チャンカーはマリオン


 ●●●  117回目の月命日
117回目の月命日
トワイライトエクスプレスに続き、北斗星も終了してしまった。

2002年2月マリオンとスウェーデン、デンマーク旅行の際、行は小樽からフェリーで新潟へ、新潟から新幹線で東京。そして成田からコペンハーゲンへ飛んだが、帰りは成田から上野。上野から北斗星に乗車して北海道へ戻ったのだが、そのアレンジをとても気に入ってくれたのだった。
それがマリオンの最初で最後の北斗星乗車だった。
僕は毬音逝去後に毬音の思い出をたどりながら再び乗車はしたのであった。

小学生の時、九州から千葉へ引っ越しの際、寝台特急さくらに乗ったのが初めての寝台列車だったが、これ以来寝台列車というより、夜行列車への憧れがあった。
北海道へ渡るには上野から急行・八甲田で青森へ行き、連絡船で北海道上陸したコースは何度となく乗ったが、連絡船が無くなってからは経済的にももっぱら長距離フェリーを利用していた。
なのでマリオンと乗った北斗星は僕にとっても本当に久しぶりの夜行寝台列車だった。

道内を走る夜行列車はとっくに消え去り、
札幌ー青森間の急行はまなすが現存する最後の夜行寝台列車になった。
利便性を求める世の中でノスタルジーは切り捨てられて寂しい気持ちになるのは、年を取ってしまったということなのか・・・


札幌の雪解けもかなり進み、今日の最高気温は10度近くになった。
今日の毬音の月命日には奥さんがお供えにとイチゴを買ってきてくれた。
イチゴとシュークリームとかっぱ巻き。そして僕が作ったオムライスが今日のお供えメニュー。
久しぶりにオムライスを手作りしたのだが、今日は何気に上手くできたのだった。

2015/03/16 (Mon) 20:02

 ●●●  トワイライトエクスプレス
トワイライトエクスプレス
2005年5月 マリオンの活性化自己リンパ球療法のため大阪へ向かう際トワイライトエクスプレスを利用した。
取れた席はシングル・ツインだったが、あまりの手狭な感じに閉所恐怖症の僕は落ち着かなかった。 急いで車掌さんにA個室は空いてないか聞いてみた。すると車掌さんはしばし考え「ひょっとするとキャンセル出るかもしれないので、ちょっと待ってください」との返答。
しばらく待つと「空きました!」と写真にあるA寝台個室ロイヤルの2人利用で取れたのだ。実にラッキーだった。

A寝台の利用は初めてだったが、B寝台(B個室)とは雲泥の差! ウェルカムドリンクは出るは、朝の新聞サービスはあるは、資本主義の格差を垣間見たのだった。

このトワイライトエクスプレスが大阪に到着した時、大阪駅は騒然としていた。それは3〜4時間前にJR福知山線脱線事故が発生したばかりだったからだった。

それからウィークリーマンションにて3か月間治療に通うのだが、1か月ほどでマリオンの状態が危なくなり、混濁状態に陥った。
治療中途で断念して北海道に帰ると決めた時、マリオンに帰る事を告げると、混濁状態の意識にも関わらず「トワイライトエクスプレスに乗りたい」と言うのだった。
急いでJRに問い合わせたところ、やはりトワイライトエクスプレスのチケット入手は簡単ではなく、マリオンの希望を叶えてあげられないのが悲しかった記憶が強く残っている。 
結局フェリーで北海道に戻ったのだが、もう一度マリオンをトワイライトエクスプレスに乗せてあげたかった気持ちはいまだにあり、そのうち毬音の魂と今の奥さんと一緒にトワイライトエクスプレスに乗れる日を期待していたのだが・・・
今日がトワイライトエクスプレスの最後の運行との事。
乗車はもうかなわない夢となってしまった。

