「高ボッチ高原」
ちょっと面白い山の名前でしょ。諏訪湖の岡谷市から駆け上って「高ボッチ山」1665mから松本市に抜ける山岳道路を「高ボッチスカイライン」と呼んでいる。ここも「花の百名山」だと知って、長野自動車道の岡谷ICを出て「塩尻峠」からぐんぐん登って行った。山頂ちかくには広大な羊や乳牛の牧場があって8月に恒例の「草競馬」で人気が高いそうだ。
秋の紅葉には少し早めで人も花も寂しい山だったけど、ヤマラッキョウやウメバチソウやトリカブトが咲き残っていてほっと慰められたよ。最高峰の「鉢伏山」に向かってなだらかな尾根道を行く途中、サラシナショウマの群落を発見。長い軸の先に純白の穂を風に揺らしている。あっ、雲の切れ間に見えるのは「富士山頂」かな?雲海の向こう「美ヶ原」の台地の上にたくさんのアンテナが並んでいるよ。晴れていたらこの10倍も楽しめるのになあ・・・。
2年生のTUさんは前回「時・条件」の接続詞を使って英作文をやった。3語の接続詞So long asはAs long asとも言って「〜である限り」の意味。接続詞のIfとほぼ同じだ。しかしAs far as I am concerned,・・は「私に関する限り、・・」の意味でfarだから「範囲」を表す特別の働きだ。今日は「複合関係詞」のwhateverやwhereverがしっかり理解できていた。その先行詞にany〜(どんな〜でも)がついた場合の関係詞を一語にまとめたから「複合」なんだ。英作文では「太陽は東から出て西に沈む。」の前置詞が難しかった。The sun rises in the east and sets in the west. ともにinでOKだよ。
1年生のKAさんは「不定詞」の文法問題がほぼ理解できていたけど、書き換え問題が難しかった。We couldn’t answer the question because it was difficult. (その問題は難しくて答えられなかった。)は、The question was too difficult for us to answer. と言い換えられる。 It was difficult for us to answer the question.(その問題に答えることは難しかった)ではto answerが「名詞用法」だからtoo〜to・・の構文にならないでしょ。「笑い話」の「消えた魚屋の看板」はよく読み取れていたね。
今日は次の10月―11月のUG会予定表(ピンク色)を配布しました。そこにも書き添えましたが、次回の御殿場教室は22日(土)に変更します。23日(日)は全館貸し切りだそうです。1日前なのでお忘れなきように。 尾上
(追記)花の百名山「鉢伏山」は、「6月にはレンゲツツジで全山真っ赤に染まるんですよ。」と語る「鉢伏山荘」のご主人は低音が魅力の山男で、私たちを待っていて香り豊かなコーヒーをドリップ式で淹れてくれた。ここには電気も来ていないので夜間はローソクやランプの明かりだそうだ。隣に立つ大きな鉄筋のトイレの屋根には「太陽光」のパネルがいっぱいあるのにね。
「今は使っていません。一時流行した太陽光発電は維持が大変ですよ。蓄電池の寿命が10年弱なので、さらに200万以上で買い替えないといけない。結局高いものについてしまった。昔ながらの重油の発電機のほうがよっぽど経済的ですよ・・。」家内をここで休ませてもらい私一人で山頂を目指した。
その名のごとく「お椀」を伏せたようななだらかな草原で、山頂にシカが2頭姿を見せてじっと静止してこちらを偵察していた。「鉢伏山」の山頂は1929mあるから雲海の上で時折キリが流れて視界が開ける。眼下の松本平は見えないけれど、そのはるかかなたの「北アルプス」の峰々が島のように雲海に浮かんでいる。正面の三角山が松本市民に人気の「常念岳」。その右に一昨年登った「燕岳」、左に今年登った「蝶が岳」がそびえてその背後にかろうじて「穂高」と「槍」の穂先も見えたよ。すばらしい!
