チャンカーはマリオン


 ●●●  Explosion@くう
Explosion@くう
天気予報は地味にずれ、1週間前の予報では晴れだった今日だが昨日の予報では午後は雨。昼間は強風が吹いていたが夜には幸いおさまった。
池田伊陽(g) 石橋マヤ子(p) 小田島 茂(eb) のメンバー「エクスプロージョン」のライブ。
天気もあるが3連休初日で客足が気になったのだが、池田氏の奥さんと友人、うちの奥さんの3名が来店。 吟弘勘定のイチ・ニイ・タクサン で言えば沢山の来客となる。

益々自由奔放な演奏になってきて、演奏する曲が何処へ飛んでいくのか計り知れないので演奏中は気が抜けない。 演奏しながら構築する楽しみと緊張感と集中力。 その分演奏が終わった時の開放感はひとしおである。
この手の音は毬音が大変気に入っている類であり、エクスプロージョンでの音は祈りとなる。 一方 想での音はバンド名そのものの想いなのだ。

明日は小樽・音座なまらいぶに参加させてもらう。
友人だった故・小倉義満氏の発起したこのイベントを継続してもらいたい想いを込めて演奏させていただく。
2013/10/12 (Sat) 23:32

 ●●●  本日 父・竹彦の命日
本日 父・竹彦の命日
実の父は僕が生後半年で逝去。その後の育ての父が交通事故で亡くなったのが1980年10月5日。 もう33年経つ。
当時は実家が千葉にあり、僕は大阪で暮らしていたから臨終には間に合わず帰宅したら棺に納められていた。秋風に金木犀の匂いが紛れ辛い気持ちが幾分和らいだ記憶がある。

それ以来、金木犀の匂いは父の葬儀を思い出していたが、北海道には金木犀が無いのでついうっかり忘れてしまう事がもっぱらだった。
遺影も飾ってないけれど気持ちだけでもと花をお供えする。

思えば僕もそろそろ父の享年と同じ年になる。
こんな自分でいいのだろうかと考えてしまう。
2013/10/05 (Sat) 12:32

 ●●●  想@くう
想@くう
しばらく一時的な降雨しかなかったけれど、今日は1日曇天小雨。しかし肌寒さは無く空気は湿気を含んで少々不快。
今夜はここのところ月1でコンスタントにライブを行えているユニット「想」のライブ。
メンバーは古舘賢治:ギター 中島弘恵:ピアノ 本間洋祐:ベースのオリジナルメンバーによるインスト演奏。
雨天の中来店いただいたお客様は本当に感謝。(‐人‐)
想の活動は6〜7年に及ぶが、今夜初めてジャズのスタンダードを演奏。これはとても新鮮だった。 有り難い事に各メンバーが素晴らしい事もあり、想での僕の分担は「演出」に徹しているつもりだが、これがまた実に楽しいのだ。 自画自賛かもしれないが、この夜の想はとてもいい演奏だったと思う。

実は2〜3日前から左手首に激痛が走る。押さえたり特定の動きで痛みが出るわけではなく、何気に動かした拍子に痛みが走る。これで演奏できるのかと不安ではあったが、演奏中はすっかり忘れて何事も無かった。そのうえ演奏後は痛みが消えていた。
僕には演奏はいろんな意味での薬なのかもしれない。
2013/09/30 (Mon) 23:55

 ●●●  ライブ@毬音お気に入りのジェリコ
ライブ@毬音お気に入りのジェリコ
すっかり秋の気候になり、朝晩は肌寒くもあるこの頃。
昨夜は奥山文子(p) 菅原実(sax) 矢木章(b) 大村吟弘(ds) ゲストボーカル藤田実季子とのメンバーで毬音お気に入りだったお店ジェリコでのライブ。
この編成バンドでボーカル入りは初めて。
歌が入ることで心構えがちょっと変化する。それは歌い手さんがどれだけ感情移入できるか盛り上げ役に徹する事。
本来のドラムスの役目はリズムキープなのだろうが、僕は演出との意識が本筋になるのだ。 これは歌に限らず楽器演奏の共演者に対しても同じで、ソロを取っている人の琴線にどれだけ触れられるかが僕にとっての本題として演奏している。
それが歌となると歌詞がある分具体性が出てくるので、より繊細に敏感に対応する必要を感じている。

