「京都の喫茶店」
NHKテレビの「美の壺」は大好きな番組だ。草刈正雄がおもしろい案内人を演じているね。最近放映した「京都の喫茶店」では、老舗の茶房をいくつか紹介していて実にタイムリーで楽しかった。広い店内に中庭のある「イノダ」は教師時代に修学旅行するとよく訪れた店。中高生が自由に外出してお土産を買う「新京極」にも近い。番組で紹介された四条河原町のクラシックな調度品の「フランソワ」や東山・清水寺近くの京町家を利用した「市川屋」も行ってみたいカフェだ。
それで先週の京都旅行では、名神高速を京都東ICで下りるとまずは東山の「円山公園」の中にある「長楽館」に寄ってみた。テレビで紹介されていたように、明治期のタバコで財を成した「村井吉兵衛」が迎賓館として洋館風に立てたもので、アールデコ調の窓・床・階段・ソファなど100年前にタイムスリップできそうで「鹿鳴館」のような風雅な佇まいだった。ステンドグラスの窓ぎわの席に家内と案内されふかふかのソファーに座ると、ケーキとともにふくよかな香りのコーヒーが運ばれてきた・・・。
3年生のNAさんは前回「東京理科大」の英文「民主主義」が難しかった。The people of a country have to be ready for democracy in order to make it work. They must be educated・・・第1文は「一国の国民は、民主主義をうまく機能させるためにその準備をしていなくてはいけない。」で、make it work(それを働かせる)が難しかったね。そしてその次の文には「接続詞」がないね。ということは前の文をもう一度具体的に「説明」しているのであって、「追加」ではないよ。「つまり・・・を教育しないといけない」と訳しておこう。英文の流れでとても大切な注意点だ。今日は「分詞」の整序と作文をやった。ほとんど正しく書けているけれど、「単数・複数」や冠詞a、theの使い分けが難しかったね。特定の物を指すならthe、「スポーツ・食事・学問」には無冠詞など、残念なミスが多かった。
2年生のYAさんは、今週学校で発表するスピーチの原稿を書いたのでアドバイスを求めてきた。プリントは「比較」の文法・作文をやった。高校生が一番難しいと思う表現は、no more than 1000 yen(わずか千円)とnot more than 1000 yen(せいぜい千円) の違い。じつはカンタン!noは形容詞ですぐ次の単語だけを否定する。more(たくさん)の否定だから「わずか」でしょ。notは副詞で、そのあと全部を否定するから字面通り「千円より多いということはない」、つまり「せいぜい千円」となる。反対に、no less than(千円も)とnot less than(少なくとも千円)の違いも同じ理屈だから覚えやすいはずだ。A whale is no more a fish than a horse is.(クジラは魚じゃないよ、馬と同じさ。)は「クジラの公式」と呼ばれる受験生必修の構文。ここにもno moreがあるけど、次回にゆっくり説明するね。
1年生のMA君は昨日、長文で「対話相手との間隔」を読んでしっかり内容理解できていた。下線部訳ではWe try to maintain a certain physical distance between ourselves and others.(私たちは自分と相手との間にある一定の物理的な距離を維持しようとする。)で、a certainは「ある特定の」の意味。It is certain that・・なら「・・・は確かだ」と訳すけどね。今日は続けて「仮定法」の(2)に進んだ。「直説法」で書いた普通の文を「裏返し」にして、「仮定法」で言い換える問題が難しかったね。He wore glasses, so I couldn't recognize him.(彼は眼鏡をかけていた。だから私は彼だと分からなかった。)を「仮定法」の動詞に置き換えると、「昔」の内容なのでIf he had not worn glasses, I could have recognized him.(もし眼鏡をかけていなかったら、わかっただろうに。)とすればいいでしょ。 尾上
(追記)カフェを出て、愛車は古い友人のIMさんの新居に向けて走った。「八坂神社」の前を通って北上し左折すると「京都御所」の前だった。古くからある狭い「西洞院通り」で左折して下って行った。住所も「二条下ル」となっていて、古い京町家が両側に続く中に黒い色で統一したIMさんの洋風のお宅を発見。「デザイナー」としてニューヨークのダウンタウンに住んでいたIMさんは、この古都で新たなオフィスを始めたのだった。家の中に入るとコンクリートの打ち抜きでエレベーターをもつすばらしい現代建築だった。
御主人も同じ米国イエール大学出身のアーティストで、故郷のカナダ・オタワ市にアトリエを持っている。IMさんのお父さんは大阪・堺市の著名な彫刻家で、彼女も最近母校「京都市立芸術大学」の講師に招かれて教え始めたところ。ここに新居を構えたけれどしばらくはNYとカナダを行き来することになっている。私の家内が箱根の「彫刻の森美術館」に勤務したことがあって、20年も親しくお付き合いしている好人物のご夫婦なんだ。「新築祝い」に嵯峨野・嵐山の「鮎料理」で有名な「平野屋」にご招待した。









