【※重要なお知らせ】Alfoo有料化への移行に伴う重要なお知らせ。
aro’s blog


 
今日の路上はお休みします。
ごめんなさい。

次のライブは
土曜に富士吉田です。
2013/02/14 (Thu) 10:19



高校教師と女子高生、恋を語る。
高校教師と女子高生、恋を語る。
本を読んでいて
この一文に

高校3年生の時の
図書室で行われた
先生との会話を思い出した。


高校3年生の時。
わたしが描いた絵が
学園祭のポスターに選ばれた。
学園祭では、ステージの途中に
ポスターの表彰される時間が設けられることに。

盛り上がりを見せるステージの途中に
盛り込まれた表彰の時間。
それはわたしにとって、
嫌がらせ以外の何者でもなかった。


人前に立ちたくなかった。
心を許せることのない日々を過ごした
何百人のいわば他人に背を向けて
壇上に立つなんて。

どこからか、笑い声が聴こえたりしたら
なんとか乗り切った高校生活の3年間に
見つけられたくなかった自分の存在が
浮きあがってきそうな気がした。


学園祭がはじまるやいなや
わたしはステージのある体育館を抜け出し
2階だて図書室の隅に忍び込み
本を読んだ。


誰もいない図書室。
静かに時間は流れていた。

読んでいたのは、読んでから気づいた
甘すぎる恋愛小説。

まったく感情移入をすることもなく
目だけが文を追い
心は「いつ読むのをやめようか」で
靄がかっていた。

わたしの通っていた学校は商業高校で
男子より女子が3倍多かったし
カップルになるのはごくわずか。
恋バナですら、たいして耳にしなかった。

それにつけ
男嫌い真っ盛りだったわたしにとって
「恋」というものは面倒で。
自分を見失い。
誰かに大切なものを
分け与えなければならないような。

仲の悪い両親の姿と
経験のない想像で形成された
不都合不条理な理解し難いものだった。



そんなところに
図書館の階段を誰かが登ってきた。
副担任の若い女性教師だった。

先生「さおりちゃん、探しちゃったよー!
表彰終わっちゃったよ!」

私「いや、それでいいんです。」

先生「なんでこんなとこいるのー。
体育館盛り上がってるよ!戻ろうよ!」

私「先生。
一生、恋をせずにいるには
どうしたらいいとおもいますか?
わたし…男の人が嫌いです。
怖いんです。
いいと思う人がいたとしても
それ以上踏み込みたいとは思いません。

子供はいつかほしいとおもうけど
大人になったら
恋も愛も、消えてなくなるものを信じて
必死になって働いたり
したくもないことをしたりして
おもしろいとかしあわせだなんて。
幻想だし、綺麗事だとおもいませんか?」


そんな
どこからでてきたのかわからないような話を
マシンガンのように、副担任にぶっぱなした。

もつれにもつれた感情や思考が
思いも寄らない話題に形づき
溢れ出てきたのかもしれない。

めちゃめちゃな質問にもかかわらず
先生は予想外にも
びっくりするほど、丁寧に答えてくれた。


「そうだなあ
わたしね、先々週、子供が流れちゃったの。」

先生はなんとも言えない顔で話し出した。

「給食を食べたら猛烈に気持ち悪くなって
とてつもなくお腹が痛くなってね
授業も出来なくなって、トイレにかけこんだの。

血が下半身からドボドボって出たとおもったら
その中に魚みたいな人間がいたの。

びっくりしたょ。

急いで魚を手でつかんで
トイレットペーパーに包んで
ポケットにいれたの。」


わたしはぞっとしながら

「先生は気づいてたんですか!?
子供ができてること!
相手は!?知ってるんですか!?」
と無鉄砲に質問を投げつけた。

「なんとなく気付いてたよ。
でも病院にはいかずにいたの。
相手は大学の同級の彼氏。
北海道にいるの。
何ヶ月か前に久しぶりに会ったんだ。
彼とは一年に4回、会えるか会えないかだし
彼氏とはいうものの、干渉し合わないし
連絡も滅多にとらないんだ。」

「まったく理解できません。
愛し合ってるんですか?それ。」

「どうだっただろうねえ。
会ったらラブラブだけど
離れていることも、当たり前になってたから。

彼には、子供ができたかもって
電話で言ってあったんだ。
そしたらすごく喜んでくれたの。

『結婚しないとね』っていってくれた。

うれしかったけど、
お互いに仕事も忙しいし
遠いし、お金もないし
彼が借金抱えていたりで
あまり話が進まぬまま
元のマイペースな流れに身を任せていたら

下っちゃったの。

ショックで、彼には何日かしてから
連絡をした。

そしたら彼はわたしもびっくりするくらい
ショックを受けててね。
すこしして、北海道から
わたしのところに飛んできて
一緒に魚を埋めたの。

わたしはひそかに
"ひなた"って名前つけてたんだ。
男の子でも女の子でもいいし
あったかいかんじするでしょ?笑

魚を埋めたあと、彼はわたしに言ったの。
『おわりにしよう』って。」


沈黙。


「恋は簡単に燃え上がったり
冷めたり消えたりするの。
そんなものがふたつ
奇跡的にも重なったりして
愛になる。
でもそれもとても脆くて
くだらないかもしれない。

でもね、恋も愛も
とてもかけがえのない感覚を
わたしにくれたよ。

わたしは彼と別れた今も
彼のこと愛してるし、
すべてのこと、わすれたくない。
宝物の思い出や感情がいっぱいできたの。

彼にもひなたにも申し訳なさで
毎日、死にたいくらい。
だけど
こんなになってもまだどこかで
そのくだらない愛や恋を
信じているし
教師という仕事にも
ひなたを産めなかったあとになって
愛をすごく感じるようになったの。