良くも悪くも、何もかもが消失して行くのが時間の流れなのだ。
          諸行無常也
2015/03/12 (Thu) 17:38

 ●●●  ギタリスト秋山一将氏
※残念ながら写真無し
ジェリコへライブを聴きに行く。
ギター:秋山一将 ピアノ:中島弘惠 ベース:秋田祐二 ドラムス:小山彰太
中島弘惠さんは、僕のユニット「想」のメンバーであり、秋田さんには時々お世話になっている知った仲である。

秋山さんと会うのは30数年ぶり。 秋葉原にあったホットミュージックスクールで古澤良次郎氏についていた頃、秋山さんからいろいろとアドバイスを頂いたり、おさがりの服を頂いた事もあった。
秋山さんから頂いた洋服でのエピソードがある。
派手な緑色したジャケット(秋山との刺繍も施してある立派なもの)を頂いた。 それを友人の結婚式に着て行ったのだが、記念撮影の際、カメラマンから「こちらへ」と指示されて座った席は新郎の席だった(爆)
それほど派手で目立つジャケットだった。

小山彰大さんは生前の古澤さんからよく話を聞かされていた。
古澤さんが小山さんに「お前の好きなドラマーって誰よ?」と訊ねたところ、小山さんは「小山彰大です」と答えたそうな。
それが古澤さんはかなり気に入っていたようで、あいつはすごいよ!と笑っていた。
そんな彰大さんともやっとまともにお話をする機会に恵まれたのだった。
なんと言っても山下洋輔トリオでの圧巻な演奏を知る僕にとっては、憧れでもあったわけで、この日のライブは実に有意義だった。

秋山さんも気分が乗っていたのか、曲数も多く長い演奏だった。終えた後僕のところへ来て「長くなっちゃった」と微笑んでいた。

とても素敵な時間を過ごせたライブでした。
2015/02/28 (Sat) 23:59

 ●●●  Explosionマイナスワントリオ@くう
Explosionマイナスワントリオ@くう
ギター池田伊陽氏が都合で出演できず、エクスプロレーションのピアノトリオでのライブ。

以前 池田さんの肉親の御不幸で急遽トリオで演奏した事があり、エクスプロレーションマイナスワンのピアノトリオ演奏は二回目になる。

今日は昼間にはプラス5度になるほど2月と思えない気温になり雪解けが進んだようだ。

気温も高めで外出も楽だから人出も増え来客もと微かに期待するが、フタを開けてみれば、来客数より出演者が多いと言ういつもと変わらない状況だった。

目覚めた時から風邪気味で、体調がすぐれなかった。演奏は十分楽しんだが、毬音好みのカオスな音出しが集中力を要し、終えた時は疲労困憊。
自分の演奏は音的にあまり満足できるものではなかった。

今年はすっかりライブ数が減ったにも関わらずこの客入り! 流石だな、オレ(┳◇┳)
2015/02/19 (Thu) 23:59

 ●●●  116回目の月命日
116回目の月命日
この冬は週末が荒れて飛行機やJRに乱れが出ているが、札幌の積雪は少ない。おかげでベランダの雪下ろしはまだ1回しかしてない。 しかし網走などの道東は記録的な大雪に見舞われているようだ。

マリオンは一度だけ僕の帰省に付き合い北九州を訪れた事がある。 2004年の1月、11年前の事だった。 その時の北九州は記録的な大雪で車道は圧雪アイスバーン状態でなんら北海道と変わらない風景・状況だった。
そんな帰省で揚子江の豚まんの溢れる肉汁に僕もマリオンも苦戦しながらおいしく食べたのだった。

