2020年1月23日(木)
裾野市民文化センター
「太郎坊でそり滑り」
こんなに真っ青な空も久しぶりだ。冠雪でまぶしい富士山を見上げながら「滝ケ原キャンプ」からまっすぐの「スカイライン」を上っていった。「太郎坊登山口」に行ける道が冬期は閉鎖されているので、トンネル脇の空き地に数台の駐車スペースを見つけ停めておいた。長靴に履き替えてトレッキングに出発だ。カラマツの林の中をゆっくり登っていくと、スキーで滑り降りたシュプールが何本か見える。シカが横切ったらしい小さな足跡もあるよ。
林が切れて濃紺の空にそびえる真っ白な富士が姿を現した。一人だけスキーで降りてきた女性に話しかけたら、気温が高く雪がべとついて滑りにくかったそうだ。一時間で六合目の「大石茶屋」に着いた。御殿場市街地の向こうに箱根の外輪山全景と相模灘の海までくっきりと展望できるし、富士山頂の左下に宝永山、その下に上二子山と下二子山が連なって4人家族に見えるのが面白い。さあ、帰り道は持参のそりでスイスイと滑っていこうか・・・。
3年生のYAさんは前回「東洋大」の英文「論争中の仲裁の難しさ」を読んでほぼ正解だった。整序問題が少々難しくて、It is up to them to make sure they have addressed what they are really seeking. 「本当に自分が求めている内容に取り組んだと確認するのは彼ら(当事者)の仕事だ。(仲裁者には関係ない)」となる。make sure that SV (〜だと確認する、必ず〜する)は必修構文。今日は「分詞」の整序と作文をやったらどれも正しく書けていた。和訳ではThe artist is one who retains his wonder at the world as well as a childish need to communicate his feelings.が難しかった。「芸術家とは、気持ちを伝えたいという子供っぽい要求だけでなく、この世界を見て不思議に思うような気持ちも保持しているような人のことだ。」
MAさんは「不定詞」の整序と作文をやった。「急に雨が降りだしたために、店にいた人たちはタクシーを呼ばなければならなかった」は、動詞のcause(人〜にさせる)に注目して、「雨が人にクシーを呼ばせる」という「無生物主語」の構文で書けばよかった。The sudden rain caused everyone in the store to call a taxi.「私は彼の言うことを信じるほどおろかではない」は、not so〜as〜の「比較構文」で書けばI am not so foolish as to believe what he says. でいいのだけどここでは「名詞」で I am not such a foolで始まっていたね。
受験生のINさんは、前回「学習院大」の語彙問題が難しかった。Seeking new ways to effectively control the spread of the disease, the country has temporarily suspended international travel. 「その病気の拡大を効果的に抑えるための新たな方策を求めて、その国は一時的に海外渡航を禁止した。」で動詞suspendはhalt(停止する)と同じ意味に使う。サスペンダーはズボンやスカートの吊り紐でしょ。「吊るす」から「宙ぶらりんにする」→「一時停止する」の意味に発展したよ。サスペンス・ドラマも「はらはらする謎の多いドラマ」で同じ語源だね。こういうのを言語学では「意味の拡張」と呼ぶよ。今日は「名詞節」の整序と作文をやった。
2年生のADさんは前回、3行の長い英文を和訳してみた。Scientists are trying to teach the people of dry areas that too many animals result in more deserts and―in the future―even greater problems.は長い文だけど、骨組みはSV that SVだけで、「将来」がダッシュで割り込んでいるだけ。「科学者たちは、動物を飼いすぎると砂漠を増やし、将来もっと大きな問題の原因になることを乾燥地域の人々に教えようと努力している。」 teach+人+that・・とresult in〜(〜という結果になる)に注意。今日はテスト勉強をやって早めに帰宅した。
SU君は前回、「比較」の文法作文をやった。「私はe-mailより手紙のほうが気持ちがよりはっきり伝わると思います」は、I think we can show our feelings more clearly in letters than in e-mails.「〜が伝わる」は、他動詞の「〜を伝える、〜を示す」のshowを使うから主語はweだね。今日は「形式目的語」のitの用法を勉強した。His advice made it easy for me to deal with the matter. はSVOC の文型で目的語のitがfor以下、つまり「私がその問題を扱うこと」のことで、「彼の忠告がそのことを容易にしてくれた。」に代入すればOKだ。
OB君は前回、「助動詞+have -ed」が「昔のことへの推量」を表すことを勉強して「法政大」の英文を和訳したらほぼ正解だった。He announced that he must have left the key in the pocket of his other suit. 「別のスーツのポケットにキーを入れっぱなしにしたにちがいない、と告げた」。今日は「助動詞」の慣用表現をいくつか勉強した。「あんな男に頼むくらいなら子供に助けを頼むほうがましだ」はYou might as well ask a child for help as ask such a man. と言う。as〜as〜で「〜と〜が同じことかもしれない。」の構文だね。「仮定法」の助動詞might(〜かもしれない)をつかって「やりそうもない」ことを極端な表現でいうよ。 尾上
(追記)20年前「東京学芸大学」の院に週2回通った頃、土曜日は高校が休みだから家から小田急の電車で新宿に出て中央線の「小金井」まで行けた。しかし、金曜日は11時過ぎに3時間目の授業を終えるとすぐに自動車に飛び乗り、東名を走って「川崎IC」から学芸大に向かった。院には必修科目がたくさんあり金曜日に集中して4科目も受講したから、13時から始まり最後の科目が終わると20時過ぎになって帰宅はいつも23時を過ぎた。
「英語史」の泰斗・児馬修教授にも一対一で教わった。中野区立の小学校で私の8年後輩であることが分かってオドロキ!ほかにもすばらしい英語学専門家が多かった。修士論文のテーマは「無生物主語と動詞SEE」でユニークな研究として注目されて、2001年の「日本英語学会」では論文指導の鈴木猛先生と共同のレポーターに選ばれた。大勢の方々にお世話になってすばらしい2年間だった。卒業式には家内同伴で出席したよ。