だからもうすこし
生きてみようとおもってる。


まだ、さおりちゃんは何十年もいきるから
大丈夫!
いつか絶対、身をもってわかるから
むりくりに考えなさんな!」


先生はけらけらと笑っていて
わたしは泣いていた。


先生に
わたしがマシンガンをぶっぱなしたとこで
「そんな、わけわからないことはいいから!」
と返ってきたら
絶対、席は立たなかっただろう。

先生にさらさらと手をひかれて
戻った体育館の隅で
キラキラ眩しいステージ上を
ぼやんとみつめてた。

ステージの上では生徒の告白タイムが
はじまっていた。

おかしくておかしくて
先生と隣り合って笑った。




あの先生は
新しい恋をして
愛を捕まえたかしら。

先生、
わたしはすこしだけ
恋の素晴らしさと
つらさを
知ったところです。
2013/02/14 (Thu) 0:36


 
 


東京、もういいかなとか
おもった夕暮れ。

きっと一瞬だけ。
一瞬だけ。
2013/02/13 (Wed) 17:06


最近の毎日

9日
同級生のデザイナーの友達とご飯しながら
HP更新や名刺制作の打ち合わせ。
夜は、有名な方がバイト先でライブをされて
仕事しながらも、良い音楽が身に染みました。

10日
久しぶりに大きなライブを観てきました。
やっぱりすごかった。圧巻でした。
大きなところで歌いたいという
熱が蘇りました。
おもいがけず、誘っていただいて
感謝につきました。

11日
昼間は本を買いにいったり
楽譜をコピーしたり
昔のHPを更新したり
知り合いの路上に顔を出したりして
夜はツイキャスライブでした。


音楽と仕事としたいことで過ごした
充実した3連休でした。
2013/02/12 (Tue) 12:40


心を求めて
心を求めて
昨日は一昨日に続き
赤羽駅にうたいにいきました。

わたしの中では、
この冬いちばん寒い路上だった気がします。
はじめてコードチェンジが出来なくなるくらい
手がかじかみました。
GもAも抑えられないなんて( ;´Д`)

演奏がひどすぎて21時までで
切り上げました。

そんな寒い中を来ていただいた方
本当にありがとうございました。

駅前はまだクリスマスのまま
ネオンがたくさん。
きっとそろそろはずされちゃうんだろうな。
見納めしときました*
2013/02/09 (Sat) 9:10


 


みんな

どこにいるんやろ。


2013/02/08 (Fri) 19:30


再会とチョコレート
再会とチョコレート
昨日の路上ライブは気温も暖かくて
18時から22時までできました!
聴いていただいた方から
チョコレートもたくさんもらって
なんともしあわせでした。

なんと1、2年ぶりに5年前の
はじめての赤羽駅路上の日に来てくれた方が
突然来てくれました!
当時は高校生で、
アルバイトをしたお金と時間をかけて
毎週聴きに来てくれていたその子も
大学を卒業してすてきになっていました*

他にもいろんな方が立ち止まります。
路上には毎回いろんなストーリーがあって
それはそれは感動ばかりだなと
何度も痛感します。

今夜は赤羽駅に歌いに行きます。

今日の方が寒そうだから、ホッカイロ両面張りで!
2013/02/08 (Fri) 10:41


 
本日、19時から
川口駅にて路上ライブ!
2013/02/07 (Thu) 9:55


音にほどかれる
音にほどかれる
雪の予報で
東京に半日早く帰ってきた為
先日、ライブサポートをしてくれた
仲条さんのライブを観に行ってきました。


彼に出会ったのは、ちょうど4年前の話。

はじめての野外イベントで
歌を歌わせてもらうことになったわたしは
すこし気を抜いたら足が竦みそうなほどに
ガッタガタに緊張していて
人への恐怖心もまだ強かったから
対バンの人ともスタッフさんとも話せず
イベントの手伝いを率先してやることで
気を紛らわしていました。


快晴だけど、寒い2/1で。
弾き歌いの出演者同士だった彼は
野外会場の隅で、鳩とたわむれたり
近くのコーヒー屋でコーヒー飲んでたり
自由にうなうなしていて
会場に設置されたストーブの前で
わたしにいろんな質問をぶつけてきた。

