「シモバシラの花」
「秩父宮記念公園」は我が家と同じ御殿場市二の岡にあるから歩いても20分くらい。雨の日には傘をさして散歩がてら公園のお花を見に行くよ。小高い丘の上に立つ母屋は、葺き替え工事がやっと終わって真新しい茅葺屋根に生まれ変わって美しい。今では茅葺職人を手配するのが難しくなったしカヤそのものが手に入れにくい。きっと山梨や長野から来てもらったのだろう。丘の斜面にはヒガンバナが一面に咲いていた。赤だけじゃなく、白も黄色もあるよ。ほかの花々の中で花火のように華やかなピンク色の花はクレオメ、和名では「西洋風蝶草」という。風に舞う蝶々のようだから、とか。
母屋の丘の下は崖になっていて「ロックガーデン」と呼ぶ。登山がご趣味だった宮様のために特に自然のままの山野草を植えてある。YAさんが公園から依頼を受けて丁寧に管理している。昔ご主人と市内で山野草店を営み今は草花教室の先生もしている女性だ。今日は一面のキレンゲショウマの群落を背景にして、シモバシラの白い花が穂のように立ち上がって美しかったよ。これはシソ科の花で冬のよく冷えた朝、枯れたシモバシラの茎の根元に真っ白な泡が吹き出して凍っているのが見られる。それが霜柱にそっくりなのでこの名が付いたそうな・・・
2年生のMUさんは「助動詞」might as wellの英文を和訳した。「会社の転勤」の話でThey might as well have us move to Australia as move to New Hampshire. は「比較」のas〜asに注意すると「move〜とmove〜が同じこと」だと言っている。mayではなくmightが「仮定法」で使ってあることがわかれば、「ニューハンプシャー州に移動させるくらいならオーストラリアに移動させてくれる方がましなのに。」と訳せる。NH州は米国内でも極北の僻地だから遠い外国の方がまだましなのに、という話。
3年生のWAさんは英作文で、「学ぶことが楽しければ楽しいほど好結果となるであろうことを、教師の中には忘れているものがいる」は、Some teachers forget that the more students enjoy learning, the better result they will get. がいい。前半はThere are some teachers who forget・・もいいけど、単文に言い換えて「一部の教師は忘れている」 とすればいい。学習が「好結果となる」を「効果的になる」と言い換えればThe more enjoyable learning is, the more effective it will be.となってすっきりしていいね。 尾上









