Simple Life


新しい自転車
新しい自転車
先週の金曜日
帰宅後、自転車を止めると
外にいた猫の絹(シルク)が
駆け寄って来たので
そのまま少し散歩した。

家に入る時
籠の荷物を取って
自転車に鍵をかけるのを
すっかり忘れていた。

土日に何処へも出かけなかったので
気付くのが遅れた。

昨日
駅まで乗って行こうとしたが
自転車がない!

「やられたぁ」

12年乗っていた。
車体の色がお気に入りだった。
エメラルドブルー。

遠目で見ても
自分の自転車だと
すぐ分かる。

駅までの足として
必需品の自転車。

結局
新しい自転車を購入。

色は
最初に眼についた
「アイボリー」色。

とにかくはっきりとした色
と言うので選んだ。

前の色に近いブルーのもあったけれど
おなじ色じゃない
と言うのが妙に引っかかって
迷ったけれど
結局やめた。

有名メーカーというのもあって
高かったのも
躊躇した理由。

車輪が少し小さくなったけど
これはこれで
気に入った。

帰り道
妙に
人が乗っている自転車の色が
気になった。

明日から
自分も新たに
新しい未来を駆け抜けよう!!
2021/04/20 (Tue) 21:23


サブロー 逝く
サブロー 逝く
今朝
我が家の愛猫 サブローが
17年10か月の生涯を閉じた。

我が家の激動の17年10か月を
ともに戦った
同志のような存在だった。

失って改めて強く思った。
喪失感。

どれだけ
サブローの存在が
私の支えになっていたのかを
こんなにも胸を締めつけられるほどに
強く強く思い知らされている。

オイオイ声をあげて泣いた。

冷たい春の雨が降る朝に
命が尽きた。
週末に、家族が全員いる
そんな日を選んでくれた律儀なサブロー。

昨日の土曜日は、
1週間ぶりに、私が病院に連れて行った。
祝日の午前診療のせいで
とても混んでいて
主治医の院長先生を
1時間半ほど待っている間、
ずっと抱っこをして
晴れた春の日差しのあふれる
外でサブローと一緒に過ごしていた。

それも今 振り返ってみると
ちゃんと最後、診察を受けたのが私で
ずっと長い間 抱いて
彼の体温を感じさせてくれた。

「思い残すことがないようにしてくれた」
なんて、一生思えない。
ずっと、後悔が残ると思う。

それでも
彼なりに、私に最期の時間をくれたんだと
思う。

猫は気まぐれで
構い過ぎると
嫌がって 飼い主を避けるものだが
彼は
子猫の頃から人とのスキンシップを
ことの外 好んで
喜んで身体を預けて、甘えてくれる。
ずっと 抱っこしたまま
どこまででも歩いて行けそうな
気がしていた。

こうして
PCに向かっていても
いつも横にいた。

病気が発覚して
寝たきりになって
ベッドに寝かせていても
私が夜寝る時に
横にいるというそれだけで
私は安心できていた。

サブロー、17年間
一緒に生きてくれて
本当に、本当に
ありがとう。

また、逢おうね。


iPhoneから送信
2021/03/21 (Sun) 23:20


あの日から10年
あの日から10年
photo: 地下鉄 駅構内のポスター
   駅バスロータリー


2012年3月11日 14:46

あの日
私は、大手外資系製薬メーカーの
動物薬部門のコンサルタント業務で
オフィスで仕事中だった。

かなり激しい揺れが長時間続き、
デスクのうえから
パソコンのCPU が落下したりと
「 今回は
いつもの地震じゃないかも…」

などと思いながら、
私の頭は、17:00から始まる
新宿本社でのプロジェクト進捗会議のことが
気になっていた。

電話もメールも通じないので
意を決して(無謀にも)
曙橋のオフィスから歩いて
西新宿まで行って
確かめることにしたのだ。

案の定、道路には人人で溢れている。
携帯電話も繋がらない中
半ば意地のような気持ちだった。
(ように思える。いま、振り返ってみると)

ようやく辿り着いた本社1F の受付で
担当部署に行くエレベーターが停止されていること
を知る…というか
エレベーターが全部止まってるってことである。
当然
会議は延期。