1回のセットでの演奏曲の並び方で全体的なイメージを頭の中で創る。使うスティックの形態やスタイルをイメージして1回のステージ全体の流れを予想する。 ジャズにはありがちなハプニングやアクシデントも想定する。演奏中に意図的に当初のイメージを崩し新たに築きあげるのも醍醐味のひとつ。
それがうまく連携した時の充実感はひとしおだ。

最後に演奏したアフロブルーはイメージを崩した中での充実した時間だった。

演奏は楽しい!
毬音も満足だったと思う。
2013/09/27 (Fri) 6:04

 ●●●  毬音99回目の月命日
毬音99回目の月命日
蒸し暑い夜が明けると、冷たく湿った風が吹く込むひんやりとした朝になった。 雨の中近所の神社のお囃子がかすかに聞こえてくる。
去年の今頃は異常な蒸し暑さに悩まされていたが、今年は8月こそうだるような蒸し暑さに泣かされたが、今年はまだマシだろう。

毬音の月命日もついに99回目。 来月は3桁に入る。
毬音と一緒に居れたのは48ヶ月ほどだったから、喪ってからの期間が倍を超えてしまった。
今の奥さんに対して毬音を思い出す気持ちを持つ事に若干の後ろめたさを感じつつも、記憶が残っている限り思い出すのは当然でありわけで、毎月16日にオムライスを作らせてもらう部分で許容してもらえるのはありがたい。

最近の自分はネガティブ志向が強く、それに抵抗しながら過ごす毎日。しかし自己肯定できる素材も少ないところからいつ負のスパイラルに巻き込まれるか不安な日々が続く。
そろそろ自分のためではなく、人のために生きる事を考えたいが、すべてにおいて余裕の無い自分に気づく。これがまたネガティブを生んでいるのだ。

今日のオムライスはどんなオムライスにしようか?

2013/09/16 (Mon) 12:39

 ●●●  ボランティア演奏
ご近所にある老人福祉施設でのボランティア演奏。メンバーは小樽・音座なまらいぶ時のバンド「大奥章」と同じメンバーのピアノトリオ。
今まで障がい者施設や精神科病棟でのボランティア演奏は経験あるが、老人の施設は初めて。 ジャズに興味を持っているかは老若男女は関係なく計れるものではないが、年齢的に戦争時のジャズは敵国文化として受け取られていた音楽にどう反応するのかが気になった。
集まってもらえた人数はかなりの数で、こんなに大勢の前での演奏は本当に久々だった。
用意した曲もゴリゴリのジャズではなく、枯葉、月の砂漠、i love you poggy、こきりこ節と日本の曲も交えた事が幸いしたのかすこぶる好評だった。
この施設の理事長が実は我が家の大家さんであり、階下の住人が大家さんの妹さんで施設の世話もしているらしく、一気に我が家は町内に溶け込んだ気になったのだった。
とにかくジャズへの固定概念を持たない人たちの前で演奏すると、受けた音そのものの正直な反応がうかがい知れて大変勉強になる。
この機会を作ってくれたうちの奥さんとお付き合いくださったベースの矢木さんに感謝。
今後も年に何度か定期的に演奏することになるかもしれない。
2013/09/05 (Thu) 23:13

 ●●●  explosion@ジャムジカ
explosion@ジャムジカ
じめじめと暑い今年の夏もようやく落ち着き、朝晩は肌寒さも感じるようになった。
テレビではスタットレスタイヤは暖房器具のコマーシャルが流れ始めてようやく平年と同じ季節感を感じられた。 ただ、ここしばらくの荒れた天気にはおののく。こないだの雷雨はすごかった。
今日も午前中は晴れていたものの午後から曇天 夜には雨という目まぐるしい天気。

久々にエクスプロージョンのメンバーが全員揃ってのライブ。しかもジャムジカ出演は初! ジャムジカの色にはちょっとそぐわないと思えるエクスプロージョンの音ではあるが、お客さんの層を広げようとの思惑からの自分の中での冒険でもあった。
その冒険は完敗に終わった。
長く続けているこのバンドだからこそ生まれる音もしっかり出せて新曲も2曲演奏。内容的には毬音も大喜びのカオスであり且つ良いものになったと思うのだが、来客数は2名。
メンバーとお店、そして来て頂いた二人のお客さんにも申し訳ない気持ちでいっぱいになり、帰り道ではひどく落胆。
あと少し入っているライブスケジュールを消化したら、自分のリーダーライブはもうやらない方向に。。。。。
表現したいものは沢山あるけれど、これ以上迷惑はかけられない。

