s.h.n works


またいつか


思えばいつからか 同じことばかり
頭の中はもう それだけで
一つの願いを 叶えるため
二つの夢から 一つ欠けてゆく

口癖はもう 言い訳のように
貴方の名を呼び 進みことをためらいだした

またいつか その右手に触れて
またいつか その瞳の中へ
またいつか 思い出してよ
一緒に一歩 踏み出そうとしたこと


眠るときは 消して欲しがった
明かりは今はもう 点けたまま
差し込む光や 暗闇で
寝顔を見つめるのが好きだと言った

もう戻れない

探してた その右手に触れて
真っ直ぐな その瞳を見つめ
大切な人が 大切な理由は
背中を押してくれたからなのに
進めば離れてゆくよ


その髪飾りがとても似合うよ
着けてくれてありがとう
踵を鳴らして歩く 貴方は
今もこの町のどこかで

またいつか 出会えたその時に
また大きくなった姿を見せて
貴方の背中が 眩しくて
引き留めるより 追いかけるように

またいつか その右手に触れて
またいつか その瞳の中へ
またいつか 思い出してよ
それぞれ一歩 踏み出すことができたこと


2019/09/27 (Fri)


望みの場所に
頭の裏側に大事なものがある
またあの空想がどこまでも広がる

また会いに来たよ 貴方は居ないけど
何かがこの場所に残っている

Nobody cares,
この足跡は どこまでも 独り続いてく
並木道も 人混みの中も everywhere I want to go
向かう先は分からない
探してるのは ただ一人だけ
僕を 笑ってくれたっていいから
I wanna be that you want me to be.


命の使い方に文句つけられない
気持ちの向かい方に枷はつけられない

また会いに来たよ 貴方は居ないけど
何かがこの胸に残っている

Nobody wants me,
傷だらけの 服を着て 歩き続けて
獣道も 砂漠でさえも everywhere I want to go
使い道は分からない
大切なもの ただ一つだけ
僕を 笑ってくれたっていいから
I wanna be that you want me to be.


一生で あと何回 こんな気持ちになるだろう
他に守るものはないと気づく


Nobody cares,
この足跡は どこまでも 独り続いてく
並木道も 人混みの中も everywhere I want to go
向かう先は分からない
探してるのは ただ一人だけ
僕を 笑ってくれたっていいから
I wanna be that you want me to be.
2019/07/29 (Mon)


One Room Gallery
いつか君が 僕のためだけに美しかった頃
どうして もっとたくさん
その名前を呼ぶことができなかったんだろう

ここが二人の家になるよ
小さな部屋の廊下は
壁に写真を 並べられるほど 広くはなかったね

君が笑っていれば 一枚で十分だった

忘れようとすればするほど
頭の真ん中に 浮かび上がる
どうしようと一番大事なこと
逆らえはしない 忘れることはできない


いつか僕が 君のためだけに居た頃
どうして もっとたくさん
思い出を作ることができなかったんだろう

いつまでも 一つに縋るのは 惨めだよね

近づこうとすればするほど
磁石のように 反発し合う
離れようとすれば 心が軋んで
悲鳴をあげるのに


グラスが割れる度 思い出すんだ
物は壊れるときが 一番大きな音が鳴るって
後には何も言ってくれはしない
欠片を広い集める音だけ

広い集める音だけ
割れたグラスを


ここで過ごした 一緒に
ほんの短い一瞬に 
分けた歴史を 保存している
ワンルーム・ギャラリー

ここで過ごした 一緒に
ほんの短い一瞬に
分けた歴史を あの頃のまま保存している
ワンルーム・ギャラリー

残響は胸の中で 笑顔は笑顔のままで

2019/07/10 (Wed)


この指とまれ
とまれ、とまれ この指とまれ
蝶のように羽ばたく幸せよ
止まれ、止まれ 時間よ止まれ
このまま居させて

晴れ晴れとした 野原には
広がる緑に 花が咲く
しみじみとした 思い出は
春に始まり 春終わる

とまれ、とまれ この指とまれ
蝶のように羽ばたく幸せよ
止まれ、止まれ 時間よ止まれ
このまま居させて

じめじめとした 6月は
私の生まれた季節です
はつらつとした 気分には
どうにもなれないものだけど

アジサイの花が咲く
寄り添う傘のような姿で

とまれ、とまれ この指とまれ
雨よ、無数の涙よ
止まれ、止まれ 時間よ止まれ
私を包んで


とまれ、とまれ この指とまれ
砂のようにこぼれるあの日々よ
止まれ、止まれ 時間よ止まれ
雪のように溶け行くひとときよ

とまれ、とまれ この指とまれ
月よ、夜空の星たちよ
止まれ、止まれ 時間よ止まれ
貴方と見上げたあの日よ

2019/06/26 (Wed)


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