そのあとは
帰宅の手段を探しに
新宿駅西口に向かう。

寒い夜だった。
その日に限って、
春めいた気分で薄着をしていた私は、
凍えるような寒さに耐え切れず、
地上で来ないバスを待つ気力が萎え、
駅構内地下のインフォメーションで地図をもらい
腹をくくって、徒歩で家に帰ることにした。

地下構内には
バスを待つ人々の地上から地下へ
長い長い列が
折り畳むようにつながっていた。

その駅構内の係員に尋ねているうちに
大江戸線が間もなく動き出すという
アナウンスが流れたのだ。

とてもラッキーだったと思う。

誰も乗っていないがらんとした
車内。

乗客は、私1人。

こうして
午後8時半過ぎに動き出した
新宿発の大江戸線に乗って
無事、息子と猫たちの待つ
我が家に帰り着いたのは
午後10時を過ぎていた。

私の3・11 は
こんな 「あの日」の思い出として
記憶に残っている。



2021/03/11 (Thu) 23:44


サブロー 闘病中
サブロー 闘病中
Photo: ペコラと一緒に  2013年5月7日


今年の子どもの日には
18歳になろうとする
猫のサブローが
今年明けてから急に老化が進んだなと
思ううちに
ご飯をあまり食べなくなり
私のベッドで一緒に寝なくなり
部屋の奥のほうで
一日中眠ることが多くなってきていた。

1月末から2月中旬期は
受験生対応で
毎日、朝から出勤、
帰宅が夜遅くなることがほとんどだった。

正直、
サブローにかまっている時間は
ほとんどなかったし、
これほど急激に衰弱するとは
想像だにしていなかった。

獣医師失格だ。

2月に入って、
私立高校の入試が少し落ち着いて
やっと動物病院に連れて行った。

エコー検査で
腸管に腫瘍(恐らく悪性)が複数見つかった。

食欲が無くなったのも
このお腹のできもののせい。

人間が日中不在になる我が家で
朝少しの食事と飲水だけでは
心配なので
1週間 病院に入院させた。

家で放置するより
病院だと
点滴治療や給餌など
心配ないだろうと思ったし…。

旅行の際には
ホテル暮らしも経験しているし
環境の変化には
割と大丈夫かなと
(半ば、人間の都合で)
入院させた。

土曜日の夜にお迎えに行って
驚いた。
余りにも衰弱が酷くて、…。

後脚が立てない。

体重も激減して
背骨がゴツゴツと触ると手にあたる。

果たして
入院が正しい選択だったのか
しかし、
あのまま家にひとり置いてはおけなかったし…。

週末、
できるだけ、スキンシップの大好きな
サブローの好きな抱っこを
してやったりして
輸液処置をするため
病院に連れて行く。

今日は
色々予定があって
病院来院する時間が取れず、
輸液処置ができない。

職場を休んで
時間をかけて給餌、給水そして、トイレの世話
をやってあげる。

明るい日差しの入る息子のベッドの上で
寝かせている。

心なしか、元気が少しだけれど
戻ってきた感じがする。

人間も動物も皆
住み慣れたところで過ごすことが一番の
治療になるのだ。

そうつくづく思う。

でも、
サブローが我が家にやって来た時から
こんなふうな過ごし方になる運命として
受け入れて行くしかない。

それが
私達が彼を引き取り
共に生きると決めた時から
彼に与えられた道だったのだから。

そういうことを
考えていると
胸の奥底から
押し寄せるように
哀しみと愛おしさが湧き上がって来て
涙が溢れ出す。



2021/02/22 (Mon) 19:54


愛しの奈良
愛しの奈良
今朝 通勤の地下鉄の中吊り広告に
桜をバックにした奈良公園の鹿
のポスターがあって
思わず見入ってしまった。

コロナ禍で
どこにも行けない状態で
オロのように溜まってきた
ストレスに耐えている毎日の
一服の清涼剤のような
写真だった。

あゝぁ
奈良に行きたいなぁ…

とつくづく思った。

天平の甍 
正倉院の御物
平城京の朱雀門

遣唐使
鑑真
斑鳩の里
世界最古の木造建築 法隆寺
どれをとっても
私の心を浮き立たせてくれる。


自由にまた奈良を訪れることができる
その日が来るまで
踏んばっていこう!



2021/02/18 (Thu) 23:01


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