出るのはため息ばかりだ。
2013/08/29 (Thu) 23:58

 ●●●  毬音98回目の月命日
毬音98回目の月命日
今年の夏は暑い。北海道も以前のようなカラッとした暑さより蒸し暑さが多くなった。
とは言え東京や大阪などの東北以南の猛暑に比べれば過ごしやすいのかもしれないが、猛暑の中ではもう暮らす気にはなれない。
世間ではアベノミクスとかで経済成長が見て取れるような事を言ってはいるが、我が家は収入が減り厳しい状況に。
常に閉塞感と戦いながら生きているのが正直なところだ。

毬音の月命日も98回目になる。
毬音が手術明けに食べたがっていた梨だったが、まだ固形物摂取が許されてなかったので、僕が梨を潰して果汁を舐めさせた思い出から梨をお供えにおいていたが、
この暑さのせいで梨も傷みかけている。
あとは先日 母から送ってきたブドウをお供え。今日は正統派のオムライスを作る予定にしている。

先行きの不安はもとより、現在の意義を見失いそうな不安はつきまとう。
2013/08/16 (Fri) 12:03

 ●●●  菅原カルテット@アフターダークカフェ
菅原カルテット@アフターダークカフェ
北海道らしからぬ蒸し暑さの中、札幌駅北口周辺からお店のある南2条西8丁目まで歩く。
大通り公園では恒例のビアガーデンがオープンしていて、公園としての機能をまったく為さず、通行人にはとっては迷惑以外何者でもない。
毬音なら「ここらで一休み」とビールでもあおるところかもしれない。僕は昨夜のライブ後に飲んだ1杯のビールが、帰り道の最中に急に貧血をおこし、家についてもしばらく立てなかったので、しばらくビールはひかえる事にした。

さて3ヶ月に1度の定例ライブ、メンバーはリーダー菅原実(sx) 石川良太(p) 矢木章(b) 演奏開始の頃は3名程度の客入りが途中からなんとかカッコのつく程度は入った。
演奏で思いついた自分なりに「新しい音でアプローチしてみた。オーディエンスにはどう響いたかわからないが、この新しい音は共演者に依存する部分も大きいので慎重に扱う必要があるかと・・・
まぁ毬音が喜びそうな音ではある。

さて、8月は1本しかライブは入っていない。しばらくのんびりするかな。
2013/07/30 (Tue) 23:58

 ●●●  大野智子サッポロトリオ@くう
大野智子サッポロトリオ@くう
ニュージャージー在住でニューヨークを拠点にアルゼンチンも範疇に活動の輪を広げ、ヨーロッパやアジアでの活動までこなす大野智子が3年ぶりに札幌へやってきた。
今回 室蘭周辺の大雨に当たってしまい、函館から札幌まで鈍行乗り継ぎ8時間以上かけて前夜遅く札幌到着。そんな疲れも見せず当日昼間はファーナム家と僕と僕の奥方でジンギスカンを食いに行く。彼らの食欲はさすがアメリカン。出てきた注文の量を見て食い切れるかと心配してたのだが、完食!
食事中ファーナム家の子息ウリ君とフェイスブック仲間になる。
札幌ではファーナム家はゲストとしてとりなすつもりが、ジンギスカンの食事代は僕らの結婚祝いだからとご馳走になってしまった。昔からそうだが、大野には本当に世話になりっぱなしだ。
 
夜には演奏前にファーナム家はラーメンを食べに行くが、流石に僕は羊肉でまだ満腹だったので遠慮した。
そして演奏開始。大野のパワフルなMCと演奏は食に有りと実感。
彼女のご主人アレン・ファーナム氏も1曲演奏を披露してくれた。
僕にとってはニューヨーク在住時代、アレン氏がホストを勤めるジャムセッションで何度と無く一緒に演奏させてもらった経緯もあり、彼の音に懐かしさを感じながらもあの頃を回想させてもらえた。
大野智子氏とは彼女がアメリカに嫁ぐ前はほぼ固定のトリオとして長らく演奏していたが、あの頃からすると断然音はアメリカナイズされよりパワフルになっている。
とにかく大野やアレン氏と一緒に演奏できることは勉強になる。

また来年も来てくれるだろうか・・・・
2013/07/29 (Mon) 23:59

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