「なんで音楽してるんですか?」とか
「好きな音楽何ですか?」とか
「今歌ってる人どうおもう?」とか
「同級生ですね」って話は
ちょっとしたくらいで
最初から最後までほぼ全部
音楽の話だったと思う。


わたしは思うようにしゃべれず
帰りまで逃げ迷っていたけれど
はじめて聴いた「大宮駅」という
彼の曲の
「コーヒーショップで君はたのむ
オレンジジュース」
の下りがたまらなく記憶に残った。


イベントで何回か一緒になって
ある時にイベント主催者の方に誘われて
初めてライブハウスに仲条さんを観に行った。

この日も初のライブハウスに
聴きたい反面
もう逃げ出したいくらい
緊張してたわたしの前に
彼はピザ屋の格好でステージに現れて
ピザの箱を私に差し出してきたり
ピザの曲をうたったりして
会場を笑わせた。

その日、彼がうたった
「ケージ」という曲に
これまでの記憶にないほど
音楽で泣いた。


男の人が震え上がるほど苦手だったわたしは
男である仲条幸一が作ったその曲に
身も心もほどかれるくらいに共感して

「男性でも同じ感覚を持つ人っているんだ。」

と、これまで自分で勝手に作り上げてきた
大きなスイッチをひとつ
打ち壊された気がした。


付き合えば付き合うほど
彼の頭の中や毎日は
常に音楽で溢れかえっていて
音楽にむかう彼の存在は
ピアノの一部に見えてきそうなくらい。

音の中に向かう人。


彼は一生をかけて
音楽により近付く方法を
探し続けていくのだとおもう。

そんなぶれないものがある
ピアノに向かう姿
音楽を掌にうたう姿は
言葉では表せないくらい
強くて、真っ直ぐで、かっこよくて
真似できない。


表現する人の
魅力や伝えたいこと、足らないものは
本当さまざまだけれど。
彼の魅力や伝えたいこと足らないものを
仲間として観ていられることは
とても楽しい。うれしい。

彼だけじゃなく
そういう人はわたしのまわりに今
次から次へと現れて。

見えない炎を燃やして
自分のできないことをしてる人と
出会い続けられること
観続けられることは
なによりの力になる。


父さんのこととか
家のこととか
自分の活動のこととかで
ライブ会場についたわたしは
肩や頭や気持ちが吊り上っていたけれど

昨日は仲条さんにほどいてもらった。
出会えてほんとによかったなと
ただそうおもった。


次のわたしのライブは
2/16富士吉田はジュゲムです。
その日の昼間には、地元での
インストアライブも入りそうです。

ジュゲムのライブには
仲条さんと同じように、極まる一方の音楽人。
すごい方をふたりお誘いしました。
東京から歌いに来てくれます。
宮川鉄平さんと
中川テツタさん。

正直、このふたりと出来る事は
震えあがるほどうれしい。
1500円のチャージ代、絶対損しません。
ふじよしだ中の人に聴いてほしいし
遠くからでも聴きにくる価値があります。

よろしくお願いいたします。


わたしももっと
伝えたい音楽の一部になりたい。

音楽になります。
2013/02/06 (Wed) 17:55


しもきたれこはつ
しもきたれこはつ
昨日は、下北沢Artistにて
あたらしいCD「きいろ」の
レコ発ワンマンでございました。

なんだかんだでアーチストが
人でいっぱいになり
あったかくて、宝箱みたいな
ライブになりました!

1部はひとりで。
2部は
いつもお世話になっている
鍵盤サポート仲条さんと
初のリズムサポート鈴木さんと
トリオでお届けしました。


CDも
今回はひとりで制作して
曲を作った人も
録音した人も
編集した人も
CDに焼いた人も
袋に詰めた人も
わたし。です。

どの工程もとてもやっていて楽しいし
受け取ってもらえることを想像したら
形になっていくことが
とにかくわくわくなのだけど

まだまだ脳みそが足らなくて
「もっとこうしたいのになぁ」とか
機材の限界もあって
追求しきれなかったこととかも
たくさんあるのだ。

だからここからが
またあたらしいことへの
スタートだったりもする。


もっといろんなことできるようになりたくて
もっとやりたいことを追求できる
時間とかお金とか勉強とか

ほしいものいっぱいで。



言葉じゃまとまらないから
がんばろうとおもう。

やっと2013年が始まった気がしました。



一部

1.はじまるきっかけ
2.わけてあげる
3.I'mSorry.Fancygirl
4.バタートースト
5.MARGUERITE
6.いけないことをしたいんだ
7.満天の星
8.ふじよしだ

二部

1.パイナップルセンチメンタル
2.たまねぎ
3.スコール
4.さよならの夏(カバー)
5.ザ☆ナポリタン
6.UNANA NIGHT
7.ジェット

<アンコール>
8.でていく


次の箱ライブは
2/16に地元、富士吉田ジュゲムでライブです!

この日はスリーマン。
すごい人に声をかけたら
すごい人ふたりとも承諾してくれて
わたし、どぎまぎしてます。笑
すごい日になる。
間違いない。
2013/02/03 (Sun) 9:58



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