チャンカーはマリオン


 ●●●  小樽ウィークエンドジャズ「VIVIバンドライブ&アフターセッション」
小樽ウィークエンドジャズ「VIVIバンドライブ&アフターセッション」
都道府県で新型コロナウィルス感染者が一番多い北海道は昨日「非常事態宣言」が知事によって発令され、取り急ぎ今週末の外出を控えるように促された中でのライブ。
お店は久々の小樽フリーランス。この店には感慨深い思い出がある。
ニューヨークから帰国して、積丹半島の神恵内村に住み唯一の楽しみが月一度小樽ジャズ倶楽部主催のフリーランスで行われていたジャムセッションへの参加だった。 フリーランスのホームページの掲示板で毬音の存在を知り、出会うきっかけになり、毬音が初めて僕のドラムを聴いたのもここフリーランス。
毬音と入籍した時、フリーランスで当時の小樽ジャズ倶楽部の面々とお店がケーキを用意してくれてサプライズでお祝いしてくれた。
毬音逝去後、追悼ライブや、小樽のギタリスト小倉義満氏と一緒にライブを幾度もやらせてもらい、2年前の音座なまらいぶでは小倉氏を偲ぶ演奏をさせてもらった。
僕が北海道で演奏活動をはじめる原点だったと言えるフリーランスなのである。
今回は現小樽ジャズ倶楽部主催での小樽ウィークエンドジャズという企画枠で、ボーカル:ViViさん ピアノ:渡辺達士さん ベース:松永和明さんのご協力を頂き演奏させてもらった。
もらったり、安価ものを改良したりして組んだドラムセットの初めて音出しのお試しでもあった。
非常事態宣言下なので小樽の街は近年まれに見る閑散としていた。運河が新しくなって以来、こんなに人の少ない小樽は初めて見たかもしれない。
そんな中2名お客さんアリ。
僕もしみじみと店の隅々を眺めながらいろんな記憶をたどっていたが、毬音も懐かしさと久々のフリーランスでの僕の音に喜んでくれただろう。
2020/02/29 (Sat) 23:22

 ●●●  天野トリオ+ ライブ
天野トリオ+ ライブ
この日は気温が上がり雨が降って圧雪状態の道路は大変な事になっていた。
そんな中来店くださる人はほとんど無いだろうという予想だったが、案外お客さんの入ったライブ。
ピアノ中島弘惠さんが怪我で出演できなくなり、トラとして石橋マヤ子さんに入っていただき、ゲストに高校2年生の女子トランペット金澤緋彩さんを迎えた演奏。
難曲あり、ポップスあり、アレンジ入りのスタンダード曲ありの盛りだくさんのステージ。この企画では初回のライブなので、自分の中でもいろいろ課題が残ったがゲストプレーヤーはことのほか楽しんでくれたようだった。
今後このユニットの「色」をどう醸し出せるかがリーダーの天野君に期待!
2020/02/22 (Sat) 23:45

 ●●●  毬音175回目の月命日
毬音175回目の月命日
また冬将軍の襲来で真冬日の日々。
先日までの暖気のおかげで道路状況は酷い有様。
でも冬は冬らしく張り詰めた冷たい空気が好きなのである。

14日の入籍記念を現奥さんが失念してた事で、昨日の夜は寿司の出前を取り1日遅れのお祝いをした。

今日は朝からオムライスを作った。 迂闊な事にカツゲンを切らしてしまい、昨夜買い物に行きそびれたので、これから花とお供えを買いに行く。

最近自分の不甲斐なさに落ち込む事が多い。年齢のせいもあるのだが。
自分に足りないものや直すべき所に気が付いても、それを修復するには時間が足りないと思えて自己嫌悪に陥る。
今まで自分を形成したものをやり直すには遅いのである。だからこのままの自分で突き抜けるしかないわけで、あとは今世の反省を持って来世に委ねるしかない。
遠い先を見ずに、目の前にある案件をひとつひとつポジティブに捉え精一杯注力して行こう。
それが毬音にたどり着く道だと信じて。

2020/02/16 (Sun) 14:05

 ●●●  桂田トリオ+ゲスト×2
桂田トリオ+ゲスト×2
11日に終わった雪まつりの期間中、真冬日が続く厳しい冷え込みだったが、終わったとたん一気に暖気がやってきて昨日は最高気温がプラス9度まで上がった。
世間では新型コロナウィルスが蔓延し日に日に感染者・犠牲者の数が増えてただ事ではない気配を感じるのだが、身近に危機感は無かったりする。これで良いのか自問自答の日々。
積雪がぬかるみ、道によっては車のハンドルが効かない所もあったりする状況のこの日偶数月の定例桂田トリオ+ゲストのライブ。
今回の桂田トリオはピアノ桂田穂積さんと自分に、現奥さんを引き合わせてくれたベース矢木章さんに入っていただいたトリオにゲスト:ギター:小山睦広さん ボーカル:高橋智美さんを迎えてのライブ。
道路状況も悪く小雨の降る中予想以上な人数のお客さんがありがたかった。

