「吹奏楽コンクール」
今日は富士市のロゼシアターに行ってみた。小山高校のMU先生から「東部予選で金賞がとれたので県大会です。」と電話があったから。しかし出演順が1番で朝の10:20だというから準備時間がなくて良い演奏ができるか心配だった。各団体は12分以内で課題曲と自由曲を演奏する。この午前の部では「浜松工業」「沼津商業」など過去の実績の高い上手なバンドが目白押し。小山高もかなり立派な演奏だったよ。午後は沼津東高校も出演するけど午前の部6団体だけ見て帰宅した。
MU先生は20年前、私の沼津東高校時代の吹奏楽部員だった。ユーフォニアムとチューバが得意で卒業後は東京学芸大の音楽教育科に進学した。さらに大学院にも学んで静岡県の教員に採用された。新任の浜松西高では吹奏楽部ですぐに指導力をみせコンクールでは何度も上位入賞した。数年前に東部の小山高校に赴任してからも毎年実績を積み重ねているし、県高校吹連の事務局長としても力量を見せている。将来は理事長にもなれそう・・・。
3年生OSさんは「接続詞」の入試問題をやった。It’s not until we go abroad that we realize how crowded Japan is,「外国に行って初めて、日本がどれほど人口が密集しているかがわかる。」では、not untilが「以前ではない」から「〜の後」となり、It is 〜that・・の「強調構文」で「外国に行った後」の節が強調されているでしょ。それで「〜して初めて・・・する」のような訳が適切なのだ。
2年生のARさんは助動詞のmay well 〜「〜するのも当然だ」とmay as well〜「〜したほうがいい」が難しかったね。特に後者は過去形のmight as well 〜as・・との違いが分かりにくかったね。「・・・するのと比べて〜するのは同じことかもしれない」と言っているから、結局「〜したほうがいい」と訳せばいい。mightを使うのは「仮定法」の「ありえないだろうけど」の気分を込めてだ。
1年生のKAさんは前回、笑い話の「老人のとんち」を読んだ。”I’ll give a bag full of gold, “ he said, “to the person who can tell me the best story.”は「直接話法」のセリフが一続きだからhe saidは文頭か文尾にいうべきところを中間に割り込ませた形なんだ。内容だけを伝えるために「間接話法」にするにはHe said that で始めよう。He said that he would give・・・who could tell him the best story.のように動詞の「時制の一致」や代名詞の言いかえに十分注意して。
裾野教室の2年生TAさんが参加した。「接続詞」の語句整序の問題で、「我々が知る限り、生命は水がなければ存在できない。」が難しかったね。As far as we know, life cannot exist unless there is water. As far as〜は「〜の限り」と範囲を限定するための接続詞で後にSVが来る。Unlessは「〜でないとすれば」の意味でif・・notというのと同じ。
同じく裾野教室の2年生MAさんもこちらに振替出席した。「アメリカ大都市の道路の配置」の一文で、Streets in big cities usually run parallel to each other and are often numbered in order. は動詞are numberedが前方の動詞runと「並列」であることに注意して、「大都市の通りは大抵お互いに平行になるように走っていて、順番に数字が打たれている場合が多い。」 尾上
(追記)「UG会」の授業を終えて帰宅後さっそく「県吹奏楽連盟」のHPを開けてみた。3、4時間前に終わったばかりのコンクールの結果を見ると、出演24団体中入賞して「東海大会」の代表になった4校は「浜松商業」「浜松市立」「浜名」など西部地区の高校ばかり。東部は「沼津商業」が次点の金賞だった。MU君が指揮した小山高校は残念ながら銅賞だった。あいかわらず西部地区の吹奏楽レベルは高いなあ。
20年前の夏、吹奏楽コンクール「小編成の部」がこの同じ富士ロゼシアターで開催され、沼津東高校は東部予選と県大会を勝ち抜き、20数年ぶりに2度目の「東海大会」出場を果たした。おまけに金賞までいただいて。それは私が顧問と指揮者になって8年目のこと。各人の演奏が素晴らしく審査員の先生方から高い評価をいただいた。その時チューバを吹いて最低音を支えていたのがMU君だ。
