s.h.n works


フレンズ
ただ一度だけでも 抱き締めたかった
それが叶わない 理由はもう分かるよ

臆病に打ち勝つには
身勝手になるしかなかった
隣の自転車がはねた泥が 目に沁みる

笑い合いましょう
やっと一つだけ分かり合えたんだね
出会えた理由なんて
これからいくつでも作ればいい

全て失ってもやり直せる
そこに貴方がいるなら


ただ一度だけでも 溺れてみたかった
覚めない夢なんて 誰とでも見れるわけじゃない

窓辺に話しかけたら
あの部屋に届きますか Ah

笑い合いましょう
やっと一つだけ分かり合えたんだね
繋げなかった手は
落ち葉のように 力なく沈むけど

繋げた未来は美しい
そこに貴方がいるから


繋ぎ合いましょう
やっと全てを伝えきれた
何もかも 手には入らない
何もかも こぼれゆくものでもない

笑い合いましょう
やっと一つだけ分かり合えたんだね
出会えた理由なんて
これからいくつでも作ればいい

全て失ってもやり直せる
そこに貴方がいるなら


2019/06/26 (Wed)


Bahnhof


日が沈む頃に浮かぶのは
街の灯りより淡い 僕らの夢
“永遠”なんて 永遠の前じゃ とても儚いでしょう?

この腕が長く伸びるのは
遠くても 手を伸ばして 掴むため
あんなに欲しがった僕らの夢を
また見始めるんだ この駅から

急げ、急げ 行かなくちゃ
誰かのためのためじゃない この旅を
見届けてくれる人を背に
列車に乗り込む


日が上る頃に目が覚めて
自転車で通う 川沿いの道
代わり映えのしない毎日でも
日常を守るため 汗を流し続ける

一歩ずつ進むため

急げ、急げ 行かなくちゃ
誰かのためじゃない この旅は
これこそが僕だと 胸を張り
貴方の前に帰るためのもの


「ゆっくりでいいから」と
喉につかえた言葉を吐き出すまで
一つ一つ 理解できるまで
見守ってくれる貴方を
いつまで待たせてしまうの


急げ、急げ 行かなくちゃ
誰かのためじゃない この旅は
貴方だって 一歩ずつ踏みしめて 進んでる

いつかたどり着かなくちゃ
二人が夢を叶えたら
どんな顔で 僕らは話すだろう
あの場所に帰ろう

いつまで待たせてしまうかな
でもね 僕もずっと待ってたよ
2019/06/26 (Wed)


心模様
一旦 忘れよう
何もかも壊れる前に
もう一回 見つめよう
その手離さず 済むように

ぐちゃぐちゃになりそうな難題

混ざり合うことはない 2人の色 心は
“愛したことはない” いつも言い出せず 積もった雪模様


待ってたんだよ
何もかも捨てられるような人
手ぶらになった僕には
何も誇れるものはないのに

心は荒んでいた
言葉はぼやけていた
この目は霞んでいた
君だけを見つめても 君が見えないほどに

神様、時間をくれませんか

響き合うことはない すれ違った言葉は
“愛したことはない” 笑ったのは 遠い過去のよう


絡み合うことはない 2つの糸
本当は忘れたことはない 君の声は

混ざり合うことはない 2人の色
心は離れたことはない 君の傍に置いたままなのに
言い出せず 濁った心模様
2019/06/26 (Wed)


「喜びの歌」
ご存知でしょうか 喜びの涙を
それは私にも流せるものです

風に打たれ 雨に打たれ
一つずつ 傘をダメにしてきた
私に残った支え

喜びの涙を 私にくれた人
「ずっと見守っているよ」
悲しみの在り処を 教えてくれた人
そこから救うのも 貴方の笑顔だった


悲しくて流れた分と 同じだけ流せたなら
秤は 喜びに傾くでしょう
思ってくれて 見守ってくれて
返しきれなかったものが また溢れてくる


喜びの歌を 私にくれた人
「ずっと見守っているよ」
ありがとう、ありがとう 涙が溢れる

旅立ちの駅へと 私を立たせてくれた人
必ず大きくなって帰ります
その腕の中に 帰れたら 変わらぬ顔で 迎えて


ご存知でしょうか 喜びの涙を
それは私にも流せるものです

くれる人が居るから
2019/06/26 (Wed)


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