今回はポップス系の曲や小山さんのオリジナル曲を織り交ぜたジャズ色が控えめなステージで装飾音的なプレイが多かったが、これはこれで即座に演出を考えて音にするのは楽しいものだ。

この日は巷ではバレンタインデー。我が家にとっては入籍記念日なのだが、愛猫の「さかなちゃん(本名さくら)」が便秘気味だったので奥さんは朝から病院へ連れて行き治療してもらったのだが、数日遅ければ命取りだったほど重篤だったらしい。困難な状況はなんとか打破できたようだが、この日の奥さんはその事で頭いっぱいで入籍記念をすっかり忘れていたようだ(笑)
まぁ猫が無事でなにより。
2020/02/14 (Fri) 23:23

 ●●●  トリオ ザ ノーザンライツ ライブ@ジェリコ
トリオ ザ ノーザンライツ ライブ@ジェリコ
この冬、雪不足で規模が若干縮小されながらなんとか開催にこぎつけた雪まつり初日。
韓国からの旅行者激減や新型コロナウィルス発生での中国からの旅行者激減で大打撃とテレビでは言っているが、実際ススキノを歩いていると普通に中国人は変わらず見かけるわけで、しかもマスクもしていない人も多い。 韓国語はあまり耳にしなかったから韓国人は減ったのかもしれない。 にしてもテレビで見る限り雪まつり会場での賑わいは例年と変わらないように見えた(人混み嫌いなので自分では行っていない)
今年初のオーロラトリオライブ。
暖冬気味だったのが昨日からの大雪といきなり最高気温マイナス3度と冷え込んだ事もあってか来客数は残念ではあったが、オーロラの舞いの如く変幻自在な演目もあったりして楽しい演奏だった。 お客さんが少ないと演奏者もそうだが、お客さんも気を使ったり気まずい思いをしてしまう。
そんなお客さんにさせてしまった事に申し訳ない気持ちが拭えない。
2020/02/04 (Tue) 23:28

 ●●●  2020年あけおめことよろ小山彰太3dayソロ
2020年あけおめことよろ小山彰太3dayソロ
小山彰太さんの3dayの初日は自分も参加しての「ドラパー」2日目は予定していたピアノ中島弘惠さんが怪我で本山さんに交代してのピアノとのデュオ、そして最終日は彰太さんのドラムソロライブ。この最終日を観に行ってきた。
3dayを通しで通ってくれたお客さんも居て、この夜はお客さん同士として言葉を交わす。
彰太さんのソロライブは、一昨年だったか余儀なく閉店を間近にした博多・リバーサイドで観賞以来。
彰太さんのソロライブを観て思う事は「ドラムって本当に面白い楽器だ」という事。自分もそのドラムに携わている事に感謝すると同時に可能性を広げられる事を実感さっせてもらえるのである。
そういった点で彰太さんのソロライブ観賞は、自分にとって大きな価値があるのだった。
2020/01/30 (Thu) 23:46

 ●●●  ドラパーまつり@くう
ドラパーまつり@くう
巷では新型コロナウィルスの被害が日増しに恐ろしいくらいに増加。 人を死に追いやるようなウィルスの拡散の大本はほとんど中国って所がとても気になる。

札幌市内では路線バスと市電が衝突事故を起こしたとかで、空には報道関係のヘリが飛び交い街中は酷い渋滞という中、「ドラパー」として4回目のライブ。 今回使用する自分のドラムセットは、タマ、ヤマハ、パールと各社のパーツを寄せ集めだ14インチバスドラユニットを初めて組んで試運転的な音出し。
バスドラに手を加える必要を若干感じたものの、立派にこの日のライブを務めあげてくれた。相変わらずのシンバルを多数使ったが、今回はリズム楽器だけでリズムでは無く空間的な音で「寒さ」や「冬」を表現できないか実験的な演奏をやってみたかった事でシンバルだけの演奏を考えていたので必要だったのである。

ドラパーの主催である小山彰太さんが風邪気味で少々具合が悪い所をパーカッションの宮木さんとどこまでサポートできるかを心掛けてみたつもりだが、お客さんにはどんな風に届いただろうか?
何時も客席にいてくれる家の奥さんも風邪でこの日は来れなかったので、聴く側の感想が聞けなかった。
自分の実感として打ち合わせに無い部分での各人の音の連携はとても面白かったし楽しかった。
楽器の運搬と大量のシンバルの設置等で筋肉痛は必至なり!
2020/01/28 (Tue) 23:18

