8月9月と続けて自動車販売に伴う下取車を在庫することになり、河口湖の自宅兼ガレージは今、車5台を保管して満杯状態です。
年代を同じくしてBMW318とトヨタのオーパ、ともに1800ccの日独の車を東京〜河口湖の往復に使って走ってみると、日独双方の車に対する考え方や目的がかなり違うことに改めて文化の違いを経験しました。
ホンダのステップワゴンもそうですがオーパは5ナンバー枠に収まったボディですがかなり室内の横幅があります。BMWは3ナンバーですがオーパより横はタイトです。何の違いかはドアの厚みなのです。これはフロアパネルやピラーの頑強さも含めて日本車は車を例えば電子レンジの箱を思い浮かべると分かりやすいのですが中を広くする為に外側の金属部分の厚さが薄く作られているというか「箱」という考えで設計。ドイツ車は人が乗るところは堅牢な人間向けの金庫という感じなのです。
このことは事故を起こしたとき・車が転倒した時に顕著に現れます。
サービスエリアなどでよく事故車の写真が飾られていますが、日本車はばらばらで形をとどめていません。ボディの安全性に対する基本的な考え方が人命より部屋の感覚の延長(動いていない静の文化)を大切にする風潮。逆にドイツ車は常に自動車は高速で走行していることの条件(動の文化)で車を設計しています。
100kmで走行中に急なレーンチェンジでハンドルをクイックに動かしてみるとトヨタはふにゃっとボディがしなり傾きます、BMWは水の上を行くみずすましのように何事もなく車が安定しています。
河口湖から東京までトヨタで行った帰り、BMWに乗り換えたとたんに自分がまるで快適な居間のソファから戦車に乗り換えたような錯覚に襲われました。
しばらくすると馴染んできますが、やはり異文化体験のひとつになります。
ただ平均的なドイツ車は内装のカラーがほとんど黒一色で、日本のサラリーマンの通勤スタイルのどぶねずみ色のスーツの感触。同じ欧州の車でもラテン系のイタリア車は感覚が垢抜けていて全然雰囲気が違います。
人も車も乗ると(付き合ってみると)その生まれや素性がすぐに分かるので、日本車はよほど高級ではない限り何か平板でうすっぺら(中身のない軽い人)な感じがしてしまうのは自分だけではないと思います。
ただスピードが出せない環境下ではコストを安全より快適な方向にシフトさせるのは設計者の気持ち次第なので、今後、自動車に対する興味がますます薄れて「電気自動車」でもいいという時代になれば、日本や中国の車が世界を斡旋するかも知れません。
でもどれがいい、悪いではなく自分の好みが一番です。
☆さすがにトヨタのブランド力は強く、お客様に送った在庫情報で本日オーパは早速、嫁ぎ先が決まりました。自宅ガレージの収容能力が規定台数に戻りつつあります。









