天気予報では後志地方は猛吹雪。そんな厳しい状況の中、ドラムセットを積み込んで1人余市へ車を走らせた。
この日のメンバーは鷲見健ピアノトリオと富山から来道されたヴォーカル井野ますみさん。ベースは余市在住の森未央さん。
場所は町中から結構離れた1件屋を改装して営まれているCafe Di Lode カフェ・ディローデ。
早めに余市に到着して毬音の墓参りをと考えていたが、思いのほか余市の積雪は多く墓参りは断念。
降りしきる雪の中ドラムセットを運び入れセッティング。
19時少し過ぎにスタートした。
トリオ演奏の合間に井野さんのピアノ弾き語りを挟み、1曲はトリオ演奏をバックに歌が入る形で進行。
森さんとの演奏は久しぶりで、数年前の小樽音座なまらいぶでギタリスト・小倉さんの追悼グループで一緒に組んで演奏して以来。
井野さんは初めてお会いした方だが、実に愉快な女性で終始笑っておられた。
お客さんも大雪の中来店していただき、演奏も楽しんでもらえたようだった。
僕の出す音は普通のドラムとは概念が違うので初めての井野さんがどう受け取るかが少々気がかりだったが、喜んで頂けたようだったので一安心。
終演してセットを片付け車に積み込み札幌に戻るのだが、余市からだと神恵内に戻るという意識がまだ残っているようで、札幌方面に走る自分にかすかな違和感を感じながら降りしきる雪の中緊張しっぱなしの運転で札幌に無事到着。
冷え切った車にドラムセットを積みっぱなしが気になるが疲れているため家に運び込むのは後日にする。