 ●●●  毬音174回目の月命日
毬音174回目の月命日
毬音が逝って今日で14年と6か月、日数で5327日。
50歳を過ぎると、ほぼ確実に残された時間の方が短い。
そうすると下り坂を転がるように時の経過が速く感じる。
自分が何をして、何をし損ねてきたか?この後何ができるのか?
そんな事を考えると無力な自分に打ちひしがれる想いになる。
しかしそれが自分なのだから仕方ない。
自分風に生きてきたように、無力なまま自分風に果てるまで行くしかなさそうだ。
灯火の如く東から風が吹けば西に揺らぎ、西から風が吹けば東に揺らぐ。
でも火元が動く事は無い。それでいいのではないだろうか。

今日は奥さんが買ってきてくれたシュークリームと
オニオンコンソメスープを使ったケチャップライスを
卵で巻くように作ったオムライス。
2020/01/16 (Thu) 16:33

 ●●●  小樽ニューポート
小樽ニューポート
久々に小樽で音を出す。
初めて北海道を旅行した10代の頃からの憧れの街であり、神恵内在住時は一番近い都会だった色々と思い出の多い街小樽。

旅で知り合った人と束の間小樽を歩き、それぞれの行き先に散るさまを詠んだ僕の俳句がある。
「あとから あとから 小樽手を振る 雪降る」
この句からしても僕にとっての小樽は「雪の小樽」なのだ。
この冬は北海道全般的に雪が少なく、残念ながら小樽も例年に比べ少雪で、僕のイメージする小樽とはかけ離れた風情。
この日はニューポートというお店で、僕のドラムと店主の宮木さんのパーカッションでの即興演奏。
20分程ドラムとパーカッションの演奏を繰り広げた後、ベースとトランペットが加わってのセッション。
店主の宮木さんご夫妻と昔の小樽の話等で懐古に浸る。
僕が18歳くらいの時、旅行中の小樽で「ブラジル」というジャズ喫茶で夜明かしした話をすると、宮木さんは「ブラジル」でバイトしてたとか、昔の「海猫屋」では漫画雑誌「ガロ」を読みに行ってた話をすると、またまた宮木さんは「海猫屋」でもバイトしてたと返してくる。
宮木さんとの出会いは小山彰太さんとの共演から始まったのだが、ここまで過去に重なりがあった事を知ると必然の縁なのかと思えてきた。
と同時に小樽という街がことさら愛おしく思えてきた。
2020/01/12 (Sun) 23:58

 ●●●  男はつらいよ おかえり寅さん50
男はつらいよ おかえり寅さん50
正月のお飾りをどんど焼きに持ち込むため北海道神宮へ向かうが、駐車場待ちの長い車列に負けて、自宅近くの上手稲神社に戻ってお参り。
久々に地下鉄に乗り札幌ファクトリーの映画館へ。
この映画館は10年以上前に生前の毬音と一緒に「ディアフタートゥモロー」を見て以来。
今回は奥さんはレディースディ割引、僕はシルバー割引で男はつらいよの新作「男はつらいよ おかえり寅さん50」を観に行った。
男はつらいよの大ファンと自負する自分だが、劇場で「寅さん」を見たのは、東京で暮らしていた時友人夫妻と3人で初詣帰りと、北海道を旅行中の正月の小樽と、後1度どこかで見た気がするが、今回でわずか3〜4回でしかない。
今回は前作でもそうだったが主演の渥美清は亡くなっているし、往年の出演者の多くが亡くなっている中どんな作風になっているのか興味を惹かれた。
まずオープニングテーマを桑田佳祐が歌ったシーンだが、ネットでも酷評が多いが、酷評通りで、そもそも桑田佳祐に何の魅力も感心も無い自分には苦痛であった。
内容的には「寅さん」の生死に関する事柄をぼかしている演出は山田監督の意図した処だと思う。 「寅さん」の存在を「実在」から「記憶」に昇華させる意味ではうまく行ったのではないだろうか。
今日が劇場公開最終日だからネタバレ御免で言うと、泉ちゃんのお父さん役が寺尾聡ではなく橋爪功で、設定の人物像から大きく違っていて、「家族はつらいよ」での橋爪功の役柄に近かった点に酷い違和感を感じた。 なんだかんだ言った所で、これが「男はつらいよ」の完結なのだと思うと寂しい気持ちになった。
2020/01/09 (Thu) 23:40

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