「北八ヶ岳の坪庭へ」
23日やっと青空が開けて見上げた富士山には初冠雪!やっぱり美しく神々しいなあ!さあ、以前から計画していた「八ヶ岳」に早朝出発だ。中央高速の小淵沢ICから「鉢巻道路」で山裾をぐるりとまわって「奥蓼科」の「ピラタススキー場」に着いたら10時。たくさんの観光客で満員のロープウエーに乗って7分、2237mの山頂駅からいよいよ登山スタートだ。目の前に広がる溶岩台地は「坪庭」で、ハイマツやコメツガの低木のあいだに可憐なイワカガミやハクサンシャクナゲなど高原の花々が咲く人気スポットだ。この時期はもう紅葉の季節で花はすべて終わりゴゼンタチバナやコケモモの小さな赤い実を数個見つけただけだった。坪庭の周遊路の中ほどに横岳への分岐がありいよいよ急な登りが始まった。火山特有の大岩のゴロゴロした歩きにくい登山道を90分、山頂下の「北横岳ヒュッテ」に着いたらお昼だった。16年前は家内と「麦草峠」から「縞枯山」を通るトレッキングコースでこの山頂まで歩いたなあ。
ロープウエーで早めに下山したら奥蓼科の紅葉狩りだ。「ビーナスライン」を下って今度は「湯みち街道」を標高1500mまで上ると「御射鹿池」(みしゃかいけ)が現れた。カラマツ林に囲まれた神秘的な湖で、画家東山魁夷の「緑響く」でもよく知られている。まだカラマツ林の黄金色に染まった姿には早かったけれど、鏡のように静寂な湖面に写った濃い緑の木々の下に一頭の白馬がたたずむ「東山ブルー」の絵画をイメージしてみた。ここは歌人「柳原白蓮」の別荘もあった風光明媚な森の中で、渓谷のはずれにたたずむ「明治温泉」に立ち寄って赤銅色のぬる湯につかった。この温泉を訪問したのにはワケがある。それはまだ20才の頃、母校外語大1年生は体育の授業が必修で、運動嫌いだった私は1年間さぼり続けたが、学年末になって救済の講座があった。その一つがこの「御射鹿池スケート教室」で、結氷した湖の上で滑るのであった。その宿泊場所がこの「明治温泉」だった・・・
北海道や東北から紅葉のたよりが届くようになった。ジャパンタイムズにもタイムリーな記事が載った。The what, where and when of Japan’s autumn leaves(紅葉狩りはいつどこでなにを?)疑問詞の前に冠詞のtheをつけるとはおかしいな。メールでカナダ人の友人に聞くとwhat, where and whenはイディオムだという回答。ひとまとめに名詞扱いするからof〜の前にtheが付くのだ。和訳では並べ方を英語と逆にするほうがいい。「もみじ狩り」は「もみじ見」「紅葉見」「観楓」などの言い方もある。Whatever you call it, Japan’s parks, gardens and mountains will soon be swamped with locals and tourists hoping to catch a glimpse of red maple trees and yellow ginkgo trees.(そんな呼び方はどうでも、日本中の公園や庭園や山々はカエデの赤や銀杏の黄色い木々を一目見ようと、地元の人や旅行者であふれるのも間もなくでしょう。
For aspiring Japanese-language learners, these excursions are full of opportunities for conversation. (日本語の勉強に意欲的な人には、こういう紅葉狩りが会話力アップのチャンスです)。Basic question terms include 何 (what), どこ (where), いつ (when), なぜ ( why), どうやって (how) and どんな (what kind). こういう基本の疑問詞6つをおぼえることだ。「なぜ日本の紅葉はきれいなのでしょう?」という質問には, We need to get a bit more scientific. (少し科学の知識が必要だ)。Three conditions are necessary for there to be colorful 紅葉 anywhere in the world: 適度な寒さ (adequate cold), 日差し (sunlight) and 湿度 (humidity).(世界中どこでも色彩豊かな紅葉が生れるには三つの条件が必要だ。即ち・・・・) :は説明。for there to be〜はthereが不定詞to beの主語の働きです。 尾上



















