夜勤明けて３〜４時間仮眠。時折雨が降る中本日の演奏に向かう。今夜も演奏終了後に夜勤バイトが待っている。 今夜は初対面のギタリストの方とオルガンのトリオ。
昨日まで夜は肌寒いくらいまで涼しくなってたが、今夜は蒸し暑い。今最初のセットが終わったところだが、睡眠不足ながら演奏を楽しんだ。 あとワンセット演奏して、夜通し働いて翌朝は毬音の大好きだった人を余市のお墓まで案内して線香をあげていただく。なのでまた寝れないのだ。 でも毬音の喜ぶ魂を感じたいから頑張ろう。 まずは次のセットでハッスルだな。

マリオンの恩人でもあり、永遠の憧れの人であったドラマー永原元氏がわざわざ毬音に線香をあげに来てくれるそうです。
今頃毬音はあの世で照れながら大喜びしてるんだろうなぁ。　　良かったなぁ！毬音！
永原元氏には僕からも感謝いたします。ありがとうございます。

昨夜、唯一のリーダーユニット、EXPLOSIONの２回目の演奏だった。今回は必死に宣伝したのだが、ふたを開けてみればお客さんは３人。もう本当にお店の人にも共演者にも申し訳なく情けない。しかし内容は毬音大喜びだったと思う。毬音の供養の為の演奏にしても、２回目でもこれだけお客さんが少ないと僕の小市民性が頭をもたげ、これ以上の継続はできない。　確かに継続は力なり！とは言うが、これ以上人様に迷惑はかけられない。その辺は毬音も解ってくれるだろう。だからEXPLOSIONは終了にしようと思う。　今回は履歴書が返送されてくるよりこたえたね。　今後はひっそりと余生を生かさせてもらいます。
ライブ後の夜勤バイトがめっちゃくちゃ忙しかったので落ち込んでいる暇もなかったから少し救われている。バイト先から持ち帰った弁当をこれから毬音と食べる。

また履歴書が返送されてきた。


俺ってダメなのかなぁ・・・

　　　　　どうよ毬音！

夜勤明けて３時間ほど寝て今夜のライブに挑む。 そしてライブ追われば、また明朝九時まで肉体労働が待っている。演奏で力出し尽すと後が辛いが、演奏に手抜きは出来ない。何より辛いのは、毬音にビールを注文出来ない事。

演奏を終えてバイトへ。 やはり、この自分の状態では集中力が欠ける。これはイカン。 しかし疲労からの集中力欠如か、睡眠不足からか、単に寝起きだからかは判明し難い。 なんにせよ、演奏に支障をきたすのは感心できない。だが食って生きて行かねばならん。 少なくとも３０日の僕のリーダーライブは栄養剤まとめ飲みしてでも遂げる必要がある。 毬音が最も喜ぶ音を出さねば！

昨日夜勤労働が多忙だった。１０時間労働で休憩が１０分を２回のみという労働基準法無視の激務だ。身体はもうヘトヘト。しかし以前からの約束で、とある精神科のナイトケアでのボランティア演奏があったので１時間半ほど仮眠して演奏に出かけた。しかしまぁよく起きれたもんだ！　病院に到着して軽くリハーサルをやり一服したいところだが、そこは病院。喫煙できる場所が無い。しかし精神科病棟にはたいてい喫煙できる場所があるもので、結局患者さんにまぎれて病棟の食堂で喫煙をしていた。そこでマリオンが倶知安の病院に入院していた頃を思い出した。僕も見舞いに行っては一緒に病棟食堂の喫煙スペースで一緒にタバコを吸っていたなぁと思うと居たたまれない気持ちになった。　でも今日の演奏は僕にとって毬音にとって意味深い。眠気覚めやらぬ意識の中、入院している毬音に聴かせるつもりで演奏した。　思いのほかお客さん（患者さん）が喜んでくれた事が嬉しかった。 お盆を過ぎてテレビではいよいよ暖房器具やスタットレスタイヤの宣伝が始まった。今年は暑いので、ピンとこないのだが、やはりこれは北海道らしさなのだろう。　

昨日２１日、毬音の行きつけだったお店でのライブ。２人のボーカルとピアノ・ベース・ドラム。お客さんは７〜８人だったが、僕が呼べたお客さんは居ない。「ついで」の存在が自分なのだと思っているので、お客さんが誰を観たいか、誰を聴きたいかは考えないようにしている。ただ毬音だけが僕を僕として存在を求めてくれていたから生きて行けるのだ。　ドラムは誰が叩いてもいいわけだし。　演奏終了後、ギャラのほとんどは毬音のビール代になったが、お店からでっかい麻婆丼が振舞われた。これが僕の晩飯になり助かった。　バイトが結構肉体的にキツイのでライブの本数を制限するようにした。　しかし昨日また懲りずにハローワークで見つけた求人に履歴書を送った。まぁ世間に必要とされてない自分だから、ダメだろうが一応送ってみた。病院関係の職種だ。これが万が一決まれば、もっと肉体的に経済的に精神的に楽になるはず。　やはり人間は夜寝るように出来ているんだと実感する昨今である。

これで良いのか悪いのかわからないが、肉体労働を始めて毬音に涙する事がかなり減ってきた。それはメソメソしている時間が無い事と、疲労感からと思うのだが、これはこれで寂しい。　　夜勤勤務のバイトで曜日感覚・時間感覚がおぼろげになっている。　バイトを休むような余裕も無いので、毬音の月命日も墓参りには行けなかった。バイトで稼げるのは生活諸経費だけ、食費や遊興費までは稼げないのが現状で、更に肉体を酷使してバイトを増やす必要がある。演奏が収入につながってくれればありがたいのだが・・・　　経済的な状況を考えれば、ライブ演奏を減らしてでもバイトに従事する必要があるが、演奏は毬音と同化できる瞬間でもあるので、バイトとライブと体力のバランスを考えながらやっていかなければ。　飯を１食抜いてでも演奏をしたい。　それは毬音のためでもあり、自分のためでもある。

今夜は毎月楽しみの近所のお店でライブ。今ワンセットが終わったところ。お客さんは３人（涙） お盆で人出が少ないのだろうか？ 毎回言うが、ここでのライブは好きに演奏できるし、近所で時間を気にせず飲めて楽しい！ がしかし、今夜は夜勤バイトが待っている。だから飲めない。 でも 毬音がビール無しでライブを楽しめるわけがない。と言うわけでビールを注文。 毬音喜ぶ！ 喉が渇いたから少し飲ませてもらう。ちょっとくらいならいいだろう。 演奏後に明朝九時まで肉体労働を考えるとユウウツなので、２セットは考えないで毬音が喜ぶ演奏を心がけよう。

８月８日は僕とマリオンの入籍記念日だった。その入籍を機にお互いの本籍地を「西の河原」という霊場に移した。結婚報告の写真も西の河原で撮った。　そういった経緯があって、今日は西の河原を目的としてドライブ。朝６時前に出発。まず倶知安でマリオンと僕共々お世話になった精神科の主治医を見に行き、思い出の道を走りながら珊内に入り、かもいユースのかあさんの墓参り、そして西の河原で荒れた波しぶきを浴びながら海を眺め、轟く海の音と涼しい風にうたた寝をした。　本当に珊内は涼しく、北海道らしさを感じたが、札幌は昼の熱の照り返しなのか夜も暑く、単なる都会でしかないと思った。　帰り道に毬音の墓参りと実家を訪ねた。有意義であり、とても疲れた一日だった。