すっかり秋の気候になり、朝晩は肌寒くもあるこの頃。
昨夜は奥山文子(p) 菅原実(sax) 矢木章(b) 大村吟弘(ds) ゲストボーカル藤田実季子とのメンバーで毬音お気に入りだったお店ジェリコでのライブ。
この編成バンドでボーカル入りは初めて。
歌が入ることで心構えがちょっと変化する。それは歌い手さんがどれだけ感情移入できるか盛り上げ役に徹する事。
本来のドラムスの役目はリズムキープなのだろうが、僕は演出との意識が本筋になるのだ。 これは歌に限らず楽器演奏の共演者に対しても同じで、ソロを取っている人の琴線にどれだけ触れられるかが僕にとっての本題として演奏している。
それが歌となると歌詞がある分具体性が出てくるので、より繊細に敏感に対応する必要を感じている。
1回のセットでの演奏曲の並び方で全体的なイメージを頭の中で創る。使うスティックの形態やスタイルをイメージして1回のステージ全体の流れを予想する。 ジャズにはありがちなハプニングやアクシデントも想定する。演奏中に意図的に当初のイメージを崩し新たに築きあげるのも醍醐味のひとつ。
それがうまく連携した時の充実感はひとしおだ。
最後に演奏したアフロブルーはイメージを崩した中での充実した時間だった。
演奏は楽しい!
毬音も満足だったと思う。