今日の月命日に先々週帰省した際に買った揚子江の豚まん(ミニまん)をお供えした。さぞかし毬音も懐かしく食べてくれただろう。

今日のオムライスはドライカレーのオムライスにしようかな
2015/02/16 (Mon) 13:59

 ●●●  バレンタイン
バレンタイン
先日のバレンタインデーで、現奥さんと入籍してまる三年。

毬音を喪って数年間はすぐに死んでも良い、早く死ねたらとしか思考が働なかったが、今は奥さんと猫を残して死ねないと思える。

この暖かな状況に深く感謝!
2015/02/15 (Sun) 16:52

 ●●●  帰省2・納骨
【ここでも写真無し】

何も観光ができなかった阿蘇。
北海道でも味わえないくらいの雪での惨敗感を味わった阿蘇。
奥さんの結論
1:冬の阿蘇は寒い。
2:レンタカーを借りるなら金を出し惜しみせずにスタットレスタイヤのオプションを付けろ。
3:九州でも雪は積もる。
良い思い出も無いままに奥さんは翌6日一人で札幌へ帰った。
留守番している猫を放置できるのは2泊が限界だろうと、いつも奥さんは2泊で帰る羽目になるのだ。

小倉駅で奥さんを見送り、実家へ行く。
母と弟と3人で去年墓を閉じた事でお寺に預かってもらってた我家系数人のお骨を最近完成した納骨堂に収めるため、お寺に向かう。
古びた骨壷を新しい骨壷に移すのだが、僕は僕の父のお骨を躊躇なく素手でまだ形として残っている骨を選別しながら新しい壷へ収めていく。
弟は弟の父のお骨を全別して新しい壷へ収める。
僕の父のお骨は、墓から出した時は壷の中が水浸しだった事で、酷く湿気ったお骨だったので、生乾きのコンクリートを触った後のような手になった。

住職の奥さんは僕の中学時代の同級生である事もあり、納骨を終えるとありがたい事に、住職の奥さんが家まで車で送ってくれた。

これで今回の帰省での重要な要件は終わったが、日曜に弟が北九州マラソンに出場する。それを母は見たい応援したいと言うので付添うつもりでいたが、僕の仕事の関係と、札幌では雪まつりの最中と言う事から日曜だけがたまたま安値のチケットがあった事で、弟の完走を見届けずに帰る事になるのだが、時間的に応援する母への付き添いはギリギリ間に合うかどうかと行ったところだ。
明日(今日)は朝に少し仕事をしなければならないが、それが終わったら実家へ行って、モバイルWi-Fiルータでのskypeを母に指導しなければ・・・

