昨年末まで約8年間 風光明美な箱庭の様な瀬戸内海沿岸で暮らしていた高松はうどん文化、そして今年1月から暮らし始めた香川・徳島県境の森の中の静かな湖の傍で暮らすここ「塩江温泉郷」は温泉として1200年の歴史を誇りますが 蕎麦の文化が深く根付いている不思議な土地です。
10年前まで暮らしていた富士山麓の河口湖・鳴沢村の別荘地に家があった時代、富士急行の「月江寺」駅で二年間駅長の仕事をしていた時期の街の様子(織物産業隆盛期の歓楽街)が 昭和30年代そのままのタイムスリップした風景がここ塩江温泉の旅館街にも酷使しています。
ともに昭和初期に主要な産業や文化があり人が集まった場所で今は少しすたれた感もある懐かしい街並みと多様な人々が集まった時の食文化の豊かさで良く理解できるものです。
地元の食堂で首都圏に比べると良心的な価格(550円)で提供されるざる蕎麦や天婦羅を懐かしい気持ちで感謝しながら味わいました。
写真は田舎蕎麦を大根おろしとネギ薬味を入れて啜る「古式蕎麦」です。
香川にいる雰囲気ではないですね。









