生歩んでるきになれないらしい。なるほどねぇ。