母は今年80歳になる。
2015/02/07 (Sat) 1:12

 ●●●  帰省1・阿蘇からの脱出
【今回は写真無し】

4日の飛行機で札幌を離れ、博多から熊本へ。熊本で夏タイヤ仕様のレンタカーを借り阿蘇・内牧温泉で宿泊。京間の畳と思えるほどの広い部屋で8畳と6畳、その2間に渡って廊下のようなサンルーム。入口スペースも畳4畳敷に板の間があり6畳はありそうなだだっ広い部屋に宿泊。建物としてはかなり古そうで、風呂はこれまた広いタイル張りの寒々しい風呂だった。しかし無料での貸切露天風呂に浸かったので部屋風呂は未使用。
翌朝は朝から雪がちらついていた。曇天で見えない阿蘇山を目指し走るも、途中の積雪で断念。一路矛先を変え気になっていた宝来宝来神社へ向かう。到着して唖然。神妙さ重厚さを微塵も感じさせない手作り感満載のある意味アミューズメントパーク的な神社だった。 探偵ナイトスクープのパラダイスシリーズで桂小枝が食らいついても遜色ないほどのオーラを発していた。
そこから一路宇佐を目指す。うちの奥さんが気に入ってもう一度行きたいと言っている宇佐神宮を参拝し、宝来宝来神社のまぐれ当たり的な運気に格式を重ねようという腹積もりだった。
しかし冬の阿蘇は甘くなかった。途中まで日差しの中快適に走れたやまなみハイウェーだったが、途中から吹雪になり、九重連山超えに至る道では唐突に積雪の道になり、ノーマルタイヤが空回りしだした。これ以上進めないと少し引き返しスタンドでチェーンを装着してもらう(有料)。これにて北海道と違わぬ雪道を猛進。途中スリップして止まった車を何台も尻目に峠を超えた。峠を降りたと思った所でチェーンを外すのだが、これに散々苦労した。
しばし走るも再度山道に差し掛かり積雪状態。 今度は自力でチェーンを装着するのだが、走行するとチェーンが車体にぶつかる音がして、付け直すハメになる。結局付けて走っては止まって付け直し走っては止まって付け直しと数度くり返す事し疲労はマックス。奥さんはその都度車外に出て寒さに凍える。
八方塞がり状態に絶望感を感じながら近くのスタンドのおばさんに他に道がないかを聞く。
おばさんは考え遍き抜け道を提案してくれたのでそれに従う事に。
そしてどうにか大分道に出て高速を走り宇佐に着くが時間的にレンタカー返却時間を考えると立ち寄る時間は皆無。そのまま小倉を目指して走る。しかし途中何度も降雪に合いながらもノーマルタイヤで切り抜けられた。
カーナビの指示に逆らいながら自分の勘を頼りに目的地を目指す。ようやく北九州自動車道に出たので乗るが、途中猛烈な降雪でみるみる路面は白くなっていく。これはノーマルタイヤでは危険すぎると判断し苅田あたりで高速を降りわけのわからない道をひたすら走る。
なんとか小倉の文字が見えてきて、標識に従い走りどうにかレンタカーを返却できた。
それから先に送っていた荷物を受け取る必要もあるので、疲労困憊体を鞭打ち実家へ向かう。
東京からやはり降雪で大幅に飛行機が遅れた弟が、我らに遅れて実家に到着。
家族が揃ったのも束の間で疲れていたので早々にタクシーで宿に至った。
2015/02/07 (Sat) 0:29

 ●●●  115回目の月命日
115回目の月命日
新年に入って、雪の日と暖かい日が交互に訪れるおかげで自宅ベランダの雪下ろしはまだ必要無く助かっている。
しかし道路は溶けたり凍ったりを繰り返すと非常に危ない状態の路面になるのが厄介。

さて久しぶりに毬音の月命日とライブが重なった。
メンバーは古舘賢治:G 大久保太郎:B と ゲストVo阿部智子 場所は琴似のDeeDee
阿部さんとは初めての共演。

音に祈りを籠める意味合いでは理想的な月命日の迎え方と思うのだが、
オムライスは冷凍モノという手抜きになってしまう自己嫌悪と言うか罪悪感は否めない。

毬音が喜ぶような演奏を届けたいが、今回は歌がゲストで入っていたので、どこまで毬音好みのぶっ飛び演奏ができたかわからないが、祈りは音に乗って届いたと信じている。
阿部さんには毬音の好きな曲サニーを歌っていただいた。

帰りの路面はツルッツルで40キロ以上出せなかった。


2015/01/17 (Sat) 6:38

 ●●●  114回目の月命日
114回目の月命日
先週末から冷え込んだ連日の真冬日は今日プラス4度まで上がると天気予報は伝えていたが、外は吹雪き。
昨日1日で40センチ近い積雪になったものの溶けるだろうとの予測も外れそうだ。

本日の月命日、またもや奥さんがオムライスを作ってくれた。
そしてそのオムライスが美味かった!! 感謝 感謝。

今年もあと2週間ほどで終わる。
なんとも早いものだ。
2012年にこの世が終わると信じ、それを目指してたにも関わらずすでに2年過ぎてしまったが、毬音にオムライスを作ってくれる奥さんと小ざかしいwネコに囲まれ現状は恵まれていると実感している。
ただ日本の先行きは暗黒でしかないと思える現実には気がつかないふりをするしか無いのだが・・・・

今朝も結露した窓が凍っていたが、それも溶けているのを見ると気温はそれほど下がってはなさそうだ。
2014/12/16 (Tue) 12:58

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